赤ちゃん返りをしている子供への関わり方と対処法と大切なこと

赤ちゃん返りの対処法新しいきょうだいの誕生や新しい環境になったことで起きる「赤ちゃん返り」。

特に新しいきょうだいの誕生時は、下の子のお世話が大変なのに、上の子が「赤ちゃん返り」してしまうと、困ってしまいますよね。

「赤ちゃん返り」をしてしまっている子にはどのように関わってあげたらよいのでしょうか。

今回は筆者自身の経験や保育士資格の知識を活かしながら考えてみていきましょう。

「赤ちゃん返り」のきっかけ

「赤ちゃん返り」はあることをきっかけに赤ちゃんのような状態に戻ってしまうことです。

今まで1人でできていたことを「できない」と言ってみたり、「やって」と甘えてみたりするようになります。

そのきっかけの多くは「下の子の誕生」です。

下の子が生まれ、それまで構ってもらえた時間が少なくなり、自分への愛情が下の子に奪われてしまうのではないか、というような不安から起こると考えられています。

子どもは非常に繊細!環境の変化に注意しよう

また、子どもは非常に繊細ですので、保育園や幼稚園の入学、引っ越しなどによる環境の変化によって心に大きなストレスがかかってくると起こると言われています。

その他、親の変化も敏感に感じ取り、心が不安定になることで赤ちゃん返りを引き起こしてしまう場合があります。

仕事が忙しく、子どもと関わることができる時間が減った場合なども注意が必要です。

一般的に赤ちゃん返りをしやすいのは、2~3歳頃とも言われていますが、就学前くらいまでは起こる可能性があり、比較的女の子の方が男の子よりも赤ちゃん返りはしにくいと言われています。

下の子の誕生による赤ちゃん返りへの対処法!

赤ちゃん返りの対処法

「お兄ちゃんなんだから」「お姉ちゃんなんだから」は言わないようにしよう

まず、筆者自身が気を付けたことの1つが、上の子に絶対「お兄ちゃんなんだから」「お姉ちゃんなんだから」という言葉を使わないことでした。

お兄ちゃん、お姉ちゃんになる子たちは好きでお兄ちゃん、お姉ちゃんになるわけではありません。

ある日を境に「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」という理由で我慢をさせられるのはかわいそうだと考えています。

ですが何かしてくれた時は「さすがお兄さん、お姉さん」と声を掛けてあげる事も。

「自分はもうなんでもできるんだ」という自信を持たせてあげる意味もありますし、少しずつ「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」という意識を持たせてあげるためです。

ですが、周りの人からは「お兄ちゃんなんだから」「お姉ちゃんなんだから」と言われることもあるかもしれません。

なかなか「言わないで欲しい」とは言いにくい場合、相手もいると思います。

「言わないで欲しい」と伝えるか伝えないか悩んでしまうと、逆に自分を苦しめてしますので、「自分だけは言わない」ということだけを徹底するのも赤ちゃん返りの対処法の一つだと思います。

たまには2人だけの時間を作ろう

これは協力者がいないとできませんが、赤ちゃん返りをしてしまった子と2人きりになる時間をつくることが有効だと考えます。

筆者自身の子も下の子の誕生とともに、上の子に赤ちゃん返りが見受けられ、このような時間を積極的に作り、結果的にこのような時間はとても重要だったと思います。

下の子はパパや祖父母にお願いし、上の子だけを連れて公園に行ったり、アイスを食べに行ったり、買い物に行ったりなど、時間でいえば30分ぐらいから2、3時間とその時の状況によってまちまちですが、その時だけはおんぶも抱っこもしてあげるし、とにかくやって欲しいと言われたら、ほとんどやってあげて甘やかしてあげてみるのもおすすめです。

実際2人きりで過ごした後は、少し赤ちゃん返りの症状が落ち着くように感じました。

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入園・引っ越しなどの環境の変化での赤ちゃん返りへの対処法

スキンシップを大切にしよう

忙しくしていたり、子どもが少し大きくなってきたりするとなかなか肌と肌が触れ合うスキンシップは減ってしまうものです。

しかし、肌と肌の触れ合いによって「オキシトシン」というホルモンが分泌されるのをご存じでしょうか。

「オキシトシン」は「幸せホルモン」とも呼ばれ、幸せな気分を高めてくれます。

それだけでなく、スキンシップは信頼関係を強めてくれる効果がありますので、意識してスキンシップの時間を取れるといいですね。

叱らずに言葉で伝えてあげましょう

忙しくしている時に駄々をこねられたりすると、つい叱りたくなってしまうかもしれませんが、赤ちゃん返りをしている子を叱るのは逆効果です。

もし今やってあげられないことをお願いされたら、「いつならできるか」を約束してあげましょう。

子どもは愛情を確かめたい、構ってほしいがための甘えです。

決して困らせようとしているわけではありませんので、気持ちを汲み、優しい言葉で伝えてあげましょう。

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赤ちゃん返りがない子も注意!

中には赤ちゃん返りがない子もいます。

下の子が生まれても、下の子がかわいい、お世話したという気持ちが強いと赤ちゃん返りがないことも。

ただ、一般的に言われている症状が出ていないだけで、それまでとは微妙に様子が違っている場合もありますので、1つひとつの行動に注意が必要かと思います。

また、赤ちゃん返りが下の子が生まれてすぐ、環境の変化があってすぐに起こるとは限りません。

このタイミング?というタイミングでやってくることもあります。

ふとした瞬間に寂しさが溢れてきたり、お兄ちゃん・お姉ちゃんという意識から我慢してきたが、我慢を越えてしまったり、はじまりのタイミングは分かりません。

特に年齢が上になるほど「我慢」ができるようになってしまっているので、かなり我慢をしている可能性もあります。

「赤ちゃん返りがないから楽」とほったらかしにするのではなく、時折、「我慢していることはない?」「つらくない?」と声をかけてあげましょう。

「いつもみているよ」ということを伝えてあげることで、子どもは愛情を感じ、安心することができます。

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「赤ちゃん返り」で大切な2つのこと

赤ちゃん返りをする子ども最初から「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」になれる子はなかなかいません。

「お父さん」「お母さん」だって少しずつ「お父さん」「お母さん」になったはずです。

大切なのはその子の「不安」に寄り添ってあげること

時に「こんな甘やかしても大丈夫なのか」と思うこともあるかもしれません。

しかし、不安や寂しい気持ちが満たされ赤ちゃん返りが落ち着けば、甘えも次第に落ち着いてきます。

保育者自身の時間も大切に

育児に追われ、忙しい毎日を過ごしていると、心の余裕が段々となくなり、子どもに対する余裕もなくなってしまいます。

余裕がなくなると、きつい言葉をかけてしまうことが増え、悪循環が続いてしまいます。

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最後に

赤ちゃん返りはずっと続くわけではありません。

筆者自身も子育ての中で下の子の誕生によって上の子が赤ちゃん返りをしてしまった時は上の子・下の子の対応に追われてイライラすることもありました。

しかし、いつしか赤ちゃん返りはなくなり、今は立派なお兄ちゃん・お姉ちゃんになり、下の子をとても可愛がってくれます。

パートナーや家族、時には行政や民間団体などの力を借りながら、今しかない時間を大切にしてください。

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