桐朋学園小学校の受験予定者必見!合格のために必要なこと

桐朋学園小学校
(画像は桐朋学園小学校:桐朋だよりから)

桐朋学園小学校の特色

「具体的な事物を通して、直接体験をする中で、生きる上での必要な知識や技能を身に着ける」、つまり、自然に親しみ、自然から学ぶ教育を大切にしています。

また、同時に情緒を養うことで、知・情・意のバランスの取れた子供を育成しています。

基礎学力の定着を図り、心身の発達を促し、情操を養う、これが桐朋学園小学校の教育です。

クラブ活動も積極的に行い、5年6年で導入しています。運動部ではサッカー、野球、バスケ、バトミントン、バレーボール、卓球など。

文科系では料理、美術、サイエンス、アンサンブルなどがあります。

「一人一人にすみずみまで行きわたる教育」が根付いており、心豊かな人間に育つ学校として定評があります。

学校生活では毎日の日記指導のほかに、毎朝のランニングや体操、歩くことが主体の遠足など、体力面での強化も積極的に行っていて、5年生からの林間学校では天狗岳に上ることで、日ごろの体力面成果を発揮します。

6年生の臨海学校では、遠泳を行うことも、私学ではあまり例を見ない、特徴となっています。

雑木林に囲まれた緑の環境の中で、育つことが出来るのも魅力のひとつです。木登りや砂場、アスレチックなどで自然と親しみながら、楽しく充実した遊びができます。

勉強のみではない、様々なカリキュラムが桐朋学園小学校の魅力ではないでしょうか。

生活課では、体験学習を軸に、1年から6年まで一貫したカリキュラムを実践しています。

大学通りの清掃やユニセフ基金など、社会貢献にも力を入れています。

桐朋学園小学校の受験情報

募集人員

男女合わせて72名

受験スケジュール

  • 出願手続き:2023年10月1日~10月3日
  • 選考日:2023年11月5日・6日・7日・8日のうちの指定された1日
  • 合格発表:2023年11月10日

※日程は2024年度入学試験を参考として記載しています

選抜方法

  • 言語・作業・行動など

桐朋学園小学校の倍率

2023年度は男子36名の定員に対して、485名の応募(倍率13.5倍)、女子は36名の定員に対して223名の応募(倍率6.2倍)となっています。

桐朋学園小学校の学費

入学金 300,000円
授業料 494,400円
施設拡充費 120,000円
児童諸費 30,000円
PTA会費 12,800円
教材費 35,000円

桐朋学園小学校の入試問題と対策

桐朋学園小学校では自然な形を見るので、考査のために過ごすのではなく、自然に、ありのままの生活を送ってほしいというのが、桐朋学園小学校の願いです。

ペーパーテストと親の面接がないのも、この学園の特徴です。

桐朋学園小学校で面接が行われない理由として、「子供を見れば親が分かる」という方針だからです。

それほど、子どもに重点を置き、入学時考査でも、子ども一人ひとりを、しっかりと丁寧に見ています。

桐朋学園小学校の入試方法は、他校とは、かなり違います。

工作では、ガムテープを指でちぎって扱うなど、日ごろから手先を使っていた子供が合格をしています。

実際の試験でも、ガムテープは使用されています。家庭では、ガムテープちぎりや、牛乳パックを手でひらく作業をしてみてもよいでしょう。

ペーパー試験対策に偏りがちで、当たり前のことができない子どもでは、桐朋学園小学校には合格できません。

対策としましたら、家庭では、自分で工作後、発展工作まで展開できるような子供に育てること。

外遊びでは、遊具に頼らず、自然の素材で遊ぶことが出来るような子供に育てることが重要です。

桐朋学園小学校の面接

前述の通り桐朋学園小学校では、親子そろって、面接はありません。

そのかわり、ありのままの子どもの状態や様子を、じっくりと見られます。

ハサミを使う器用な少女

桐朋学園小学校の合格の条件

桐朋学園小学校では、乗り換え1回、60分以内に通学できない場合、試験で外されてしまいます。

ですので、本気で桐朋学園小学校の受験を検討されている方は、近隣に引っ越しを検討されるのが望ましいでしょう。

合格のためには、ペーパー、面接の対策は必要ありませんが、工作のための巧緻性は必要となります。

巧緻性講座など、塾での対策や家庭での対策が必須です。結ぶ、ちぎる、切る、開くなど、家庭でも十分に対策ができる工作の工程があります。

それらを日ごろから、親子で楽しんで遊びの中にとり入れていきましょう。虫など自然に親しみ、触れておくことも大切です。

しかし、ただ工作ができればよいというわけではありません。

実際に合格をした子どもの例ですが、複数で壁面に装飾をするという内容の試験で、その場にいた友達に、製作をした花の付け方を教えてあげていて自分の作品は完成していなかった。という例があります。

セロファンテープを輪にして花に付けて貼る。というやり方を教えてあげていたようです。

つまり、試験官の先生は、工作の出来栄えよりも、工作までの過程と、子どもそのものを観察しているのです。

協調性や、他人への思いやりがにじみ出ている子どもを試験官はよく観察をしていたということです。

桐朋学園小学校の受験にあたっては、子どもの心の教育も必要です。

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