スマホネグレクトが子どもに与える影響とスマホ依存度簡単チェック

スマホネグレクトスマートフォンが普及し、電車やバスの乗り換えや目的地までの行き方を検索するなど、一度手にするとその便利さゆえに手放せなくなりますよね。

また、SNSを通じての友達とのやり取りなどで時間を忘れるほどスマートフォンを見ていると、「スマホ依存症」と呼ばれることも。

スマートフォンが育児にもかかせないアイテムになっているママも多いと思いますが、今「スマホネグレクト」という言葉が出現していることをご存知ですか?

「ネグレクト」とは、英語の「怠慢」、「無視」からの言葉で、子どもに対しては「育児放棄」、「育児怠慢」のことを指します。

「育児放棄なんてとんでもない!」と思うかもしれませんが、この「スマホネグレクト」は、自覚がなく行っていることが多いのが特徴なのです。

スマホネグレクトは育児放棄の自覚がない

電車の中でベビーカーを抑えながらスマートフォンを見ている光景、公園で子どもを遊ばせているそばでスマートフォンを操作している光景などを見かけたことはありませんか?

はたから見れば、「子どもをちゃんと見てあげればいいのに」とも思いますが、おそらく当のママ自身には「子どもを見ていない」自覚はありません。

スマートフォンをいじっていたからってゲームをしているとも限りませんし、もしかしたら、重要なやり取りをしているのかもしれません。

でも、そんなときに万が一子どもに何かが起こったとしたらどうでしょう?間違いなく「お母さんがスマホに夢中になっていて気が付かなかったからだ」と思われるでしょう。

「ちょっとだけ」と思っているのにずいぶんと時間がたっていたり、あなたも「スマホ依存」になっていませんか?

スマホネグレクトが子どもに与える影響

スマートフォンを見ているときに、子どもから話しかけられて上の空で返事をしていることがありませんか?

実は私にも見に覚えがあります。

子どもと向き合わないと将来の社会性に影響する!

幼いころの子どもからの問いかけは、成長の上で重要なものであることはご存知だと思います。

場合によっては、親が対応に困るほどしょっちゅう「なんで?」を繰り返す子どもがいて疲れているママもいるかもしれませんね。

でも、きちんと目を見て対応しないと、子どもが愛情を感じにくいだけではなく、その後の子どもの社会性に影響が出ると言われています。

お母さんが目を見てお返事してくれないのですから、子どもも相手の目を見ずにお話しするようになり、感情の表現が苦手になるという指摘もあります。

スマホネグレクトされると子どもは愛情を感じ取れない!

子どもはお母さんの自分に向ける表情から愛情を感じとり、自分は大切な存在なのだと安心することができるので、「こっちを見てくれない」と悲しい気持ちになります。

「なんで?」と聞く子どもの目はキラキラしています。

スマホ片手に上の空で答えるなんてもったいないですよ。

あなたはスマホネグレクトしていない?「スマホ依存症」簡単チェック

スマホ依存症をチェックするスマートフォンを全く見るなと言っているわけではありません。

「スマホ依存症」になっていなければ、いつでも子どもの方に向き直ることができるでしょう。

スマホ依存度チェック

  1. ラインなどでいつも友達とコミュニケーションをとっていないと落ち着かない。
  2. 暇なときにはスマホでインターネットを利用している。
  3. 子どもと出かけた記録をSNSに上げることが趣味となっている。

ひとつでも当てはまることがあれば、あなたも「スマホ依存症」かもしれません。

便利で、絶えず新しい情報が得られる魅力があるスマートフォンへは、依存しやすいものです。

本を読んでいる親子

スマホネグレクトは自覚がないことが深刻

携帯でお買い物をするパチンコ店の駐車場の車中に子どもを待たせておいたり、一日中家の中に子どもをひとりで留守番させるなど、明らかな「育児ネグレクト」の場合には、大抵自覚があるようです。

ですが、この「スマホネグレクト」の場合、自覚がなくおこなってしまっていることが多いのです。

自分でわからなければ、家族や友達に「しょっちゅうスマホを見てるかな?」と聞いてみませんか?

意外と多くスマートフォンを利用していることがわかるかもしれません。

便利なアイテムとして使い始めたものが、いつの間にかそのアイテムが中心の生活になってしまう。

そう自覚したらスマートフォンの利用方法を変えることができるのではないでしょうか。

自分がスマホネグレクトされたらどう思う?

「スマホ依存症」ではなくても、軽度の「スマホネグレクト」をしていることもあるかもしれません。

スマートフォンで子どものための連絡をしていたとしても、話しかけた子どもにはわからず、生返事をするママを見てどう思うでしょうか?きっとさみしい気持ちになりますよね?

どうしても、急ぎでスマートフォンを操作しなくてはいけないときは、「ママどうしても今連絡しないといけないの。だからちょっとだけ待っててね」と目を見てお話ししてみましょう。

「スマホネグレクト」にならないためには、スマートフォンに依存しないこと、子どもとは目を見てお話しすることを心がけましょう。