東京都市大学付属中学校を受験するなら知っておきたい!合格のためにすべき事

東京都市大学付属中学

東京都市大学付属中学校は、1951年に創立された中高一貫の男子校です。東京都市大学の付属校となり、大学とともに「公正・自由・自治」を建学の精神として掲げています。

今回は、東京都市大学付属中学の学校の特色、偏差値や倍率などの受験情報、そして合格のために必要な試験の傾向と対策についてご紹介します。

東京都市大学付属中学校の特色

東京都市大学付属中学校は、高等学校からの生徒の募集を行わない完全中高一貫校です。中学1年から高校3年までの一貫した6年間の教育によって、大学受験へとつなげていきます。

また、大学受験だけを目的とするのではなく、社会貢献を視野に入れた人間となるための教育が掲げられています。6年間の中で、身近な社会や勤労、職業について理解し、それらと自分の勉強との関係を考え、大学受験へつなげるというプログラムが特徴です。

6年間のカリキュラムは前期、中期、後期に分かれています。

中学1年2年が前期、中学3年高校1年が中期、高校2年3年が後期となります。このうち前期の中学1年2年で、中学3年間のカリキュラムが終了し、高校2年までで高校の課程がほぼ終了するなど、全体として先取りのカリキュラムが組まれています。高校3年からは志望大学別にコースが分かれます。

中学校の間では、理科の授業とは別の科学実験の授業が週に1回設けられていることが特徴です。記述のレポート提出もあり、実験に慣れるだけでなく論理的な記述力の養成も行われています。また、高校1年で中期修了論文があるなど、特徴的な教育内容となっています。

授業内容は、教科書に沿った内容というより、全体的に自分で答えを出すことに重点が置かれています。

学校の沿革

東京都市大学付属中学校は東京都市大学の付属校となります。東京都市大学の前身は武蔵工業大学で、その前身は1929年に創設された武蔵高等工科学校となります。

1951年に、東京都市大学付属高等学校の前身となる武蔵工業学園高等学校が設置され、1953年には武蔵工業大学付属高等学校に改称され、1956年には武蔵工業大学付属中学校が設立しています。そして2009年に、現在の校名となる東京都市大学付属中学校・高等学校に改称されました。

施設

主な施設は、グラウンド、アルママタ・ホール、化学実験教室、物理実験教室、生物実験教室、技術科教室、家庭科教室、カフェテリア(食堂)、シアター、PC教室、体育館、メディアセンター(図書館)、トレーニングルーム、柔道場、第1音楽室があります。実験室をはじめ、様々な施設が充実しています。

進学先

2018年の主要大学合格者数は、主な国公立大学では首都大学東京が8名、東京工業大学が6名、一橋大学が3名、主な私立大学では早稲田大学が49名、上智大学が27名、慶應義塾大学が32名となっています。全体として私立大学の方が多い傾向が見られます。

東京都市大学付属中学校は、6年間の完全中高一貫の中で、特に社会的な視点で大学受験を捉える教育方針があります。早い段階で将来を見据え、大学受験を将来への過程とした教育が行われ、進学実績も豊富となっています。

学校周辺の環境

東京都市大学付属中学校は、小田急線の成城学園駅南口から徒歩10分となっています。また、東急二子玉川駅から玉07系統・成城学園前駅行きのバスで、20分でアクセスが可能です。停留所は東京都市大学付属中高前となります。

東京都市大学付属中学校の受験情報

試験日

第1回入試:2019年2月1日

第2回入試:2019年2月2日

グローバル入試:2019年2月2日

第3回入試:2019年2月4日

第4回入試;2019年2月6日

帰国生入試は2019年1月6日です。

募集人数

東京都市大学付属中学校の入試は、最難関国公立大のⅡ類、難関国公立大のⅠ類の2種類があり、受験生は出願時にⅡ類かⅠ類かを選択します。Ⅱ類の募集定員は男子約80名、Ⅰ類の募集定員は男子約160名です。グローバル入試と帰国生入試の場合は、Ⅱ類、Ⅰ類ともに募集定員は男子若干名となっています。

第1回 第2回 第3回 第4回
Ⅱ類 約40名 約20名 約10名 約10名
Ⅰ類 約80名 約40名 約20名 約20名

Ⅱ類で受験した場合にⅡ類の合格点に達していなくても、Ⅰ類の合格点に達していればⅠ類で合格となります。また、Ⅰ類で受験した場合でもⅡ類の合格点となっていればⅡ類で合格でき、入学手続き時にⅡ類かⅠ類かの選択を行います。さらに、Ⅰ類で合格したまま、その後の入試をⅡ類で受験できるシステムもあります。

試験科目と配点

試験科目と試験時間、配点は受験日程によって違います。

第1回の受験科目

4教科型と2教科型に分かれています。4教科型と2教科型のいずれも、国語と算数の試験時間はそれぞれ45分、配点はそれぞれ100点満点です。社会と理科の試験時間は2科目合わせて45分で、配点はそれぞれ50点満点です。

4教科型と2教科型のいずれも、全員が国語と算数の2教科で合否の判定が行われます。4教科型の受験生は、2教科の判定で合格できなかった場合に4教科で合否の判定が行われるという特徴があります。

第2回、第3回、第4回の受験科目

国語・算数・社会・理科の4科目で受験します。国語と算数の試験時間はそれぞれ50分、配点はそれぞれ100点満点です。社会と理科の試験時間はそれぞれ40分、配点はそれぞれ75点満点です。

グローバル入試の受験科目

英語、算数、作文(日本語)となり、英語と算数の試験時間は50分、作文は40分です。算数は一般入試と問題が同じで、配点も算数と英語はそれぞれ100点満点です。

帰国生入試

A方式とB方式に分かれます。A方式は国語型が英語・算数・国語・面接で、作文型が英語・算数・作文(日本語)、面接となります。B方式は2教科型が国語・算数・面接、4教科型が国語・算数・社会・理科・面接となります。いずれも、国語・算数・英語の試験時間は45分、配点は100点満点です。社会と理科は2科目で試験時間45分、配点はそれぞれ50点満点です。

東京都市大学付属中学校の偏差値と倍率

偏差値

東京都市大学付属中学校の偏差値は、80偏差値で53となっています。

倍率

平成30年度の受験者数は一般入試が1643名、合格者数は916名です。倍率は1.8倍になります。また、Ⅱ類の倍率は1.3倍、Ⅰ類の倍率は2.5倍です。

帰国生入試の受験者数は255名、合格者数は167名、倍率は1.5倍です。グローバル入試の受験者数は35名、合格者数は20名、倍率は1.8倍となっています。

東京都市大学付属中学校の学費

平成30年度の東京都市大学付属中学校の中学1年次の学費(予定)は、合計で118万2220円となります。このうち、入学金が25万円、授業料が年間で48万円となります。

また、合計の学費のうち、中2体験旅行積立金、林間学校積立金などもあり、これらは預り金となります。これらも含め、中学1年次の学費となっています。

東京都市大学付属中学校の入試問題と対策

以下、一般方式の入試問題で4教科の傾向と対策を見ていきます。

算数

試験時間45分、50分の中で大問5問という構成になります。大問1は計算の一行問題となっています。大問2以降はそれぞれの単元の応用問題が出題されます。

東京都市大学付属中学校は受験日程が多いため、それぞれの日程で出題範囲に違いがありますが、いずれの日程も図形の出題が比較的多いという傾向があります。他の単元は速さや割合、場合の数など、まんべんなく出題されますが、いずれも大半は標準的な問題となっています。

標準的な問題が多いため、ケアレスミスは避ける必要があります。頻出の図形も含め、計算ミスは絶対にしないことが重要です。

特に第1回の受験日では、2教科で合否が判定されます。算数のケアレスミスを避け、正答すべき問題は必ず正答するという意識が重要です。

国語

試験時間45分、50分の中で大問は3~4問という形式になります。第1回の日程が大問3問、第2~4回の日程が大問4問となります。

いずれの日程の問題も選択問題や抜き出しが多く見られます。一方で、記述で説明させる問題が出題されることもあります。また、詩の出題が比較的多いことが特徴です。詩はなるべく多くの問題に解き慣れている必要があるので、普段から問題演習を重ねておくことがポイントです。

社会

第1回では、社会は理科と合わせて試験時間は45分です。第2~4回の試験時間は50分となります。いずれも問題数は大問3問で各分野からまんべんなく出題されます。

問題としては、用語を記述させるものが比較的多い傾向があります。また、グラフなどの資料問題もあります。

時事問題もよく出題されるので、各分野に加えて対策をしておく必要があります。特に第1回では、理科とともに試験時間は45分となるので、短い時間の中でできる問題は確実に正答することがポイントです。

理科

第1回では、試験時間は社会と合わせて45分となります。第2~4回の試験時間は50分です。大問数はいずれも4問となっています。

社会と同様に各分野からまんべんなく出題されますが、実験や観察の問題が多い傾向が見られます。また、計算問題も比較的多く出題されます。

実験や観察の問題は、ある程度の慣れが必要になります。普段の問題演習では、知識の確認だけでなく、実験や観察の問題で思考力も養っておく必要があります。また、計算問題も多いため、こちらも普段の問題演習で多めに解いておくことがポイントです。

受験生平均点の特徴

平成30年度の一般入試の合格者平均点は第1~4回、Ⅰ類Ⅱ類で分けられます。

国語 算数 社会 理科
Ⅱ類 Ⅰ類 Ⅱ類 Ⅰ類 Ⅱ類 Ⅰ類 Ⅱ類 Ⅰ類
第1回 75.7点 66.3点 76.3点 60.0点 36.9点 33.6点 36.2点 32.3点
第2回 75.1点 64.4点 75.1点 64.4点 60.6点 55.0点 50.5点 42.9点
第3回 64.5点 58.0点 80.4点 64.9点 42.4点 38.2点 50.5点 42.3点
第4回 57.8点 46.1点 73.6点 65.4点 57.1点 50.9点 63.1点 58.3点

特徴的な傾向としては、第1回のⅠ類合格者の平均点が受験者平均点よりわずかに高いだけにとどまることです。第2回以降では、受験者平均点と合格者平均点には差が目立つことが多く、特にⅡ類受験生の平均点は高くなります。一方で、第1回のⅠ類合格者の平均点と受験者平均点にはそこまで違いが見られません。

過去問

東京都市大学付属中学校合格のために必要なこと

東京都市大学付属中学校の試験問題は、全体として標準的な問題が多いといえます。その分、ケアレスミスは避け、正答できる問題は必ず正答することが重要です。

標準的な問題の中でも特徴的な問題がいくつか見られます。例としては、国語には詩の問題が出題されること、社会は用語の記述が多いこと、理科は実験・観察問題、計算問題が多いことなど、特徴的な出題があります。これらは受験対策の中で特に重点的におさえておきましょう。

算数はとにかく計算ミスに注意する必要があります。また、図形の問題も多く出題されるので、平面図形・立体図形は特に対策をしておくべき単元になります。

また、第1回の日程は2科目で合否が決まります。4科目型で受験をしていれば社会と理科でカバーできますが、なるべく算数と国語で合格できることが大切です。特に第1回の日程は募集定員が最も多くなります。倍率も他の日程より低いため、2科目で合格できることが狙い目といえます。

他の日程でも、算数と国語は社会と理科より配点が高いので、4科目の中では特に算数と国語を重点的に対策しておきましょう。

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