子どもにぜひ読み聞かせしてあげたい!おすすめの絵本名作5選

おすすめの絵本まだ字の読めない子どもにとって、最初の絵本との出会いは読み聞かせです。

絵本の読み聞かせは、子どもの想像力を刺激します。

また、子どもはお話しを楽しむだけでなく、読んでくれているお母さんやお父さんの愛情も感じています。

小さいうちから絵本の読み聞かせを習慣づけられると、親子の絆がいっそう深いものになるでしょう。

書店に行くとたくさんの絵本が並んでいて、どれを選ぶか迷ってしまいます。

子どもが読みたいものを選ぶのもいいですが、ぜひ良質な絵本に出会わせてあげたいものです。

それでは3歳くらいの子どもにおすすめの絵本、あなたもきっと小さな頃に読んでいる、厳選5冊ご紹介します。

1.はじめてのおつかい

はじめてのおつかい

作:筒井頼子 絵:林明子 出版:福音館書店

5歳のみいちゃんは、ある日ままから牛乳を買ってくるおつかいを頼まれます。

みいちゃんは、はりきって初めてのおつかいへとくり出します。

途中、転んでしまったり、お店のおばさんに気づいてもらえなかったり…。

やっと牛乳を買うことができて、ずっと我慢していた涙がぽろりとこぼれおちます。

はらはらドキドキのみいちゃんのおつかい。

最後は大人もウルっときてしまう、そんな心あたたまる絵本です。

2.どろんこハリー

どろんこハリー

作:ジーン・ジオン 絵:マーガレット・ブロイ・グレアム 訳:わたなべしげお 出版:福音館書店

黒いぶちのある白い犬のハリーは、おふろが大嫌い。

ある日、おふろ場にお湯をいれる音が聞こえてくると、裏庭にブラシをうめて、うちから逃げ出します。

ハリーはあちこちで遊び、どろだらけになってしまいます。

あんまり汚れて、白いぶちのある黒い犬になってしまいました。

すっかり黒くなってしまったハリーは、うちに帰っても自分がハリーだということに気が付いてもらえません。

途方にくれるハリーでしたが、うちの人におふろに入れてもらってきれいになり、もとの白い犬になって幸せな気持ちで眠りにつきます。

ハリーの表情がとても豊かに描かれています。

楽しそうにあそんだり、しょんぼりしたり、幸せそうに眠ったり。

カラフルな絵本ではありませんが、絵を見ているだけでハリーの気持ちが伝わってくる名作です。

3.ぐりとぐら

ぐりとぐら

作:中川李枝子 絵:大村百合子 出版:福音館書店

お料理すること、食べることが大好きなのねずみのぐりとぐら。

2ひきは森へでかけ、大きなたまごを見つけ、とびきり大きなカステラを焼くことにしました。

森の中でカステラをつくっていると、いい匂いにつられて森中の動物たちが集まってきます。

できあがったカステラを、森の動物たちと仲良く食べました。

リズミカルな文章で、読み聞かせのしやすい絵本です。

かわいらしい絵で描かれた、たくさんの動物がとても魅力的です。

じっくりと絵を眺めるだけでも楽しめます。

4.ぐるんぱのようちえん

ぐるんぱのようちえん

作:西内みなみ 絵:堀内誠一 出版:福音館書店

象のぐるんぱは、大きくなったのにいつもぶらぶらしていて、おまけにときどきめそめそと泣きます。

これを見たジャングルの象たちは、相談してぐるんぱを働きに出すことにします。

ビスケット屋さんにお皿屋さん、靴屋さんと働きますが、どこへいっても特大の品物をつくって追い出されてしまいます。

ぐるんぱはしょんぼり。

そんなぐるんぱですが、子だくさんのお母さんと出会い、子どもたちと遊んでくれと頼まれます。

そこでぐるんぱは、今までつくった特大の品物をつかって幼稚園を開きました。

子どもたちに囲まれて、ぐるんぱはもう寂しくありませんでした。

50年という長い間愛され、読まれ続けている絵本です。

生き生きとしたタッチの絵と、繰り返しの多いリズミカルな文章、面白いお話しの展開が子どもたちをひきつけます。

そして魅力はなんといっても大きなビスケットやお皿のプール。

本当にあったらいいなと、わくわくした気持ちで想像の世界にひたれます。

5.こんとあき

こんとあき

作:林明子 出版:福音館書店

きつねのぬいぐるみの「こん」は、おばあちゃんに赤ちゃんのおもりを頼まれて、「あき」のもとにやってきます。

赤ちゃんだったあきは、こんと一緒に遊びながら大きくなります。

ある日、こんの腕がほころびてしまったので、こんとあきはおばあちゃんのところまで旅をします。

旅の途中で次々と起こるハプニングをのりこえ、おばあちゃんの家にたどりつきます。

おばあちゃんに直してもらって、こんはきれいなきつねにもどりました。

こんとあきの冒険に、ドキドキしながらお話を楽しめます。

あきの感情が繊細に描かれ、ぬいぐるみのこんもいきいきと見えてきます。

子どもと一緒にあたたかいきもちになれる1冊です。

お子さんの思い出になる本をみつけよう!

いかがでしたか。

どの絵本も、長く子どもたちに愛されてきた名作です。

子どもたちがたくさんの絵本と出会い、自分の心に残る宝物の1冊が見つけられるように、大人はその手助けをしてあげたいですね。