女子学院中学校を受験するなら知っておきたい!学校の特色や受験情報、入試対策

女子学院中学校は東京都千代田区にある私立の女子中高一貫校で、桜蔭、雙葉と並ぶ、女子御三家の1つとしても知られています。

今回は女子学院中学校の特色や偏差値、倍率などの受験情報、そして合格のために必要な試験の対策・傾向についてご紹介します。

女子学院中学校の特色

女子学院中学校・高等学校は、1870年に創立された伝統のある中高一貫高です。キリスト教精神を基盤とし、自立した女性の育成を実践する教育が行われています。

女子学院では、生徒の自主性や自立を尊重する校風が特徴です。制服や細かい校則が設けられておらず、自由な校風となっています。生徒会やクラブ活動においても、自主的な活動が多く見られます。

また、高校での生徒の募集は行わない完全中高一貫校で、いずれの教科も中高6年間で完成するカリキュラムが組まれています。

自ら意欲的に学ぶ姿勢を重視し、授業でも実験や観察、体験、ディスカッションが多く取り入れられていることも特徴です。また、独自の科目として、いずれの学年にも聖書の時間が設けられています。

学校の沿革

1870年、ジュリア・カロゾルス氏によって築地居留地にA六番女学校が設立されたことが、女子学院の始まりとなります。

その精神がB六番女学校(後の新栄女学校)・原女学校に引き継がれ、1890年には桜井女学校が新栄女学校と合併、校名を「女子学院」に改称して発足しました。

1920年には現在の大学教育にあたる高等科を東京女子大学に統合し、以降、中等教育として中高一貫での教育が現在に至るまで行われています。

進学先

2020年度の大学別合格者数を見ると、東京大学33名、東京外国語大学8名、一橋大学6名といった国公立大学や、早稲田大学150名、慶應義塾大学70名、上智大学51名といった難関私立大学の合格実績が豊富です。

学校周辺の環境

女子学院中学校は、四ツ谷駅、市ヶ谷駅、麴町駅、半蔵門駅からアクセスが可能です。

最も近い駅の麴町駅をはじめとして4つの最寄り駅があり、アクセスに便利な場所にあります。

  • 東京メトロ有楽町線の麹町駅5・6番出口から徒歩3分
  • 東京メトロ半蔵門線の半蔵門駅5番出口から徒歩6分
  • JR線・都営新宿線の市ヶ谷駅2・3番出口から徒歩8分
  • 東京メトロ南北線の市ヶ谷駅2・3番出口から徒歩10分
  • JR線の四ツ谷駅麹町口から徒歩12分
  • 東京メトロ南北線の四ツ谷駅3・5番出口から徒歩13分
  • 東京メトロ丸の内線の四ツ谷駅から徒歩15分

女子学院中学校の受験情報

試験日

2021年2月1日(月)

募集人数

240名

試験科目と配点

科目 試験時間 配点
国語 40分 100点
算数 40分 100点
社会 40分 100点
理科 40分 100点

筆記試験は国語・算数・社会・理科の4教科型で、時間と配点はいずれも40分で100点となります。

グループ面接は本人のみで、人数は5人程度、長さは10分程度で行われます。

また、試験のほか、小学校校長の報告書が選抜判断材料となります。

偏差値

女子学院中学校の偏差値は、80偏差値で70となります。難関中学校の一つです。

倍率

2019年度の受験者数は743名、合格者数は281名です。倍率は2.6倍になります。

女子学院中学校の学費

入学金は380,000円となるほか、2021年度の学費(月額)は以下のようになっています。

授業料 41,000円
施設費 15,000円
冷暖房費 1,100円
JG会費 800円
生徒会費 390円
旅行積立金 3,800円
クラス費 100円
月額合計 62,190円

女子学院中学校の入試問題と対策

算数

試験時間は40分で、配点は100点満点となります。大問は6問程度で、大問1は計算問題・小問集合、大問2以降は応用問題で構成されています。

難問というより、標準レベルの問題を正確に、かつ短時間で解くことが求められます。試験時間も40分で短いため、時間配分には十分注意しなくてはなりません。大問1の計算・小問をスピーディーかつ正確に解いたうえで、大問2以降の問題を解く時間をきちんと確保することが重要です。

頻出分野は図形、速さ、数の性質など幅広く、特に図形の問題が多い傾向があります。また、受験生のレベルを考えると、いずれの分野もケアレスミスは絶対に避けたいところです。

全体的に標準レベルの問題が多いですが、その分、高得点勝負になる可能性もあります。決して油断はせず、スピードと正確さを常に意識し、実力を高めなくてはなりません。日頃の問題演習でもケアレスミスには特に注意し、速く正確に解き進める練習を重ねましょう。

国語

算数同様、試験時間は40分で配点は100点満点です。大問は3問で、読解2問、漢字1問という構成になります。

読解問題は論説文や随筆文が多いため、特に語彙力や語句の類推力が求められます。論理展開をスピーディーかつ正確に把握し、各設問に臨まなくてはなりません。試験時間は40分で短いので、日頃の問題演習では常に時間を意識し、速く正確に読解する習慣をつけておきましょう。

設問形式としては選択肢問題、書き抜き問題、記述問題などがあり、幅広く出題されます。そのため、読解力を高めることはもちろん、こうした様々な形式に対応できる総合力が求められます。過去問演習はもちろん、普段から読解問題の演習を徹底し、様々な形式に対応できるよう実力を磨きましょう。

さらに、漢字や知識問題の対策もしっかり行い、ケアレスミスは絶対に避けなくてはなりません。高得点勝負になる可能性もあるので、一つのミスが大きな差につながるおそれがあります。読解問題の対策だけで終わらせず、漢字、語彙、文法などの対策も進め、苦手分野のないようにしておきましょう。

社会

社会と理科も、算数・国語と同じく試験時間は40分で配点は100点満点となっています。

大問は3問程度で、地理・歴史・公民(時事問題含む)分野から幅広く出題されます。

問題数が比較的多い傾向があるほか、難易度も高いので、時間的な余裕は少ないです。幅広い分野の知識はもちろん、速く正確に解くための実戦的な力が求められます。

設問形式は選択肢問題、適語記入問題、記述問題などがありますが、特に選択肢問題が多いので、まず重点的に対策をしなければなりません。また、表やグラフ、地図などの資料も多いので、与えられた情報を素早く読み取る情報処理能力も必要です。

このように、単なる知識だけでは対応できない構成のため、なるべく早い段階から問題演習に多く触れ、スピーディーかつ正確に解く習慣をつけなくてはなりません。特に、短時間で資料を正確に読み取るには、普段から資料問題に慣れておく必要があります。

また、場合によっては問題の取捨選択も必要になるでしょう。解ける問題から着実に解き、その後で難易度の高い問題に取り組むなど、時間配分の工夫も重要になります。過去問演習を重ね、こうした解き方・進め方も検討しておきましょう。

理科

他の科目と同じく、試験時間は40分、配点は100点満点となります。大問は4問で、4分野からまんべんなく出題されています。

社会同様、試験時間に対して問題数が多いので、やはり時間的な余裕は少なくなります。基礎・標準レベルの問題も多いですが、とにかく速く正確に解き進める力を鍛えなくてはなりません。

設問形式は選択肢問題、適語記入問題、計算問題、記述問題など幅広くなっています。そのため、いずれの形式にもスピーディーに対応できるよう、十分な慣れを作っておくことが大切です。各分野の知識を正確にすることは大前提ですが、問題演習も早い段階から積み重ね、各形式の設問をテキパキ進める力を養いましょう。

また、図表などの資料も多く、速く正確に情報を読み取る処理能力が求められます。日頃から資料が多く登場する問題に触れ、情報を素早く整理する力、思考する力を鍛えましょう。

このように、知識の整理に加え、スピードや情報処理能力が要求される構成ですので、問題演習・過去問演習を徹底し、実戦的な力を磨くことが大切です。

過去問

女子学院中学校合格のために必要なこと

女子学院中学校の試験問題は4科目とも試験時間が同じで、いずれもかなりのスピードが要求されます。受験生のレベルを考えると高得点勝負になる可能性もあり、速さと正確さの両立を常に意識しなくてはなりません。

また、配点も4科目で同じのため、4科目をまんべんなく対策することが重要です。算数であれば、幅広い分野の問題を速く正確に解き進めること、国語は読解力に加えて幅広い設問形式に対応できる総合力を鍛えること、社会と理科はとにかくスピードと情報処理能力を磨いておくことなど、それぞれの傾向に沿ってトレーニングしていきましょう。

こうした点に注意し、普段から時間を意識しながら、スピードと正確さを両立する演習が大切になります。

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