子供がSNSのトラブルに巻き込まれないための注意点と実際に起きたトラブル

携帯電話を持つ小学生今や国民の約85%が所持しているとも言われている携帯電話。

かつては、高校生以上が所持することがほとんどだった時代もありましたが、現在では中学生の7~8割がスマートフォンを所持していると言われています。

携帯電話を所持すれば、ニュースなどにもあげられるような様々なトラブルにも巻き込まれてしまう可能性が出てくるので、子供に携帯電話を持たせることに慎重になっている親御さんも少なくないのではないでしょうか。

子どもが事件に巻き込まれないためにも、保護者はどのような点に気を付けていけばよいのでしょうか。

ここでは、教員経験から、学校で実際に体験したことも併せて子供が携帯電話を持つ際に気をつけるべきことをご紹介していきます。

携帯電話はいつから持たせるのが正解?

小学生も3年生頃になってくるとスマートフォンの所持率が少しずつ上がってきます。

その頃あたりからは、友だちが持っているものを同じように欲しがったりすることも多くなり、1人が持てば周りのスマートフォン所持にも影響が出てくることが考えられます。

また、保護者も「防災・防犯」のために持たせたいという願いも強く、小学校3年生頃にもなればルールや約束事を理解し、守ることができることを前提に、スマートフォンを購入するようです。

中学生になると所持することが必要な場面が出てくる

2020年7月13日には文部科学省が「中学生が学校に携帯電話を持ち込むことを、条件付きで許可する方針」を発表しました。

中学生になると部活動で遅くなる場合も多くなるので、たしかに必要性が出てくるかもしれません。

ただ、やはり小学生でスマートフォンを所持するのはなかなかハードルも高いように筆者自身は感じています。

もちろん小学生でも習い事や防犯のために携帯電話を所持すること自体に反対な訳ではありません。

持っていれば「安心」な面も多くなりますが、一方で小学生が知らない人とSNSを通じて知り合う割合は3割ほどと決して少なくない数字のデータが出ている点は心配です。

最近ではそのようなSNSを通じて知り合った人と会ったりし、事件に巻き込まれてしまうニュースも多々見かけます。

小学生はまだまだ判断能力も乏しく、善悪の判断が甘いこともあります。

与えたままにしておくのではなく、フィルタリングの設定や定期的な携帯電話の中身(やりとりしている相手や利用しているSNSなど)をチェックしたり、子どもと使用についてのルール作りをしたりするなどをしっかり行う必要があるでしょう。

以上を踏まえて、文部科学省の携帯電話の学校持ち込み方針は、中学生からの話ですので、利用目的がコミュニケーション手段やゲームなど、特別な利用目的でないならば、携帯電話は中学以降でも良いのかもしれません。

スマホをする中学生

中学生にスマホは必要、不必要?あなたはどう考える

SNSで起きたトラブル!

スマホで遊ぶ子供達ここで私が経験した、SNSトラブルについて少しお話したいと思います。

SNSからの揉め事

学校で対処するSNS絡みで1番多いのがやはり揉め事の調査と解決です。

SNSにポジティブなことを書くことは、読んだ人もポジティブにしてくれたり、楽しい気持ちにさせてくれたりと、いいことだと思うのですが、中には愚痴や不満を書く人もいます。

読む人が読めば誰のことが書かれているか推測できる

その中で「マジうざい」「キモイ」などの投稿をする人がいますが、時と場合によっては、例え何に対しての発言か書いていなくても、読む人が読めば誰のことを書いているか推測することができる場合もあります。

公開範囲を限定しているからといっても、誰が見ているかは分かりません。

本人が例え見ていなかったとしても、別のだれかから、「こんなことを投稿していたよ」ということが伝わることもあるでしょう。

実際、SNSでトラブルになっていると相談に来る子の中には、「昨日○○とケンカしたんだけど、SNSに『は?わたしが悪いの?マジでうざい』と書かれていた。」などのような内容も多いです。

実際の投稿を確認し、投稿者本人に確認することは可能ですが、「昨日親とケンカして親のことを書いただけ。」と言われてしまえば、それ以上事実を確認することなどは難しいです。

最終的には勘違いされるような投稿はするな、そういうことは書くものじゃない、というような指導をするしかないのです。

誤解をされたり、誤解をしてしまう

また、SNSでは文字のみでのやりとりにより誤解されたり、誤解してしまったりするケースもあります。

例えば何人かで遊ぶ約束をし、SNSを通してやりとりをしていたところ、「何で○○来るの?」という投稿をしたことでトラブルになったケースもあります。

この発言を投稿した子は「どういった手段(車で送ってもらうの?電車でくるの?)」という意味で送ったのですが、名指しされた○○は文面から「仲間外れにされた」と思ったという、すれ違いによって起こりました。

すぐに投稿者がこの文面では勘違いされてしまう、と気づけばよかったのですが、投稿者はなかなか気づかず、他の子もどんな意味か読み取りづらく困惑し、何も発言できなくなってしまいました。

投稿者にも確認したところ、言葉のすれ違いだったことが分かり、解決はしましたが、投稿者本人も名指しされた○○自身もお互いに申し訳ない気持ちなどから若干ギクシャクがありましたが、時間が経つうちに以前のような関係に戻っていきました。

このように年々多くの子がスマートフォンを所持し、様々なSNS、投稿ができるようになりました。

便利で楽しいかもしれませんが、その分揉め事も増えているように感じます。

知らない人との繋がり

ある授業で携帯電話の利用についての話をした時のことです。

ある生徒が、「実はSNSで知り合った海外の方と電話をしたことがある」という話があがりました。

SNSでは簡単に世界中の人と繋がることができます。

それは、様々な文化や歴史をするよい機会になるかもしれませんが、逆にどんな危険が待っているかも分かりません。

その子の場合は、幸い相手が何を話しているか分からず、電話を切ってしまったとだけで終わったようですが、最近は国際電話詐欺という詐欺被害が急増しているという話もよく耳にします。

国際電話詐欺とは、海外からの着信に、折り返し電話をすると高額な電話料金を請求されるものです。

知らない相手だからこそ警戒心が薄れてしまう可能性が高くなる

知らない相手だからこそ相談がしやすかったり、優しい言葉を掛けてもらえたことで心を許してしまったり、最初は知らない人への警戒心を持っていても、やりとりをするうちに警戒心が薄れてしまう可能性もあります。

また、そういった悩みを持つ子にわざと優しく近づく人もいます。

日頃から子どもの様子を見守り、適度な声掛けを心掛けることが、SNSを通じての事件に巻き込まれない抑止力に繋がるのではないでしょうか。

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子どもがトラブルを起こさない、巻き込まれないためにルール作りが大切

年々小学生でもスマートフォンを持つ子が増えていることを考えると、今後も益々子どものSNSでのトラブルは増えていくでしょう。

我が子がトラブルを起こさないために、巻き込まれないためには、家族でしっかりとスマートフォンの使い方について話し合ったり、管理したり、ルールを作ったりすることが大切でしょう。

また、SNSも年々増えたり、様々な機能が追加されたりと進化しています。中高生ぐらいになってくると、子どもたちの方が詳しいことも多いのではないでしょうか。

しかし、保護者が知らない、わからないSNSはどんな危険性があるのかを予測することが難しいため、子どもにはなるべく使わせないことをオススメします。

そのSNSではどんなことができるのか、どんな機能があるのか、を保護者が理解した上で使わせることで、様々なリスクから子どもを守ることができるでしょう。

携帯を持つことのメリット・デメリットを考えた上で、ぜひ携帯電話の所持についてご検討ください。

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携帯電話を持つ小学生