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2017-06-21

小・中学生はノートをこう取る!現役国語講師が教える賢いノート術

ノートの上手な取り方

子供のノートを見て唖然とした、という経験はありませんか。

子供のテストはチェックしていてもノートは見ていないという親御さんは意外と多いようです。塾で親御さんからの学習相談に応えるときには子供のノートを見ながら話すこともあります。

ノートは子供の頭の中をそのまま表していると言えます。ノートがぐちゃぐちゃな子は頭の中も整理できておらず、授業内容も頭に入っていません。ノートをきれいにとるというのは、理解力に直結しているのです。

裏を返せば、ノートがきれいにとれるようになれば理解力も上がる可能性があるということ。

今回は小学生でもできるちょっとしたコツをご紹介します。必要なのは「三色ボールペン」と「ノート」だけ。今日からすぐに実践できる5つのテクニックです。

ノートを二分割して使う

最近では様々なノートが売られていますよね。無地、方眼(マス目)、罫線、ドット罫線……何を買えばよいのか迷ってしまいます。

高校、大学へ行くと科目別に書きやすいノートの種類が分かってくると思いますが、小学生は基本の「罫線」がオススメです。

ノートは二分割します。ノートの真ん中に線を引いて、「板書を写すスペース」「問題を解くスペース」に分けて使います。

消しゴムで消えないようにボールペンで書くこと、授業に支障が出ないように家で書いておくことがポイントです。定規などを使ってキレイにまっすぐ分けましょう。

二分割のメリット

ノートを見返すのは、分からないときにポイントを思い出すためです。板書と問題演習が入り混じっていると、探しているものが見つかりません。すぐに見つからないとあきらめてしまう子も多いので、「見やすい」というのは非常に重要なのです。

特に問題演習は授業中に採点をするため、赤で書かれた〇や×でノートが見づらくなってしまいます。後で見返したい板書を邪魔しないための二分割です。

黒・赤・青の三色を使い分ける

見づらいノートには性別ごとの特徴があります。

男子に多いのは黒一色で勝負、すべて同じ色で重要なポイントが分からないノート。交換採点でさえ黒で始める子もいるのには驚きました。
女子はその逆で、使う色が多すぎることで見づらくなる傾向があります。赤だけでも五本持っていて筆箱がブクブクに太っている……よく見る光景ですよね。

どちらにしても、後で見返したときにポイントが分かりにくいノートです。

見やすいノートは3色

見やすいノートのお手本は、先生が書く黒板。多くの先生は「白・赤・黄」の三色で内容をまとめています。多くても「青・緑」を加えた五色です。(青・緑は見づらいため、補助的に使われることが多いようです)

黒板に倣って、ノートに使う色も「三色」にまとめましょう。まずは黒板と同じ配色でまとめるのがオススメです。

ただし黒板の黄色をそのまま黄色で書くととても見づらいので、青で書いてください。黒板の「白・赤・黄」をノートに「黒・赤・青」で書くということです。大人には当たり前のことですが、蛍光マーカーの黄色でノートに文字を書く子供も珍しくないのです。

三本あると持ち変えるのが面倒だという男子には「三色ボールペン」を持たせましょう。シャープペンも組み込まれているタイプも便利です。黒のボールペンを使う機会は少ないでしょうが、赤・青が一本で済みます。

他に持っておくべきものは?

図形や表を書くときに必要な定規の他に、「蛍光マーカー」も一本あると便利です。教科書に線を引くだけでなく、ノートの大事な部分を囲うときにも使えます。色は好みで選んでOKです。私はマーカーだと色が強すぎるので色鉛筆を使っています。

小学生は物を落としたり忘れたりすることも多いので、鉛筆と赤ペンは二本持っておくと安心です。

単元でページを変える

社会なら時代や地域ごとに、国語なら文章ごとに思い切って別のページに書きます。ページの初めに大きく単元名を書くとより分かりやすくなります。教科書や参考書と同じですね。

別のページに進むのはもったいないと思う子供もいるのですが、見づらいノートを作ることのほうがもったいないのです。親から「ノートはどんどん使ってね」と一声かけてあげてください。

当然ですが、科目ごとにノートも変えます。ノートに書く量が多いようなら、例えば社会だけでも「地理・歴史・公民」と三冊用意してもいいですね。

ノートは贅沢に!一行あけて書く

ノートは贅沢に使いましょう。

見やすくするために、「一行あけて書く」ようにしましょう。行をあけずに書いていると、文字が詰まって見づらく感じます。下線を引いたり四角で囲んだりすると、逆に文字が目立たなくなってしまうことも。

一行あけて書くメリットは他にもあります。書いた後にメモしたいときは、その一行が役に立ちます。黒板には書かなかった先生の言葉や漢字の読み方など、ちょっとしたメモを書くスペースにもなります。

小単元名と内容は書き始めの位置を変える

少し上級テクニックになるかもしれませんが、小単元(小タイトル)を意識して書けるとより一層分かりやすいノートになり、理解力も上がります。

たとえば国語の慣用句をまとめて書くとき。

  • 体に関する慣用句
  • 鼻が高い
  • 耳にたこができる
  • 動物に関する慣用句
  • 犬猿の仲
  • 猫に小判

いかがでしょうか。とても見づらいですよね。少し工夫をして見やすくしてみます。

  • 体に関する慣用句
    • 鼻が高い
    • 耳にたこができる
  • 動物に関する慣用句
    • 犬猿の仲
    • 猫に小判

同じことを書いても、書き始めの位置を少し変えるだけで一気に見やすくなります。

ただしこれは頭の中で、内容を理解してグループを作れていればこそ。理解力があるとノートも分かりやすくなるというのはこういうことです。

ノートには正確に写す

算数であれば図形をきれいに書くことも大切です。必要なら定規やコンパスを使ってしっかり書きましょう。書いてある数字と合わない図形が書かれていたら、後で見たとき首をかしげてしまいます。

国語や理科、社会は漢字を正しく書くことも重要です。中には面倒がってひらがなばかりで書いてしまう子もいますが、非常にもったいないことです。漢字を覚えるチャンスを逃してしまっているのですから。

黒板を正確に写すことは、試験の点数にも直結します。図形も漢字も正確に書くクセをつけましょう。

まとめ

  1. ノートを二分割する
  2. 三色で書く
  3. 単元でページを変える
  4. 一行あけて書く
  5. 正確に写す

今回挙げた5つのポイントはすべて、授業を聞いていない親でもノートを見るだけで分かるものです。

小学生なら自分のノートが上手に取れているか判断ができない子がほとんど。時々でいいので、子供のノートを見てあげてください。そして、上手にできているところをたくさん褒めてあげてくださいね。

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