良い塾を選ぶために!塾の面談で講師に聞くべき3つの質問

塾の面談で聞くべき質問

子供を塾に通わせなければならない、と感じている方。通わせるのが普通、と感じている方。子供から行きたい、と言われた方。通わせなければならないだろうか、と考えあぐねている方。

子供の塾事情はご家庭によって様々あることでしょう。

長く塾講師を生業にしていると、実に様々な過程を経て、体験授業を受けるに至った子供とそれを見送るご家族に出会います。

幼児期からの子供の習い事が常識となった今、男の子ならばサッカー、女の子ならダンスと日々習い事のランキングの色が変わる中で、学習塾に至ってはその不動の地位を依然保ち続けています。

今、ご近所から一駅二駅分のエリア内で塾を探せば、恐らくどの方も吐いて捨てる程の教室を確認できるでしょう。しかしその中で、本当に子供のためになる塾は何処なのか、それを見極めるのは非常に難しいことです。

無論、入塾して経験し、悪ければ次へと経験則を打つ手もあるかもしれません。

しかし、昨今の塾業界は塾生獲得の為に軒並み教材や資材を充実化しており、短期間であってもそれを受ける月謝というものはとても「いい塾を探すため」だけに繰り返し払うことの出来るほど安いものにありません。

今回は、無料体験授業後の面談で塾講師に聞くべき3つの事をご紹介します。その返答によって、良い塾かどうか、子供にあう塾かどうかを見極めることができます。

塾の面談で講師に聞くべき質問

良い塾を選ぶために聞くべき質問はこの3つです。

  1. 子供の様子
  2. 塾の理念
  3. 家族がすべきこと

では、なぜこの3つの質問で良い塾を見抜くことができるのか?具体的に説明していきます。

1.今日の子供の様子はどうだったでしょうか?

ありきたりな質問に思えるかも知れませんが、この質問に

  1. 「論理的に答えるか」「感想を答えるか」
  2. 「子供の様子について答えるか」「子供のテスト内容について答えるか」

の2点について注意して見てください。

「論理的に答えるか」「感想を答えるか」の判断

頑張っていましたよ。お利口でしたよ。そんなありきたりな答えが帰ってきた場合、学力アップのために入塾させるなら、その塾の期待値はあまり高くありません。

例えば、挨拶ができていた、勉強する時の姿勢がよかった、わからないことを質問できた、そんなことでもいいのです。

その子個人を見て、「こうだった」という答えが帰ってきたなら、塾生を指導する講師ではなく、一人ひとりに合わせ、柔軟に指導する講師であり、そんな教育体制が整った塾と判断できるでしょう。

「子供の様子について答えるか」「子供のテスト内容について答えるか」の判断

今日はテストをやってもらったんですが、何処そこが苦手なようです。ここを重点的にすれば、学力は上がります。

一見、お子様の分析と今後の考察ができた、できる講師、できる塾に見える言葉です。しかしお子さんの苦手が何処にあり何を克服すれば点が上がるか、なんてことは、塾のテストを受けずとも、学校のテストを見れば、なんなら誰にだってわかることです。

テストを受けてみて、授業を受けてみて、あなたのお子様が、「うちの塾の雰囲気に早く慣れていけるはず」という点で答えをくれる塾が本当にいい塾と言えるはずです。

子供は繊細です。どんなにいい教材があっても、心がリラックスしない環境にあっては、本当の力は出せません。それどころか、ストレスを溜めるきっかけにすらなります。

いまは緊張しているようですが、こういった対策をとって少しでも「来たい」と思ってくれるように働きかけますからね?

そんな言葉でもいいんです。本当にいい塾は学力をあげる筋道を立てる前に、その環境を子供に作るアクションや気遣いをくれるはずです。

2.この塾は、何を大切にしていますか?

塾講師として面談でこの言葉を聞かれた際、私はかなり狼狽した経験があります。

多くのご家族は、この塾から○○学校に受験した子はいますか、とか、うちの子の成績はあがるでしょうか、といったことを聞かれます。

塾として、どんなあり方を大切にしているか聞かれることはあまり想定していません。

塾講師仲間や先輩に、私はこの質問を投げ続けました。フランチャイズの塾を経営し、エリアでトップの塾生を抱える塾長さんのこの言葉を投げると、こんな言葉が返ってきました。

「挨拶と姿勢。小学生なら、机の上から物を落とさない。中学生なら、一度の授業で3つは質問してもらう。それを目標にしている。スモールステップで、知らない間に成長させてあげ、わずかなことに達成感を感じさせてあげる。それだけは大切にしている。」

ははぁ、と私も唸りました。

良い塾にし、子供たちのために何をしてあげるか常に考えていないと、すぐに返答は出来ないはずです。

計画性なくして大きなことは成しえないように、塾のあり方のカタチが講師の頭にない塾で、子供たちの成長はないのです。

3.家族は何をすればいいですか?

塾に預ければ成績は伸びるはず。そう思って子供を塾に通わせているはず。

その前提に成り立つ塾は、ただただマニュアル化された指導しかなく、講師は台本を読むように指導し、子供たちは苦痛な時間を享受して、結果全てが無駄になります。

塾にすべてお任せ下さい!

そんなことを言う塾、塾講師は本来の勉強の本質をわかっていません。

学問は自学自習が伴って初めて成果をあげます。学校が集団行動を学ぶ場なら、塾は自学自習のための勉強のやり方を学ぶ場です。やり方を身につけたら、家庭で自学自習をする環境を用意し、それを活かさせてあげる事が大切です。

1日の学習を睡眠時に脳が補強するように、塾で得た基礎を、家庭学習が本当の力にするのです。

家庭で学習をする環境を整えてあげてください。その答えが返ってくる塾は真に良い塾といえるはずです。

講師への質問で塾の良し悪しが分かる

塾には、まるでファンタジーの様なものを感じさせる雰囲気があります。

そこに足を踏み入れれば魔法のように成績があがる。そんな幻影を塾生確保のための宣伝で訴える塾も少なくありません。

学問は楽しいことです。

わからない、難しい、疑問符でいっぱいな子供たちの目に、そんな幻影が夢を見せてくれるのはわずかな間だけです。しかし、大人であるご家族には、その幻影はまるですぐそばの手の届く宝のように近く輝いて見え続けるものです。

その宝が手に入らない時、横に立つ子供を見て、塾の指導が悪いから、子供のやる気がないから、「手を伸ばさないのだ」と錯覚します。

現実的で前向きな考えで、少しずつ少しずつ前へ前進させてくれる塾こそ、本当に素晴らしい塾といえるのです。

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