立教池袋中学を受験するなら知っておきたい!偏差値や倍率、試験の傾向と対策

立教中学

立教池袋中学校は、併設型の中高一貫の男子校です。立教池袋高等学校での募集もありますが、立教池袋中学校・高等学校としては6年間の中高一貫教育が行われています。

また、中高一貫を超え、立教大学までの10年間を念頭に「立教学院一貫連携教育」を目指し、立教大学への推薦も行われています。

今回は立教池袋中学の学校の特色、受験情報、偏差値と倍率、試験対策、そして合格のために必要なことについてご紹介します。

立教池袋中学校の特色

立教池袋中学校は、学校法人立教学院によって運営される、併設型の中高一貫の男子校です。立教池袋高等学校での募集もありますが、立教池袋中学校・高等学校としては6年間の中高一貫教育が行われています。

また、中高一貫を超え、立教大学までの10年間を念頭に「立教学院一貫連携教育」を目指し、立教大学への推薦も行われています。

立教池袋中学校・高等学校は、立教学院が掲げる「キリスト教に基づく教育」という建学の精神が基本となっています。この建学の精神のもとで、自由を尊重しつつ、秩序やマナー、節度などを重視した教育方針が掲げられています。

また、中高一貫を超えて大学までの一貫連携教育により、英語教育などの連携の研究が行われています。高校の授業の選択科目の一部を大学教授が担当すること、立教大学の科目の一部を高校3年生が受講できることなど、大学側と連携した独自の教育が特徴的です。

他にも、一貫連携教育の取り組みとして、国際交流やボランティア活動なども積極的に行われています。このように、授業だけでなく多くの活動が連携されていることが特徴です。

学校の沿革

立教池袋中学校・高等学校は、1874年にウィリアムズ主教が築地に私塾を開いたことが始まりとなります。1883年には校名を立教大学校とし、1896年には立教尋常中学校、立教専修学校が設置されました。1899年には立教尋常中学校が立教中学校となっています。

1948年、学制改革によって旧制立教中学校から立教高等学校、立教中学校、立教小学校が開校されました。

1960年、立教高等学校が新座に移転しました。2000年には立教中学校が「立教池袋中学校」と改称され、「立教池袋高等学校」が併設されています。また、同年に立教高等学校は「立教新座高等学校」と改称され、「立教新座中学校」が併設されています。

施設

主な学校施設としては、校舎、コミュニケーションロビー、玄関横ラウンジ、カフェテリア、保健室、相談室、そして多目的ホールとして活用されるセンテニアルホールなどがあります。運動施設としては、グラウンド、アリーナ(体育館)、プール(体育館)、テニスコート、フロアA・B(体育館)、トレーニングルームなど、学習施設は音楽室、視聴覚室、図書館などがあります。

進学先

立教池袋中学校・高等学校は、立教大学への推薦のほか、他大学への進学実績もあります。

推薦によって立教大学に進学する卒業生の割合は、例年85~90%とされています。2017年度では、144名の卒業生のうち、127名が立教大学に進学しています。

他大学への進学実績としては、慶應大学や早稲田大学、上智大学など、私立大学への進学が多い傾向が見られます。

学校周辺の環境・アクセス

立教池袋中学校・高等学校は、JR線、東京メトロ丸の内線・有楽町線・副都心線、西武池袋線、東武東上線の池袋駅西口から徒歩10分でアクセスできます。また、東京メトロ有楽町線・副都心線の要町駅6番出口から徒歩5分、西武池袋線の椎名町駅から徒歩10分でもアクセス可能で、池袋駅以外からのアクセスにも優れています。

池袋駅~JR中野駅のバスでもアクセスが可能です。最寄りのバス停は「車庫前」で、バス停から徒歩5分でアクセスできます。

立教池袋中学校の受験情報

平成30年度の試験日は以下の日程です。

試験日程

  • 一般入試第1回:2月2日(金)
  • 一般入試第2回(AO入試):2月5日(月)
  • 帰国児童入学試験:12月3日(日)

募集人員は一般入試第1回が男子約50名、一般入試第2回(AO入試)が男子約20名、帰国児童入学試験が男子約20名です。いずれの募集人員も、立教小学校からの推薦入学者は含まれていません。

試験科目

一般入試第1回

国語・算数・社会・理科の4科目試験

一般入試第2回(AO入試)

国語・算数の2科目試験と自己アピール面接、

帰国児童入学試験

国語(作文含む)・算数の2科目試験と児童面接(個人とグループ)

また、帰国児童入学試験の面接では、希望者のみ「英語(外国語)力」が入学試験の選抜方法に加わります。これは個人面接として口頭で実施されます。

配点

一般入試第1回、一般入試第2回(AO入試)のいずれも、国語と算数の試験時間はそれぞれ50分で、配点はそれぞれ100点満点となります。また、一般入試第1回の社会と理科の試験時間はそれぞれ30分で、配点はそれぞれ50点満点です。

帰国児童入学試験では、国語(作文含む)の試験時間は80分で、配点は100点満点です。また、作文は別評価となります。算数の試験時間は50分、配点は100点満点となっています。

立教池袋中学校の偏差値と倍率

偏差値

立教池袋中学校の偏差値は、偏差値で57となっています。

倍率

平成29年度の試験結果から。

第1回入試 第2回入試(AO入試) 帰国児童入試
募集人数 50名 20名 20名
受験者 245名 157名 80名
合格者 87名 20名 34名
受験倍率 2.5倍 7.9倍 2.4倍

特にAO入試となる第2回入試の倍率が高いことが特徴です。

立教池袋中学校の学費

入学手続きの際に必要な納入金は40万円となります。また、平成29年度では、入学後の学費として授業料が年額62万4000円、維持資金が年額37万8000円、学友会・PTA会費などの費用が年額6万円で、合計106万2000円となっています。

入学手続きの納入金と合わせると、146万2000円となります。

入学金 400,000円
授業料 624,000円
維持費 378,000円
PTA会費等 60,000円

また、上記の学費の合計(入学手続きの納入金を除く)を、中学2年、3年でそれぞれかかる学費とすると、中学3年間でかかる学費の目安は358万6000円となります。これには入学手続きの納入金も含まれています。

立教池袋中学校の入試問題と対策

算数

試験時間50分の中で大問は10問となり、問題数が多いことが特徴です。また、難易度が高い問題も含まれています。

大問1は計算問題となり、大問2以降は応用問題が含まれます。問題全体として見ると、前半と後半で難易度が分かれます。全ての問題を解き終えることは難しい傾向があるので、前半の問題をいかに正答できるかがポイントとなります。

出題分野としては、中学受験の算数の範囲がまんべんなく出題される傾向があり、広範囲の分野をきちんとカバーできているかが問われます。その中で、特に図形の出題が多く見られます。平面図形、立体図形、対称、点の移動など、基本問題に加えて難易度の高いものも含まれます。

問題を解く際には、総合的な力と頻出分野に特化した力が必要となります。また、前半を速く正確に解き、後半の応用問題を解く時間を残しておくことも必要なので、時間配分は過去問で十分に対策しておきましょう。もともと問題数が多いため、前半で時間を使いすぎると後半の応用問題をきちんと解答することができません。傾向に合わせ、特に時間配分を意識しておく必要があります。

国語

試験時間50分で大問は5問前後となり、読解問題が4問程度、知識問題が1問程度出題されます。

立教池袋中学校の国語は、読解問題が多いことに特徴があります。一つ一つの文章量が長いわけではありませんが、文章の数が多いため、それぞれの問題で時間配分に注意しなくてはなりません。出題形式としては、記号問題や書き抜きが多い傾向があります。一方で、記述問題も出題されることがあるので、対策が必要です。

また、小説文・物語文、随筆文が多いことも特徴です。論説文・説明文の出題もありますが、読解問題の数が多い分、種類も多い傾向が見られます。また、短歌・俳句、詩の出題もあります。

とにかく読解問題の種類と数が多いので、様々な読解問題をまんべんなく対策しておく必要があります。一つ一つの文章量が長くなくても、50分で知識問題も含めて解かなければなりません。一つの問題にかかる時間を日ごろから意識し、全体の時間配分は過去問で十分に慣れておく必要があります。

社会

社会の試験時間は30分で、大問3問の出題となります。記号選択、用語の記述のほか、記述問題の出題もあります。

基本問題の出題が比較的多く、あまり難易度の高い問題は見られません。3分野からバランスよく出題されています。一方で、各分野で単元にはばらつきが見られます。特定の単元が毎年出題されるというより、毎年単元が変わる傾向が強いです。

基本問題が多い分だけ、社会は高得点での勝負となります。各分野の出題バランスがよくても単元にばらつきがあるので、それぞれの分野の基本的な知識をまんべんなくおさえておく必要があります。また、用語の記述もあるので、漢字も正確におさえ、ケアレスミスは絶対に避けるようにしましょう。

記述問題は点数に差がつきやすくなります。資料を読み取って記述させるものが多いので、記述問題がある資料問題は多めに演習しておきましょう。過去問を見て資料問題の傾向を把握し、対策することも重要です。

理科

試験時間は30分で、大問数は7~8問程度出題されます。出題形式としては、記号問題や数字で答えるものが多いことが特徴です。

4分野からバランスよく出題されますが、物理や化学などは計算問題が多い傾向が見られます。難易度が高い計算問題も含まれています。また、中学入試の頻出分野に加え、ユニークな題材の問題も見られます。

対策としては、4分野の基本知識をまんべんなくおさえ、正答するべき問題は必ず正答できるようにしておくことが重要となります。特にユニークな題材のもの、難易度の高いものが含まれているので、これらの問題をきちんと解くためにも、基本問題はなるべく速く正確に解く必要があります。

計算問題については、応用問題も含めた対策が必要です。基本知識を確実にしたうえで、それを計算の応用問題で活かせるよう、日ごろから難易度の高い問題に触れておきましょう。

過去問

受験生平均点の特徴

4科目の平均点として、第1回入試の平成29年度のデータを見てみます。

平均点は157.6点、合格最低点は175点となっています。300点満点となるので、合格最低点は58.3%となります。6割を目安とするとよいでしょう。

平均点を科目ごとに見ると、国語が56.4点、算数が49.3点、社会が25.3点、理科26.5点となります。算数の平均点が半分を下回っていることが特徴的です。

立教池袋中学校合格のために必要なこと

立教池袋中学校の試験問題は、全体的に基本問題と応用問題のバランスを考慮して解くことが重要です。いずれの科目も応用問題が含まれているので、基本問題を速く正確に解いたうえで、応用問題を解く時間を確保することが重要です。

算数、国語、理科は大問数が多いという特徴があります。また、特に算数と国語は時間内で解くことが難しい傾向も見られます。

一方で、応用問題は基礎的な知識をいかに活用するかが重要となります。特に立教池袋中学校の応用問題では、この傾向が強いといえます。基本問題を正答し、応あ用問題を解くという流れも、基本知識をまんべんなく知っているかが重要となります。

また、問題数が多い中で解く際には、基本知識を最大限に活用して進めることが不可欠です。あいまいな知識で問題を解くと、判断に迷って時間がかかります。そうなると、問題数が多い立教池袋中学校の試験問題に対処することは困難です。

過去問で傾向を把握し、それぞれの科目で特徴的な問題の対策をしつつ、基本知識を活用して速く正確に解く、ということを特に意識する必要があります。

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