中学受験における母親の役割とは?

中学受験の母親の役割

お正月が明けた頃、全国各地で始まる中学受験。

受験の主役は勿論お子さんですが、中学受験においての私達・母親の役割とは一体何でしょうか?

中学受験はお母さんが監督

中学受験は小学6年生の子が迎える受験。その年齢の子供達はまだまだ、精神的・体力的に未熟であると言え、メンタル面・健康面においても自分自身のコントロールが難しい年頃です。

そんな中学受験ですので、保護者のサポート力はやはり大きく結果に影響を与えます。

プレイヤーがお子さん本人、お母さんは監督といった立場となるでしょう。幼い頃からお子さんを育て、性格や身体的特徴を熟知しているお母さんがその子に合ったコーディネートをし、合格というゴールへ向かって背中を押して行くのが理想的なイメージだと思います。

中学受験の監督者であるお母さんは、具体的にどんなサポートができるでしょう。中学受験の始まりから終わりまで、時系列的に考えてみます。

母親の最初の仕事は志望校選びと動機づけ

子供と中学校を探す母

母親の最初の大切な仕事となるのは、志望校の見極めと受験への動機づけでしょう。

志望校選びにおける教育理念の重要性

志望校の選択については、他の人や近所の評判を鵜呑みにすることなく、学校のホームページや案内などを自らよく読み、教育理念、カリキュラムや課外授業、在校生の様子、卒業後の進路などを吟味して下さい。

特に随所に掲げられている教育理念は、短い一文の中に、その学校方針の全てが込められています。入学したら、日々子供にすり込まれる言葉でもあるので、この教育理念が自分の教育理念と合致するものがどうかを見極めることは大切です。

志望校を選ぶ際に一番大切なのは、学校がその子に合っているかどうかですが、親の立場からは「子供をどんな風に育てたいか」「どんな子になってもらいたいか」の視点で選ぶと、失敗のない志望校選びができると思います。

他にも、関係者の生の声を聞くのもとても参考になります。学校が発信するSNSをチェックしたり、在学生にも話を聞いてみたりして様々な情報を集め、志望校選びの判断材料として下さい。

中学受験への動機づけ

次に受験への動機づけですが、まずは文化祭や公開授業に親子で参加してみて、学校の内側から実際の様子を観察します。

  • 在校生ははつらつとしているか、
  • 先生はどんな人物で生徒に対する態度はどんなか、
  • 授業のレベルは高く内容は興味が持てるものか、

などの点をチェックしてみましょう。

チェックポイントは、事前に考えて紙に書き出しておくと、チェック忘れを防げます。

ついでにその時に我が子の様子も観察してみて下さい。在校生や学校の様子を見て、公開授業に参加して楽しそうにしていますか?

興味を持って学校の展示や授業を見ていたら、きっと目が輝いて表情が生き生きとしているはずです。それならば、その学校はお子さんに合っていそうですね。

母親としてのさりげないサポートを

もしご自身でも気に入られたら、「この学校で学びたいね」と声に出してお子さんの気持ちを引き出してあげ、中学受験への動機にしてあげましょう。

実際に学校を見て、「この学校へ行きたい!」と強く思ったお子さんは、楽しい学園生活という具体的な目標を持つことができるので、辛い受験勉強でも頑張って乗り越えていけます。

受験の動機づけは勉強を続けるモチベーションそのものとなりますので、とても重要です。具体的な達成のイメージを持たせてあげ、やる気を引き出してあげましょう。

中学受験の環境整備は母親の仕事

中学受験の勉強をする子供

中学受験の環境には、学習環境と生活環境の2つがありますが、環境の整備もお母さんの大切な仕事となります。

学習環境の整備

学習環境の整備というのは、お子さんが効率的に学べる環境を作ることです。塾や家庭教師について、お子さんに合った所や教師を吟味し、勉強部屋は快適で集中できる空間に整えてあげます。

生活環境を整備

生活環境を整えるというのは、お子さんの健康管理や学校生活をサポートすることです。

受験勉強は体調を崩すと遅れをとってしまいますし、働く脳は多大な栄養を必要とします。

毎日の食事でしっかりとエネルギーと栄養素を補ってあげ、お友達関係や教師との関係に悩み受験に支障が出ることがないよう、早めの対処で生活面の問題をクリアしてあげましょう。

受験関係の書類対応は母親の大事な仕事

中学受験のサポートをする母

いよいよ受験前となり、実際に志望校に出願することも大事な仕事です。

受験の関係書類は様々ありますが、記入の不備は結果に悪影響を及ぼす可能性があるので絶対に避けなければいけません。

それぞれの書類の期日は細かく設定されていることが多く、各家庭によっても書類の種類が違ってきますので、予め学校で開催される入学説明会には必ず出席し、正確な出願が行えるようにしましょう。

疑問点などは入学説明会の質疑応答で、直接先生に質問することができます。

私が参加した時には、「入学許可が下りた後の辞退は禁止となっているが、双子で片方が受かり、片方が落ちた場合は入学辞退が可能でしょうか?」といった特殊な相談もありました。

その時に質問に答えられた副校長先生が、「うちの息子も双子なので双子の親御さんの気持ちは良く分かります。原則的には禁止ですが、その場合は辞退を認めたいと思います」とおっしゃるのを聞き、学校に対して大変好感を持った経験があります。

入学説明会では、先生と親との生きた言葉のやりとりも聞け、志望校をより知ることができるチャンスとなりますので、ぜひ出席をお勧めします。

中学受験当日の母親の仕事

受験日当日でのお母さんの仕事は、保護者面接です。

保護者面接では、学校側から現住所の確認や通学方法に関する確認などが行われます。

内容としては当たり障りのないものですが、質問すると同時に、同席している面接官数人により保護者の人物像の見極めが行われ、学校に適した家庭かどうかの判断が下されます。

従って、得点1点の違いを争う受験では、保護者面接の結果も審査の対象となり得ます。服装や受け答え、立ち振る舞い全てに細心の注意を払い、面接官に敬意を忘れず、落ち着いた態度で面接を受けましょう。

中学受験における母親の役割のまとめ

中学受験ではお母さんのサポートは大きな力となります。

受験は自分との戦いですから、子供が疲れて息切れをしたり、受験自体をやめたくなってしまうことも十分あり得ます。時には厳しく、普段は大らかに。

帆を張り、受験という大海を進むお子さんを後ろから見守り、母なる風を送ってあげましょう。志望校という港に無事着けますように。応援しています。

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