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2017-04-05

中学受験の過去問はいつから始めるがベスト?考えておきたい過去問の取り組み方とスケジューリングのこと

6年生になると気になるのが過去問。本屋へ行くと、嫌でも目に入ってきますよね。

志望校は決まっているし、始めるなら早いほうがいい!なんて思っていませんか?

実は早く過去問にとりかかることにはデメリットが多いんです。そのため大手塾では9月まで過去問禁止!とするところもあるようです。

有効に使うためには「いつどんな風に始めるべきか」。オススメの取り組み方をご紹介します。

過去問を早く始めるデメリット

夏前に志望校の過去問を解かせると、ほぼ間違いなく恐ろしい点数をたたき出します。10点や一桁も珍しくありません。

受験問題の時間や形式にも慣れていないため、点数が低いのは仕方のないこと。でも子供は大きなダメージを受けます。見守る親も同じですよね。親子そろって勉強へのモチベーションをへし折られてしまい、志望校を変えてしまうことも。

学校でも塾でも習っていない内容が出てくることも多いため、できないのは当然です。大手塾のカリキュラムも、6年の春に受験の下地を完成させるよう作られています。

この時期に過去問を解いても得られるものはありません。志望校の形式や傾向をつかむレベルではないのです。できるのは秋以降。そしてその時期になれば、合格への判断材料にもなります。

早ければ早いほどいいというわけではないのです。

過去問は秋から始める

最もちょうどよいと考えられるのは夏休み明けの9月。夏休みが終わり二学期が始まるため、気持ちも切り替えられますね。

それでは遅いのでは?と思うかもしれませんが、間に合います。秋以降の勉強は過去問が中心になるので、きっちりスケジュールを組んで進めれば年内に終わります。10月からでも遅くないくらいです。

第一志望は10年分が理想

受験する学校数によって変わりますが、第三志望までしっかり対策すると考えると、こなす量はこのくらいが目安です。

・第一志望 10年分
・第二志望 5年分
・第三志望 3年分

第一志望校を二回受験する場合は、それぞれ5年分、計10年分で良いでしょう。同じ学校であれば問題の傾向はそこまで大きく変わることはありません。

問題の傾向をつかむためにも、ひとつの学校に対して最低3年分は見ておきましょう。可能なら第一志望は二周目ができると良いですね。

前にできなかったものができるようになっていたり、点数が上がっていたりすれば自信につながります。

スケジュールを立ててから始める

過去問を進めるにあたって、まずやるべきはスケジューリング。第三志望までは計18年分。1月は埼玉や千葉の入試が始まるので、年内に終わらせるスケジュールを組みましょう。

9月から始めるとすると、9・10・11・12月の四ヶ月で18年分。一ヶ月で4,5年分、一週間で1年分が目安になりますね。

1年分といっても四科目あり、一日でできるのが理想ですが、なかなか難しいと思います。小分けになっても良いので、一週間に最低でも1年分は終わらせるようにしましょう。

第一志望の古いものから解いていく

過去問を解く順番には様々な意見がありますが、私がオススメするのは「第一志望の」「古いものから」解いていくという順番です。

「第一志望」というのは一般的な進め方ですね。子供のモチベーションも高いので、過去問に手が付けやすくなります。過去問を始めると身が引き締まり、目つきが変わる子供も多いです。

「古いものから」というのは、一番新しい問題は出題の形式や傾向が今年に近いと考えられるからです。できるだけ受験直前にやってみて、出来具合を判断したいという意図ですね。

逆に「新しいものから」解いていくスタイルは、リスクが回避できるというのが最大のメリットです。スケジュール管理に自信がない場合はこちらを選びましょう。

第一志望は必ずスケジュール通りに終わらせられると思いますが、その後の第二志望・第三志望はスケジュールがきつくなるかもしれません。そのときは、

「昨年の第二志望 → 昨年の第三志望 → 一昨年の第二志望」

というように進めてもよいですね。

せっかく解いた過去問は、日付と点数をしっかり書いて、学校別にファイリングしてください。点数の推移や弱点が一目で分かり、勉強の指針となります。

過去問の直し方のコツ

解いた問題は必ず採点し、間違えた部分を直しましょう。満点を取ることが目的ではないので、間違えた原因を理解できればOKです。

ただし漢字と知識の問題は別。次はできるように、しっかりと復習しましょう。同じ問題が出る確率は低いですが、漢字や知識は頭に入れておいたほうが読解でも役立ちます。

採点は親がやってあげても良いのですが、解説は本人が読み込むようにしてください。解き方のヒントや答えを導く流れがつかめるようになります。

余談ですが、解説も読まずに塾の先生に質問をする子供は意外に多いんです。人に聞くのもよいのですが、自分で読んで理解したほうが頭に入りますし、時間の節約にもなります。自分で考える習慣をつけたいですね。

過去問に取り組む際にやってほしいこと

過去問を解くときは、ぜひ時間を計ってみてください。制限時間が終わってもまだ問題が残っている場合は、「どこまでできたかの印」をつけた上で最後まで解かせましょう。

受験では時間が厳しく、最後まで終わらせるだけでも一苦労。時間の感覚を体に覚えさせたいですね。自分で身に着けなければいけない感覚なので、タイマーや時計を見えるところに置いて、時間配分をさせましょう。

第一志望の問題形式では、何分でどこまで終わらせなければならないのか。これは過去問を解き進めることで分かってきます。

もちろん点数をつけるのは、時間内にできた分だけです。終わらなければどれだけ点数を落とすのか、最後まで解けばどれだけ点数が上乗せされるかに気づけるでしょう。

問題用紙と解答用紙を実際のサイズに拡大コピーして使うと、さらに問題に慣れることができます。

本番に近い環境で過去問を解くことで、多少ではありますが受験の雰囲気を実感できます。当日の緊張を少しでも緩和するために、面倒でもぜひやってみてほしいですね。

まとめ

6年生になると、それだけで気持ちがはやってしまいます。受験生だから何かしなければと焦ってしまうのが親心。

春は基礎を固め、夏は大量の問題数をこなして受験勉強を開始、秋からが志望校別の受験勉強!とイメージするのが良いですね。

子供はあまのじゃく。親が焦ると、逆にのんびりしてしまうことさえあります。夏からの本格的な受験勉強に向けて、春はしっかりと基礎を見直しておきましょう。

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