中学受験の願書・調査書・願書用写真の準備の仕方と気を付けたいこと

願書の準備をする親中学受験において、受験校の願書や関係書類の準備は親がすべき大仕事。

しかし、初めて中学受験を経験するご家庭では、いつまでにどのように用意すれば良いのか、注意すべきことはどんなことか分からず、不安に思っている親御さんも多いようです。

そこで今回は、2人の子どもの中学受験を経験した筆者が、中学受験の願書や調査書、願書用の写真の準備の仕方や気を付けたいことをご紹介します。

中学受験の準備~はじめにすることは?

中学受験の準備の中でも、願書や出願に必要な書類の準備は、中学受験生の親がすべき最も重要な準備です。

最近では、従来通りの紙の願書を郵送して出願する学校の他に、オンライン上で願書を作成しそのまま手続きするWEB出願の学校も増えてきています。

それに伴い願書用の写真も、印刷された証明写真の他にWEB出願用に顔写真のデータを用意しておく必要があります。

また、公立中高一貫校や一部の私立校では、小学校からの調査書や報告書の準備も必要で、これらは通っている小学校の先生に作成してもらわなければなりません。

このように、出願方法や出願書類は受験校によって様々なので、受験校の入学案内などで出願要領の情報を得られたら まずは受験校ごとに以下の項目をまとめておきましょう。

  • 出願方法(郵送、WEBなど)
  • 出願期間
  • 調査書などの有無、様式・封筒の有無、作成日など
  • 受験用写真のサイズ・カラー・必要枚数・撮影期間など
  • 志望動機など記入欄があるか

受験校を決めたら、いよいよ願書や必要書類、願書用写真など、実際に必要な書類の準備です。

次からは願書など必要書類の準備の仕方やその時期、準備するときに注意したいポイントなどを、より具体的にまとめます。

入学願書の準備と気をつけるべきポイント

入学願書準備出願書類で何より大切なのが入学願書です。

最近は、従来の紙の願書を郵送する方式の他、オンライン上で手続きするWEB出願もあり、その数も年々増えてきました。

いずれも願書は正確かつ丁寧に、必要事項を漏れなく記入することが最も重要です。

願書の取り寄せ・準備

願書の入手や確認は早めにしておくことが肝心です。

紙の願書は学校説明会で配布・販売している学校もあれば、出願時期少し前になると学校の窓口での配布・販売をする学校、郵送で取り寄せる学校などがあります。

一方、WEB出願を利用している学校は、紙の願書と選べる学校もあれば、WEB出願のみで紙の願書がない学校もあります。

いずれも、受験する可能性がある学校は全て出願方式を確認し、紙の願書の場合は全部取り寄せておきましょう。

なぜなら、受験直前の成績や入試の結果次第で、出願する学校を変更したり、追加する可能性があるからです。

願書を記入するときのポイント

願書は指定がない限り保護者が記入するのが一般的です。

我が家でも、すべて母親である筆者が記入しました。

中には「保護者が記入すること」とわざわざ注意書きがあった学校もありました。

願書は誤字・脱字をしないのはもちろん、記入事項は間違えずに情報を漏れなく記入しなくてはなりません。

そのため、紙の願書の場合はコピーをとり、下書きをしてから作成しましょう。

WEB出願の願書は、オンライン上で入力していくことになります。

願書作成の際は、時間に余裕をもって入力し、一度保存してしばらく時間をあけて確認したり、できれば2人以上で内容を確認することをおすすめします。

学校によっては、資格や検定を記入する欄がある場合もあります。

資格や検定の記入欄がある場合は、証明書や合格証などにある正式名称で記入してください。

また、準備を終えた願書類も必ず控え(コピー)を取っておきましょう。

万が一 問い合わせがあったときには控えを見て対応ができますし、面接がある場合は書いた内容を踏まえての面接対策ができ、記入した内容と発言との食い違いを防止できます。

志望理由の書き方

受験校によっては、志望理由を記入する欄がある場合があります。

志望理由の内容はあまり合否に関係ないと言われていますが、どの学校にも通用する当たり障りのない内容で終始するのはおすすめできません。

嘘は書かず、学校見学や説明会で感じたこと、自分の子どもを預けたいと思った理由を正直に、そして少し具体的に記入すると良いようです。

例えば、我が家の子供たちが受験した学校では、学校見学の際に全国レベルで活躍する部活の練習風景に子供が目を輝かせながら見入っていて、ぜひその部活に入りたいと強く希望したことなどを記入しました。

一方、子供を育てるときに大切にしていることが学校の教育方針と同じであり、そんな学校で子供には学んでほしいと思ったことなどを記入しました。

お子さんが志望理由を書く場合も、お子さんの言葉で、正直にその学校に入りたいと思ったことを書きましょう。

普段使いなれないような難しい言葉を使ったり、大人びた表現を使うことが格好いいことではありません。

誤字・脱字をしない、文法を間違えないなど基本的なことに注意しながら、どんな相手にも伝わる表現を心がけてください。

また、面接がある学校では、志望理由とお子さん、親御さんの発言が食い違わないように、家族でよく確認しておくことも重要です。

出願期間になったら出来る限り早めに出願することを心がけてください

願書の準備ができたら、いよいよ出願です。

郵送や窓口提出での出願は、出願期間と時間をよく確認しましょう。

WEBでの出願は、ほとんどの場合、出願期間であれば24時間いつでも出願できます。

いずれも、出願期間がしばらくあっても、早いうちに出願することをおすすめします。

なぜなら、埼玉や千葉など試験日が早い学校や受験者数が多い学校では、教室だけでなく体育館や広い講堂のような場所まで試験会場として使う場合があり、受験番号が後ろになるほど体育館などに割り当てられるケースが多いからです。

もちろん、体育館など広い会場でも寒さ対策として暖房やストーブなどの設置があるようですが、完全とはいかないことも考えられます。

出願期間も終わるころに出願したら、当日の入試会場が体育館となってしまい、机の違いや寒さで試験に集中できなかったというお子さんもいるので、環境に左右されやすいお子さんには、当日の試験環境も重要です。

試験環境が不利になる可能性を少なくするためにも、余裕をもった準備をするという点からも、願書は出願期間になったら出来る限り早めに出願することを心がけてください。

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調査書・報告書!小学校の先生への依頼と引き取りについて

小学校の校舎公立中高一貫校や一部の学校では、小学校からの調査書や報告書を提出する必要があります。

調査書の用紙は、紙の願書の場合は入学願書の中に調査書用紙と厳封用封筒が入っていますが、WEB出願の場合は学校のHPから所定の用紙をダウンロードしそれを小学校の先生に渡して調査書を作成・厳封してもらう必要があります。

ここで気を付けたいのが、小学校の先生への依頼と調査書の受け渡しの時期です。

通常、調査書は作成期日が指定されていて、我が家の子どもが受験した学校では作成日は12月31日現在の成績で作成することが指定されていました。

また先生は、担任するクラスで調査書が必要な学校を受験するお子さんの数だけ調査書を作成しなくてはならないので、想像以上に時間と手間がかかるということも気に留めておかなければなりません。

調査書・報告書が必要な学校を受験する場合は、小学校の先生へ出来るだけ早く伝えておきましょう

そのため、調査書や報告書が必要な学校を受験する場合、以下のことを小学校の先生に早めに伝えたり確認しておきましょう。

  • 中学受験をすることを決めたら、できるだけ早く伝えておく(6年生前でも伝えておく)
  • 調査書などが必要な学校を受験する可能性がある場合は、最終決定前でも伝えておく
  • 願書を入手したり募集要項が発表され出願期間が判明したら、作成した調査書などを受け取りたい日時を伝えたうえで、記入用紙をいつまでに渡せばよいか先生に確認する

そして、先生に調査書などの用紙を渡す日程が決まったら、出来る限り保護者が持参しましょう。

出来上がった調査書などの受け取りも同様です。

書類の内容を一緒に確認することができますし、なにより直接お願い・お礼の挨拶をすることができます。

また、調査書などが必要な受験校が複数校ある場合は、先生に渡すときも受験校ごとにクリアファイルや封筒などにまとめ、内容物を明記したメモを添付しておくと丁寧です。

筆者が担任の先生に依頼したときは、12月2週目頃に受験校ごとに記入用紙や封筒、記入要領(ない学校もある)と内容一覧をインデックスファイルに分け入れたものを渡し、年が明けた始業式の日の午後に受け取りに伺いました。

重要なのは、クラスに何人もいる受験生分の調査書を一挙に作成する先生が、取り違いや間違えることなく作成・確認しやすい状態で依頼すること、そして、出願開始の日程から逆算して調査書などの受け渡し・受け取りの時期を先生と互いに確認しておくことです。

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願書用写真の撮影で準備しておくべきこと

願書用の写真については、入学願書や入学案内に色(カラーのみ、白黒可など)やサイズ、スピード写真の可・不可などが記載されているので、受験校ごとにきちんと確認して用意する必要があります。

WEB出願の学校は、受験用顔写真のデータをアップロードする必要があるため、データの形式やファイルサイズなどを確認しておきます。

受験校が複数ある場合は、印刷もでき、データ納品もしてくれる写真屋さんで撮影すると、紙の願書用とWEB出願用の両方が同時に準備ができて便利です。

また、急な受験校の変更や追加に対応できるように焼き増しの枚数は多めに準備しておくこと、紙の願書用は裏面にシール加工をしてもらうことも願書作成時に糊付けの手間がかからず、きれいに貼れるのでおすすめです。

撮影時期や写真撮影の髪型、服装について

撮影時期についは、願書に指定があることがほとんどですが、受験日の3ヵ月前までに撮影されたものとなっていることが多いので、11月、遅くても年内には撮影を終えておきましょう。

写真撮影のときの服装や髪形は、清潔感があり小学生らしくあれば、わざわざブレザーなどを着用しなくても問題ありません。

実際には、白のブラウスに黒のカーディガンを着用し、前髪は目が隠れない長さ、髪の毛が長い場合は、後ろ髪を普段通り1つに束ねて撮影しました。

撮影時のメガネの着用について

気を付けたいのは眼鏡です。

入試本番に眼鏡を着用するお子さんは、眼鏡をつけた状態で撮影する必要がありますが、お子さんの眼鏡にブルーライトカットレンズを装用している場合は、撮影時に目元が青っぽく写ってしまうことがあります。

僅かに目元が青っぽくなる程度なので願書用の写真として使用できないことはありませんが、気になる場合はあらかじめ普段着用している眼鏡と同じようなブルーライトカットレンズでない眼鏡(フレーム)を用意しておくと安心です。

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願書・関係書類は早めに用意しておくと安心です

中学受験の願書は、従来の紙の願書を採用している学校でも、24時間手続きできるWEB出願を採用している学校でも、早めに用意しておきましょう。

受験する可能性がある学校は願書や必要書類を全て用意しておく、願書用の写真も多めに用意しておくと、急な変更や追加出願をする際に安心です。

たとえ、出願期間ギリギリまで出願を迷う学校でも、慌てて不備がでることを防ぐためにも、書類の準備だけは済ませておきましょう。

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願書の準備をする親