忍耐力は生まれ持ったものではない!子供に我慢を覚えさせる方法

我慢をする子供子どもが少しずつ大きくなり、外の世界との繋がりが広がってくると、嬉しい反面悩みも出てきます。

その中には、「なぜ我が子は我慢ができないのだろうか」ということも入ってはくるのではないでしょうか。

「公園で順番を守って遊べない」「学校のルールが守れない」など、我慢をしなければならない場面で自分の子どもが出来ていないと、イライラして強く叱ったりしていませんか。

子どもに「我慢」や「忍耐力」を覚えさせるためには、親として、大人としてどうしていけばいいのか、考えてみましょう。

我慢ができない子が増えている!?

最近では「我慢できない子」が増えているなんてことも聞いたりしますが、実際はどうでしょうか。

筆者自身は教員経験から「確かにな…」とちょっとうなずいてしまいます。

年々、やりたくないことはやらない子や、逆に自分のやりたいことだけをやる子、やりたくないことは上手く誰かに押し付けようとする子の割合は、クラスの中を見ると増えてきているようにも感じるからです。

人は自分の欲求を叶えることには全力投球することができますが、自分のやりたくないこと、苦手なことは避けようとします。

社会に出てからやりたくないことにも我慢をしなければいけない場面が出てくる

しかし、それでいいのでしょうか。

筆者自身は教員として、やりたくないことから逃げてしまうような生徒を見ると、その子の将来が非常に心配になります。

世渡り上手、と言えばそうなのかもしれませんが、実際そのようなことをしていると、周りから信頼されなかったり、自分の場所がなくしてしまったりする生徒をたくさんみてきました。

社会に出ればたくさん我慢しなければいけない場面が出てくるかと思います。

そこで「我慢できるかどうか」ということは、自分の人生をも左右する大切なことです。

自分の欲求や衝動を抑えることができなければ、何らかの依存症や暴力行為、犯罪行為につながっていくことだって考えられるのです。

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子育てをする上で知っておきたい!我慢の覚えさせ方、忍耐力の付け方

忍耐力をつける方法では、我慢を覚えさせるにはどのようにしていけばいいのでしょうか。

忍耐力を覚えさせるためには、きちんと言葉が理解できる必要があります。

そう考えると、2歳頃からしつけていくことは可能かと考えられます。

我慢の覚えさせ方

「我慢しなさい」ということは簡単ですが、大切なのは「なぜ我慢しなければいけないのか」ということを教えることにあります。

よく我慢をさせるために、「これができたら○○買ってあげる」と物で釣ってしまう方がいますが、最初からご褒美ありきのしつけは良いとは思えません。

また、「なんでできないの」と怒りのまま、突き放すような言葉をかけるのも良いものではありません。

「我慢すること」をたださせるのではなく、「なぜ我慢しなければいけないのか」という理由を子どもが考えられるように導いてあげることが大切です。

忍耐力の付け方

忍耐力を鍛えるという意味合いでは、欲求を満たしてあげることも必要です。

忍耐力を高めるためには、欲求を耐え忍ぶ力がないといけないからです。

例えば子どもがテレビゲームをしたいと言ったとき、「テレビゲームはやりすぎると目が疲れてしまうから30分だけにしよう」と約束をします。

「目が疲れる」という明確な理由でテレビゲームのやりすぎを抑制しつつ、30分だけは子どもの欲求も叶えてあげる、といったような具合です。

30分後、子どもはテレビゲームをまだやりたい気持ちがありつつも、約束したのでテレビゲームをやめる、これで「我慢する」という気持ちを少し強くすることもできます。

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親自身も我慢ができる親になろう!

さて、ここまでは子どもに「我慢させる方法」を述べてきましたが、我慢や忍耐力を付けるためには「親」や周囲にいる「大人」も変わらなければいけないことをお話したいと思います。

子どもに「忍耐力」を身に付けさせたいならば、親も「我慢できる親」にならなければいけません。

なぜなら、子どもがなぜ「そうしたいのか」をよく見極めてあげなければいけないからです。

子どもの欲求に対して「わがまま」と思っていることも、よく考えてみれば「甘えている」のかもしれないからです。

子供が我慢できるようになったと実感出来たときは、親自身も我慢強くなったという指標になる

例えば、夕飯の準備をしていて、「抱っこして」と言ってきた場合、それはわがままでしょうか。

夕方の忙しい時間に「抱っこ」なんてできないからと「あっちで遊んでなさい」と言ってしまっていないでしょうか。

子どもにだって親が忙しそうにしていることぐらいわかります。

しかし、子どもは常に自己中心的であり、年齢が低いほどさびしがりやです。

この場合の「抱っこして」は「わがまま」で言っているのではなく「甘えたい」気持ちの現れです。

親の都合でその甘えを我慢させていませんか。

親の都合を優先させてばかりいると、子どもの「こうしたい」「ああしたい」という気持ちを潰してしまうことになります。

そうすると、親にとって都合のいい「いい子」「素直な子」になるかもしれませんが、「積極性」は失われてしまうかもしれません。

親の都合にばかりに合わせさせるのではなく、子どもの成長を見守るだけのちょっとした心の余裕を持ち、親がまず我慢することをしてみましょう。

「我慢しなさい」と言うことは簡単ですが、子どもは言われて我慢強くなるわけではありません。

「親は子の鏡」という言葉があります。子どもが「我慢できるようになったな」と感じられたら、それは親がどれだけ「我慢できたか」の指標なのかもしれません。

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忍耐力は生まれ持ったものではない!少しずつ成長していきましょう

「うちの子は忍耐力がなくて~」なんて会話が聞こえてきそうですが、忍耐力は生まれ持ったものではありません。

どのように育ったか、によって身に付くものです。

しかし、「将来のために忍耐力をつけさせなきゃ」と躍起になるのも禁物です。

忍耐力を付けるためには「我慢させる」こともしなければいけません。

しかし「我慢する」ということは、身体に大きなストレスも与えています。

ストレスで心や身体を壊してしまっては元も子もありません。

忍耐力を付けるということは簡単なことではなく、1日で身に付くものでもありません。

子どもが少しずつ、ちょっとずつ、成長できるように親や大人が手を貸してあげるといいですね。

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