仕事を諦めない!共働きでも中学受験を可能にする方法とポイント

共働きでも中学受験を可能にする方法全国の働くお父さん、お母さん。毎日お疲れ様です。

現在共働きの家庭は6割を超え、珍しい存在ではなくなっています。

そして共働きが増えているのは中学受験の世界でも同じこと。

中学受験を考えている共働きの家庭の中には母親が仕事を諦めるという選択肢もあるかもしれません。

でも、ちょっと待ってください。

共働きでも中学受験に臨めます。仕事はあきらめなくて良いのです。

家庭にとって大切なのは全員が幸せになること。

誰かが我慢してしまったら、禍根を残すことにもつながってしまいます。

仕事も子供の将来も諦めないためのポイントを確認していきましょう。

受験する中学校をしっかり選ぶ

極論ですが、中学受験は受験料さえ払えば誰でもできるものです。

志望校、もしくは一つでも上のランクの学校を目指して勉強を続けることが大変、というだけなのです。

御三家など過剰な高望みはしない

例えば御三家と言われる「開成・麻布・武蔵」や女子御三家と言われる「桜蔭・女子学院・雙葉」を目指すかどうかで大きくハードルは変わります。

これらの学校は偏差値も人気も高くかなりの勉強量が必要となりますので、親も子も覚悟が必要です。

偏差値50前半までの学校であれば、進学塾へ行き、家庭では平日の朝晩と週末を使えば十分合格が可能です。

もちろん子供のやる気やもともとの学力によって大きく変わることは言うまでもありません。

模試を活用する

学力の判定には模試が有効です。

中学受験が本格化する4年生には多くの塾で模試が行われ始めます。

外部生が参加できるものも多いので、塾の下見がてら参加してみるとよいでしょう。

実力に見合った志望校設定をすることで親の出番を減らすことができ、さらに子供に過剰な勉強をさせることもなくなります。

親子ともにストレスが少なければ良い環境で勉強ができ、良い結果にもつながります。

共働き家庭の生活リズムに合う塾を選ぶ

共働き家庭の生活リズムに合う塾を選ぶ中学受験ではほとんどの受験生は塾に通います。

家庭学習だけで上位校に合格できる人もいますが、とても稀なケースです。

家庭教師をお願いする家庭もありますが、塾と併用であることも多いです。

塾選びは通塾スケジュールに注目

一口に塾と言っても、時間・月謝・カリキュラムなど様々です。

共働き家庭でまず気を付けたいのは、塾の開始・終了時間です。

開始時間が早いため学校が終わって帰宅し弁当を持っていくという塾もあれば、帰宅して食事をしてから行ける時間に授業が始まる塾もあります。

開始・終了時間によって、子供の夕食をどう用意するかが変わってきます。学校・自宅・塾の位置関係や塾の時間を考え、無理せず通えるところに決めたいですね。

宿題の量や考え方も塾それぞれです。

一般に宿題が少ないところはほぼ毎日塾へ通い、宿題が多いところは塾に通う日数が少ない傾向にあります。

必要な勉強を塾でやるか家でやるかの違いです。

宿題となる分の勉強を見てもらえる塾のほうが、親の負担は軽くなります。

塾によっては保護者会や進学面談などで親の出番が多いところもありますが、共働き家庭に配慮して週末にも実施してくれる塾もあります。

中学受験塾の合格者数と合格率

塾は安心・安全を重視している

このような塾の特徴を比べて家庭の生活リズムに合った塾を選べば、親が仕事から帰るまで一人で留守番させるよりはむしろ安心できるかもしれません。

小学生向けの塾は特に安心・安全に気を配っています。

大手は特に駅前に校舎を置いていますし、帰宅をメールで知らせたり最寄り駅まで誘導してくれたり様々な工夫をしています。

中学受験の負担を抱え込まない

最も大切なことは、負担をあちこちに分散することです。

子育てと同じで、受験も周りに協力してもらいましょう。

家族での分担

まずは受験生本人に頑張ってもらいましょう。

通塾や食事など、親がいなくたってできることはたくさんあります。

4年生くらいからは反抗期に入るお子さんもいるので、喜んで自分で何とかしてくれるかもしれません。

生活面でも成長して、頼もしく思えるようになります。

父親・母親・兄弟など、みんなが少しずつ協力することも重要です。

例えば夜は父親・朝は母親が少しでも勉強を見てあげれば、負担の軽減だけでなく情報の共有にもなります。

早起きは親も子ども辛いですが、入試本番は早朝から家を出ることが多いので、朝方の生活リズムができていると役に立ちます。

外注をフル活用

家族だけでなく、塾の宿題を見てもらうために家庭教師を利用するという手もあります。

最近では一つの塾に特化した家庭教師もいます。

塾の宿題対策という点では、系列の個別指導もあります。

週末になるとたまった家事を消化したいと思うところですが、思い切ってアウトソーシングに切り替え、空いた時間で勉強を見てあげるのもアリです。

気分転換を兼ねて外食しても良いですね。

中学受験における父親、母親の役割

共働きでも中学受験は可能!メリットにも目を向けよう

使えるものはなんでも使いましょう。

共働き家庭では保育園の頃から子育てを人に協力してもらっているところも多いので、こういったやりくりには強いはずです。

それは子供も同じで、塾を含めて親がすべてに付き添うことを当たり前と思わずに育っています。

親も子もお互いに自立できているというのは強みにもなります。

加えて、ダブルインカムのおかげで塾やアウトソーシングの選択肢が多いというのも、共働き家庭のメリットです。

仕事をこなしながら受験勉強も考えてくれる親の姿は、子供にとっては何よりの支えとなるでしょう。

共働きでの中学受験は確かに大変なところは多いですが、共働きだからこそのメリットもあります。

仕事を理由に受験を諦める必要も、受験を理由に仕事を諦める必要もありません。

『二兎を追うものは一兎をも得ず』と言いますが、時代は変わりました。

仕事も受験も両立、『二兎を追うものは二兎を得る』になりましょう!