物を投げる子どものイライラはこうして解消!叱るのではなく行動を遊びに変えればいい

物を投げる子供のしつけ1歳〜4歳くらいの子どもはよく物を突然投げたり落としたりします。

そのことで困ったり、「もう、やめて〜!」と思わず叫んでしまう親御さんは多いのではないでしょうか。

「物を投げる」ことは、子どもにとったら、腕の筋肉の発達や投げたものがどうなるのかを知ること、距離感をつかむことなど、様々なことを獲得するのに必要な行動なのかもしれません。

でも親の方としては、子どもに物を投げられたら困ることが多いです。

困るけれど、その行動を遊びに変えて、親子共々、ストレスを減らす方法をご紹介します。

川へ石や棒を投げに行く

子どもと出かけられる範囲内に川があったら、石や棒を投げに行きましょう。

特に1〜2歳くらいの子どもは、2時間でも3時間でも投げ続けます。公園では石を投げたら危ないので「投げないで!」となりますが、川に向かって投げるのは安心して見ていられます。

投げるものも沢山あるので困りません。時間が許す限り、できれば子どもが自ら投げるのをやめるまで見守ってみましょう。

投げるだけでなく川に入ってしまうかもしれないので、着替えや替えの靴、タオル、濡れたものを入れる袋を持っていくことを忘れずに。

家の中で、紙や布など柔らかい素材のものをたくさん用意する

幼児期にオススメな遊び方新聞紙や広告をただ丸めただけのもの、お手玉、古い靴下を丸めたもの、スポンジなど、人に当たっても痛くない柔らかい素材のものを、たくさん用意します。

それを投げ入れる少し大きめのカゴを用意したり、子どもが投げる方向に目印の絵を描いた紙を貼ったりしてみましょう。

2歳以上の子どもには、紙飛行機をたくさん折って渡すのもいいでしょう。投げて散らばったものをカゴなどに集めるのは、歌を歌いながらなど、子どもと一緒に楽しみながら。

家の中で子どもが投げてもいい物と環境を用意すると、子どもは喜びますし、親は怒らなくて済むので一石二鳥です。

子供の気持ちの切り替え方

大小様々なヨガボールや風船を用意する

子どもはボールや風船が大好きです。ヨガボールは柔らかく家の中でも公園でも使えますし、風船は屋内で遊ぶのにはもってこいです。ヨガボールは100円均一の店でも売っていて、ネットでは滑りにくい素材で子どもも掴みやすいようなものも売っています。

風船は、100個入り800円くらいで売っているものもあります。

子ども一人につき1〜2個でも十分喜んで遊びますが、まとめてたくさん買っておけば、お友達が来た時にも気兼ねなく渡して遊べますし、好きな色を自由に選ぶ楽しみも増えます。

また、膨らませた風船に油性マジックで顔などの絵を描くと、子どもたちは皆喜びます。

子どもが自分で描いて楽しむこともできます。

膨らませた風船の口を結んでしまわずに手で塞ぎ、パッと離した時に思いもよらない動きをしながら飛んでいくのを、子どもはとても喜んで追いかけます。

幼児だけでなく、低学年の小学生でも喜ぶでしょう。

まとめ

普段の生活の中では、ほとんどのものが投げてはいけないものです。

つい「投げちゃダメ!」「投げないで!」と言ってしまいます。

でも、子どもがする行動の中には、きっとそれなりの理由があるはず。

子どもの「投げたい」気持ちを大切にした上で、投げるものによっては危なかったり怪我につながったりすること、「どういう場所で、何だったら投げていいか」ということを、日頃から子どもによくお話ししてみて下さい。

危ないものを投げそうになった時には、ダメと言う代わりに「それは危ないから元の場所に戻してね。」と言い方を変えたりしてみてください。

それに、「こんなに投げることが好きなんだから、このままいけば、もしかしたらメジャーリーグの投手になるかも?!」と思うようにすると、「投げないで!」と言わずに出来るだけ投げられる方向で考えるようになるかもしれません。

いつもは難しくても、時には思いっきり何かを投げられる環境を用意してみてはいかがでしょうか。