リビング学習で成績アップ!ポイントは「遊びのように」勉強すること

リビング学習のコツ幼少期の東大生の半分が、自室の学習机よりもリビングで主に学習していたという話が持ち上がってから、成績アップのためにリビングで学習を行う家庭も増え、随分と主流になってきたように思います。

でもこのリビング学習、ただリビングに環境を移すだけでは十分な効果は期待できません。

ここでは、効果をあげるために大切なポイントがいくつかありますので、ご紹介していきます。

リビング学習の真の意図は「まるで遊んでいるかのように」

親の目の届くところで勉強ができるとか、誘惑が少なく集中しやすいだとか、リビングで学習することの理由は様々に言われていますが、本当の意図は子ども側の感じる雰囲気にあります。

ズバリ、リビング学習の真の意図は「まるで遊んでいるかのように」勉強ができるところ。

子どもと勉強を仲良くさせる

幼稚園や保育園から上がってきたばかりの低学年ならなおさらです。

「お勉強はマジメにコツコツとするもの」というのは確かに言えますが、ガチガチに固めてしまうと、遊び=楽しいもの、勉強=我慢してするものという先入観ができてしまいます。

勉強が好きな子は、ある程度放っておいても自ら学び始めますので、小さいうちに勉強への親和的な意識を持っておくことは大変重要です。

リビング学習で遊びと勉強が結びつく

勉強へ意識を高めるには勉強へのハードルを下げてあげることが大事。

そこでリビング学習です。

いつも遊んでいるリビングなら、余計に構えてしまう必要もなく、子ども側の気分的にも随分楽です。

最初のうちは、しゃべりながらでもいいんです。

リビングという空間にいつの間にか勉強する習慣が組み込まれさえすれば、あとは大丈夫。

このことを念頭に入れて、実際に環境を設定してみましょう。

リビング学習のポイントは、質問も気軽に、手軽に。

宿題をしていて、もし子どもが詰まっていたら、ママは「用事をしながら」どうしたのか聞いてみてください。

ここで大人の側がはりきって教えようとしてしまうと、リビングで学習している効果が半減。

狙いは、子どもが気軽に聞いたり教えてもらったりできるようになることです。

そのためには、用事をしながら子どもの様子を見てみましょう。あくまでお互いゆるく繋がっている関係がちょうど良いのです。

また、教える時にはダイニングテーブルを使うことが多くなるかと思いますが、斜め前の席に座って、真正面に座らないようにしてみましょう。

そうすることで圧迫感を減らすことができます。

朝起きてから勉強をする子供

リビング学習の狙いは勉強のハードルを下げること

まるで遊んでいるかのように、勉強のハードルを下げることがリビング学習の狙いです。

ですので、図鑑や算数セット、地球儀といった教材や教具もリビングにまとめて置いてあるのが理想ですね。

そうすれば、例えばテレビの時代劇やドキュメンタリーで出てきた人物や国を子どもたちと一緒になって確かめることができます。

最近であれば、パソコンやタブレットをそのように活用するのもいいですね。

勉強が、日常生活や遊びと接近していくことで、子どもたち自身の理解も深まります。

孤独学習よりもみんなを巻き込めるリビング学習

リビング学習を母親と勉強が耐え忍ぶものである必要は、特に小さい頃にはありません。

楽しくみんなでワイワイとやっていても理解のできる内容のことが多いからです。

経験と記憶とが結びつけられて、逆にその方が長期記憶に残りやすいのです。

兄弟で一緒にリビング学習すると効果的

もし兄弟がいるのならば、兄弟同士で宿題をやらせてみましょう。

どちらが早く終わるかという競争心も生まれますし、下の子は上の子が自分よりレベルの高いことをやっていることに興味を持つものです。

上の子は得意げになりますし、下の子にごっこ感覚で教えてあげることもできます。

こうなると勉強へのハードルは随分下がってくるでしょう。

生活音も立派なBGM

リビングで学習しているからといって、特別な配慮はあまり必要ありません。

子どもは概して気が散りやすい傾向にありますが、何かに集中している時には大人以上の集中力を見せてくれます。

テレビを消すなどの最低限のルールは必要ですが、ママの調理の音や家族同士の話す声も立派なBGMだと思って、普段通りすごしましょう。

これもポジティブに取れば、遊びのように勉強を行う環境設定の一つとなります。

自宅で勉強をする子供

勉強好きが成績アップへの一番の近道

勉強することに苦手意識のない子は、勉強がゲームや遊びとさほど変わりないように考えていることが多いです。

東大生の例もその最たるものでしょう。

勉強が楽しい子は自らすることができるので、自然に成績アップにも繋がります。そのために親にしかできないことが、家庭での環境設定です。

環境設定は間接的であり、すぐに結果に結びつくものではありません。

しかし、長期的な視点で見たときには、とても費用対効果も高いように思います。

上記のポイントを踏まえて、リビング学習を是非試してみてくださいね。

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