語彙力は小さい頃からの習慣が重要!語彙力を高めるためにできること

会話を楽しむ子供お子さんの語彙力について頭を悩まされている親御さんも少なくないのではないでしょうか?

語彙力とはその人の言葉の幅を表します。

たくさんの言葉を知っているだけで評価されるケースもありますし、コミュニケーションにおいても理解は高いでしょう。

反対に語彙力がなければ、それだけで他のコミュニケーションが難しい場合もありますね。

塾講師の経験から、ここでは、語彙力とコミュニケーションの関わり、また語彙力を高めるためにどのような習慣が必要かをみていきましょう。

語彙力とコミュニケーションの関係

語彙力がないことで弊害が出てくるのがコミュニケーション。

そのコミュニケーションは大きく分けて「受け取る能力」と「伝える能力」に分かれます。

相手の思考を受け取る能力

語彙力が著しく欠けると、相手の思っていることや言っていることを理解するのに時間がかかる、もしくはそもそも理解できないということになりかねません。

他人の考えを理解できないと、相手を不快にしてしまい円滑なコミュニケーションの妨げに繋がります。

また、理解できないということは物覚えの悪さにも起因し、何度も同じミスを繰り返すことにも繋がります。

自分の思考を伝達する能力

また、語彙力が欠けていると伝える能力がかなり限定的になってしまいます。

自分の感情や思考を整理できないため物事を言語化できず、他人と話していても何を言っているの理解がされずらいなどという弊害も。

語彙力をつける!家庭で取り組むべきこと

読書をする子供では、正しい語彙を身につけるためにどのようなことをすると良いのでしょうか。

語彙力を高めるには大人になってからどうにかしようとするよりも、小さい頃からの習慣が重要です。

ここでは子供の語彙力を高めるためのアプローチについて述べていきたいと思います。

わからない言葉をそのままにさせない

語彙力がない子供はわからない言葉に触れた際、調べずにそのままにしている傾向があります。

この習慣をなくし、わからない言葉に触れた際に調べる癖をつけるだけでも語彙力はグンと伸びます。

話しているときに分かったフリをしていないか、きちんと言われていることが理解できているかを確認するようにしましょう。

様々なコンテンツに触れさせる

本、TV、SNSなど、今の時代、情報を得るための手段はたくさんあります。

偏った知識を持つと語彙も偏ってしまいます。

また、様々なコンテンツに興味を持つようになると1で述べた「わからない語彙をそのままにしない」ということが自然とできるようになっていきます。

子供を縛り付けず、あらゆるものに触れさせてあげましょう。

上でも述べた通り、語彙力とは「その人がもっている単語の知識、およびそれを使いこなす能力」のことなので理解できるだけでなく、使うための能力(使用語彙)もなければなりません。

音読をする子供

使用語彙を高めるには生活の中から意識しよう!

次に、日々使用する語彙について高める方法をみていきましょう。

会話をする

語彙をアウトプットするには会話をすることが重要です。

子供に語彙力をつけさせたのであれば、ただ会話をするだけでなく説明をさせることが大事です。

そのためには、子供が興味を持っていることなどたくさん聞いてあげて、言いたいことを上手く伝えられるようにしてあげましょう。

大人自身が誤った表現を使わない、曖昧な表現を使わない

子供は身近な人が使っている言葉をすぐに真似してしまいます。

真似される側が間違った言葉を使っていると子供にも影響します。

大人である我々は、自分が間違った表現を使っていないかを会話の中で気をつけるよう意識しましょう。

もし怪しい語彙があると思った際はあとから正しい表現を調べ、間違いを放ったらかしにしないように気をつけるようにしましょう。

EQが高い子どもとは

終わりに

上でも述べましたが、語彙力が欠けると他人とのコミュニケーションに支障をきたす可能性があります。

お子さんのこれからの成長過程で語彙力を高め、正しい教養を身につけることはとても重要です。

また、語彙力が高いことは単純に教養のある大人として見られるというだけでなく、話していて楽しい人だと思われますし、アイデアを生み出す能力にも繋がります。

なので、「語彙力がないとだめだ」と思って語彙力を伸ばそうとするよりも「語彙力があるといいことがある」といった気持ちで学習する習慣をつけていくことで語彙力を伸ばしていきましょう。