明治大学付属明治中学を受験するなら知っておきたい!偏差値や倍率、試験の対策

明治大学付属中学

明治大学付属明治中学校は、学校法人明治大学が運営する付属の中学校で、明治大学付属明治高等学校での募集もあり、併設型の中高一貫校です。

今回は明治大学付属明治中学校の教育の特色、受験情報、入試問題と対策についてご紹介していきます。

明治大学付属明治中学校の特色

明治大学付属明治中学校・高等学校の校訓は、「質実剛健」、「独立自治」という明治大学の建学の精神がもとになっています。

また、グローバル化の進展にあたり、大学や大学進学後を見据えた人材の教育が行われています。

中学校と高校の6年間の一貫した教育により、総合的な基礎力を鍛え、社会で問題解決に取り組む人材の育成を目標としています。

将来のキャリアへ向けた力として、中学校と高校の6年間で「洞察力」、「実践力」、「社会力」、「精神力」の4つを育てることが教育方針として掲げられています。

これらは授業だけでなく、検定試験、修学旅行、各種の行事などで実践されています。また、明治大学の付属校として、進学指導で明治大学の全学部の説明会、大学施設見学などが行われています。

明治大学への進学を念頭に置き、社会で活躍するための力を視野に入れた教育方針が特徴となっています。

学校の沿革

明治大学付属明治中学校・高等学校は1911年に創設され、1912年に旧制明治中学校として開校されました。

その後、戦後の学制改革により、1947年に新制明治中学校、1948年に新制明治高等学校が発足しています。また、明治大学への推進制度によって、大学までの一貫教育が掲げられました。

2008年には男女共学化が行われ、現在に至っています。

進学先

推薦によって明治大学へ進学する生徒の割合は、毎年9割以上とされています。

明治大学の学部別に進学実績を見ると、特に商学部や政治経済学部への進学が多い傾向が見られます。

2016年度の卒業生の進学先には、商学部が49名、政治経済学部が48名、理工学部が27名となっており、商学部と政治経済学部が他の学部より目立つ傾向があります。

学校周辺の環境

明治大学付属明治中学校へのアクセスは、主にバスでのアクセスとなります。

小田急・京王バスで「大沢コミュニティセンター」または「調布中学校」から徒歩3分となっています。

バスは、京王線調布駅北口から約10分、中央線武蔵境駅南口から約20分、中央線三鷹駅南口から約30分、小田急線狛江駅北口から約30分でアクセスできます。

京王線の調布駅からのアクセスが最も近く、バスの種類も多くなっています。また、徒歩の場合、京王線西調布駅から徒歩約18分でアクセスできます。

明治大学付属明治中学校の受験情報

平成30年度の試験日は2つの日程があり、第1回が2月2日(金)、第2回が2月3日(土)となっています。募集人員は、第1回が男女約90名、第2回が男女約60名となり、いずれも帰国生を含んだ人数となります。

試験科目と配点

科目 試験時間 配点
国語 50分 100点
算数 50分 100点
社会 40分 75点
理科 40分 75点

試験科目は、第1回・第2回のいずれも、国語、算数、理科、社会の4科目となります。

明治大学付属明治中学校の偏差値と倍率

偏差値

明治大学付属明治中学校の偏差値は、男子が59、女子が63となっています。

倍率

平成29年度の志願者数、受験者数、合格者数を見ると、次のようになります。

第1回入試 第2回入試
募集人数 90名 60名
受験者 623名 390名
合格者 200名 89名
受験倍率 3.12倍 4.38倍

男女別に実質倍率を見ると、第1回は男子が2.48倍、女子が4.60倍、第2回は男子が4.12倍、女子が4.70倍となります。

いずれも女子の倍率が男子より高く、特に第1回では男子と女子の倍率の差が特徴的です。

明治大学付属明治中学校の入学後の学費

別個にかかる費用を除き、入学金と授業料などの学費を合計すると、初年度では109万7400円となります。

入学金を除く上記の学費を中学2年、3年のそれぞれの学費として、初年度の費用と合計すると、中学3年間でかかる費用の目安は269万2200円となります。

(PTA入会金などがさらにかかるため、実際はもう少し多い金額となります)。

明治大学付属明治中学校の入試問題と対策

算数

試験時間50分の中で大問は6~7問という構成になります。大問1問は計算問題などの小問集合で、大問2からは応用問題という形式が多く見られます。

明治大学付属明治中学校の算数は、難易度が高い問題というより、標準問題が比較的多く見られます。

特に大問1の計算問題など、基本的な問題が多く出題されます。一方で、基本・標準問題が多い分、合格点は高い傾向があります。

また、後半の問題は応用問題となるため、前半の計算問題などは速く正確に解き、後半の応用問題を解く時間を確保する必要があります。

一方で、1問の配点が比較的高いという特徴があります。そのため、基本問題でミスをするだけで点数に大きく差がついてしまいます。

そのため、前半の問題を速く解きすぎてミスをすることは避ける必要があります。速く解きつつも正確さを意識する必要があるので、このあたりの時間配分は過去問で十分に慣れておきましょう。

頻出分野としては、相似、割合、速さ、グラフなどがあります。いずれも中学入試では頻出分野となりますが、明治大学付属明治中学校では難易度の高い問題が出題されるケースも見られます。このあたりの単元は過去問でチェックし、重点的に対策しておきましょう。

また、途中式や考え方を記入させる問題が多いという特徴もあります。計算問題は答えだけですが、大問2からの応用問題は途中式や考え方を記入させる問題が多くなります。日ごろの問題演習の中で、ただ解答するだけでなく、受験問題を見据えた途中計算の書き方、考え方の書き方を意識しておく必要があります。

国語

試験時間50分で大問は3問、内容は読解問題、知識問題、漢字となります。読解問題は説明文・論説文の出題が多い傾向があり、近年は説明文・論説文でほぼ統一されています。

読解問題は記述問題が多い傾向があります。また、読解問題の文章量も多く、記述問題を解答することを考えると、かなり時間のかかる問題となります。そのため、長い読解問題と記述問題は重点的に対策をしておく必要があります。

1問の文章量が多い読解問題は、演習量が大きく関係します。文章が長い読解問題に慣れていないと、内容把握や論理展開がスムーズにできないおそれがあります。普段の問題演習で長い読解問題に慣れておき、長い文章が出題されても抵抗なく解けるようにしておく必要があります。

出題傾向としては、傍線部はどのようなことか、といった傍線部の意味や何を指すのかを問うものが多く見られます。

文章量が多い読解問題で傍線部の内容を問う問題は、該当箇所を探す際に時間がかかります。そのため、言い換えになっている表現は特に意識する必要があります。線を引くなどして、読みながら整理する練習をしておきましょう。

また、読解問題に時間がかかるため、知識問題と漢字は速く正確に解いておく必要があります。漢字、四字熟語、漢字の意味、慣用句やことわざなど、中学入試で頻出の分野をきちんとおさえ、どの分野が出題されても対応できるようにしておきましょう。

社会

社会は試験時間40分で、大問3~4問が出題されます。年度によって出題形式は様々ですが、内容としては各分野の総合問題が多い傾向があります。また、データなどの資料問題が多く、記述問題も出題されます。

資料問題の記述問題は、データを正確に読み取ったうえで説明する必要があります。ただ知識があればいいというわけではなく、資料を正確に読み取り、それを説明できる力が必要です。

これらの対策としては、なるべく似たような問題に触れておくことが重要です。ただ資料問題を解くというより、資料問題できちんと記述問題があるものを日ごろから解き、慣れておきましょう。特に記述で資料の説明をする場合、演習量が大きく影響します。

また、時事問題の難易度が比較的高いという特徴もあります。時事問題や環境問題の出題として細かいところまで問われるので、十分に注意しておく必要があります。時事問題の範囲をまんべんなく対策し、広範囲な視点を持っておくようにしましょう。

理科

試験時間は40分、大問数は6~7問で出題されます。4分野からまんべんなく出題され、問題数も比較的多くなります。

出題形式は選択問題が多い傾向がありますが、難易度は高いといえます。基本的な問題の出題も見られますが、難易度の高い問題は正答することが困難なものもあります。

また、計算問題の出題も見られます。化学と物理での計算問題となりますが、算数と異なり、途中計算や考え方を解答させるものではなく、答えだけを解答する形式となります。そのため、途中の計算ミスは絶対にしないように、丁寧に解く必要があります。

対策としては、4分野の基本的な問題は必ず正答できるようにしておくことが重要になります。また、過去問で頻出の分野をチェックし、重点的におさえておきましょう。まずは基本問題を正答できることが重要となるので、ケアレスミスは絶対に避ける必要があります。

過去問

受験生平均点の特徴

平成29年度の平均点、合格最低点を第1回、第2回ごとに分けると、次のようになります。

第1回の平均点が180.67点、合格最低点は192点となっています。350点満点となるため、合格最低点は約54.9%となります。

第2回の平均点が172.66点、合格最低点は189点となっています。こちらも350点満点となるため、合格最低点は54%となります。

第1回、第2回のいずれも、合格最低点は54%以上となっています。55%以上を取っておくと最低点より少し上になりますが、6割程度取っておくことが一つの目安といえるでしょう。

明治大学付属明治中学校合格のために必要なこと

明治大学付属明治中学校の試験問題は、それぞれの科目で特徴が分かれます。

算数は途中式や考え方を記入させ、基本問題や標準問題が多くなります。一方で、理科は難易度の高い問題が比較的多く、計算問題は途中式などを書かずに答えだけを解答するものになります。

国語は長い読解問題と記述問題に特徴があり、社会は資料問題の記述問題が特徴的です。

一方で、いずれの科目も基本問題は必ず正答することが特に重要となります。算数の基本的な計算問題、国語の漢字・知識問題はきちんと正答し、社会と理科でも基本問題は確実に正答する必要があります。

特に国語、社会、理科には難易度の高い問題が多い傾向があるので、基本問題を正答しておき、難易度の高い問題で差をつけることが重要です。

また、算数は全体的に基本・標準問題が多いですが、その分、合格点は高得点となります。少しのミスが合否を分けることになるので、速さと正確さが特に求められます。

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