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2017-04-27

中学受験の国語対策に読書は必要ない?受験と読書は別ものな理由

中学受験の国語対策に読書は必要ない

国語といえば読書。

「読書をしている子ほど国語の成績がいい」と思っている人は多いですよね。

実際に受験生を持つ親から「読書をさせた方がいいですか」という質問は多く、夏休み前などは「何を読ませれば良いですか」という質問も。

受験でよく出る作家の本を読ませたいという気持ちは分かりますが、正直言うともったいないと思います。

「読書をするべきだ」という思い込み

受験生も読書をすべきだという人はよくこういった理由を挙げます。

・漢字や言葉が学べる
・早く読めるようになる
・長文に慣れる

どれも読書をすることで国語の成績が上がるという認識につながっています。間違っているとも思いません。

ではなぜ「もったいない」のか。

それは非効率だからです。

テストで点数を取るためには、読書は必要ないのです。

漢字・言葉は問題で学ぶ

読書をすることで漢字が読めるようになったり、知識が身についたりすると言われますが、それは受験で使えるものでしょうか。

受験問題として出てくる漢字は書き取りです。読書では正しい書き方が身につきません。とめ・はね・はらいなどの細かいところまで見られますが、読書でそこまで考えている子供はいないでしょう。

本を読むことでたくさんの言葉を吸収することができます。

では子供は本の中に出てくる分からない言葉を、辞書で調べたり人に聞いたりするでしょうか。正しい意味で理解しているでしょうか。

つまり子供が一人で自分の読みたい本を読む場合、期待するほど新しい漢字や言葉を吸収することはないのです。

中学受験を考えて国語の読解に取り組んでいる子供は、それだけで漢字や言葉の勉強をしています。敢えて読書で学ばせる必要はありません。

読書は自分のペースで読むもの

読書をすると、読解問題でも早くスムーズに読めるようになると考える人もいます。

ですが、受験の読解と読書は「根本的に読み方が違う」のです。

読書は自分のペースで好きに読むことができます。人物関係が分からなくなったら前のページに戻ったり、疲れたらいったん休んだりすることもできます。

受験の読解はどうでしょうか。決められた時間で読み、問題に答えなければなりません。目的は「読む」ことではなく「解く」ことです。

たとえて言うなら、競技水泳のアスリートが海水浴場で泳ぐようなもの。目的も状況も全く異なる、「似て非なるもの」です。

受験の読解の役に立てたいのであれば、受験問題に向かうのが一番です。

慣れていなければ読書もできない

読書をすれば長文に慣れるというのは逆。長文に慣れているから読書ができるのです。

受験で出題される文章は実際のストーリーの一部。本を読む方が文字数は圧倒的に多く、目的も時間も決まっていないため集中できないことも。

読解が嫌いだからと本を渡しても、集中して読めなければ意味がありません。国語嫌いを増長させてしまう可能性もあるのです。

また、親が読ませたい本と子供が読みたい本は合わないことも多いもの。

読書が苦手な子供が、好きでもない本を最後まで理解して読めるでしょうか。途中で飽きてしまっては時間の無駄ですよね。

読書はいいことだけど自主性が大事

読書は受験には必要ない理由を挙げてきましたが、読書自体が悪いことではありません。もちろん素晴らしいことです。

「親が」「受験のために」読書させることが良くないのです。

元々読書が好きな子供が、受験生になってからも読書をするのは歓迎すべきこと。自分の好きな本を好きなように読ませればよいでしょう。

読書が好きではない、もしくは習慣がない子供には読書をさせる必要はありません。受験勉強をコツコツ続けるのが近道です。

子供には読書をしてほしいと思ったら

読書は自分から進んでしなければ意味がありません。できれば進んで読書をする子供になってほしいと考える親は多いのではないでしょうか。

ではどうすれば自分から読書をする子供になるのか。

答えは簡単。親が読書をすることです。

子供は親の行動を見ています。スマホをいじりながら読書しなさいと言われても、したいとは思えませんよね。

まずは親が読書を楽しむ姿を見せましょう。同じ本を読んで感想を話し合うのも良いですね。

読書と受験は切り離して考えよう

今回伝えたかったのは、「読書は受験とは関係なく人生を楽しむためのもの」だということ。読書は素晴らしいものです。また受験に全く役立たないかといえば、決してそんなことはありません。

ただ受験のためする読書は非効率でおもしろくもありません。

読書と受験は切り離し、受験に必要な知識や読解力は授業や問題演習で身につけていきましょう。

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