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2016-05-18

子供の自主性が育つ – 暮らしの中での関わり方や声かけのヒント

子供の自主性が育つ

普段、お子さんが何かが出来るようになった時、皆さんはどんな声かけをしていますか?

思わず「すごいね!」と言っている方も多いかもしれません。最初は「すごいね!」と褒めていても、成長してそれが当然のこととなった時、「前は褒めてくれたのに、何で今は褒めてくれないの?」となるかもしれません。

「僕すごい?」「すごいでしょ!」とお子さんが言いませんか?

将来「すごいね!」と言ってくれる人が周りにいなくなったどうでしょう。褒められなければやる気が出ない子どものまま大人になるかもしれません。

今、お子さんの褒め方を少し工夫するだけで、お子さんが自分で自分を伸ばせるようになる声かけや関わり方のヒントをご紹介します。

「出来たね!」をどんどん増やそう

子どもさんが何かを出来るようになった時ただ「すごいね〜!」と言うのではなく、そのまま「〇〇が出来たね!」「〇〇が出来るようになったね!」と、「何が出来たのか」を「具体的に」言うようにしてみましょう。

「すごい」という言葉は抽象的な言葉ですし、出来た「子ども」にスポットが当たっています。

そうではなく、「子どもが自分の力で、不可能を可能にしたことがら」にスポットを当てるのです。そうすると、子ども自身も、「今まで出来なかったことができた」ことに喜びを感じるようになるでしょう。

子どもが小さいあいだは、出来なかったことが出来るようになった、という出来事が毎日のようにいくつもありますし、それをそばで見ている親が「〇〇が出来るようになったね!」と言う機会も多いでしょう。

でも子どもは、幼稚園、小学校、と、少しずつ親から離れていきます。

幼い時「〇〇が出来るようになったね!」と日々言われて育った子どもは、そばに親がいなくなった時でも、子ども自身が心の中で「〇〇が出来るようになった!」とつぶやきながら、不可能を可能にしていくことが習慣になっていきます。

自分自身で、自分の心を「出来た!」で満たすことが出来るようになるのです。

そして、自分より下の子が何かを出来るようになった時、「〇〇が出来るようになったな!」と声かけしていくようになります。それはきっと社会に出ていくようになっても、スムーズな人間関係を築く上で大切になっていくことでしょう。

選択肢を示し、その中から子ども自身が選ぶ環境を用意する

1歳半前後から、子どもは自分の「こうしたい!」という気持ちを持つようになり、なかなか親の思うように動いてくれなくなります。

そのように、自分の意思を持って行動し始めたら、まずは2つの選択肢を示し「どっちがいい?」と自分で決めてもらうのです。

例えば、出かける時の靴や帽子、読む絵本、スプンの種類、など。小さいながらも、自分の好みをしっかり示す子どもに驚かされます。

年齢が3歳、5歳と上がってくると、その選択肢の数を増やしていってもいいでしょう。

「自分が何を好きかを理解してそれをはっきり示す」ことをしないと、人の意見に流される人生になっていきます。日常の中で、子どもが身につけるもの、子どもが遊ぶおもちゃ、など、親が選んで与えることになりがちなものも、子どもが自分自身で選ぶように心がけます。

自分で選んだものは自然と大切にします。

「自分の好きなもの、やりたいことを選ぶ」ことは、ある程度大きくなってからしたらいいのではなく、小さい時からその子の人生は始まっているのだから、それを尊重する意味でも、自分で選んでもらいましょう。

そして、日々それを積み重ね、自分の好きなことを理解し、自分で自分を幸せにする力をつけていくのです。

うまくいかない時は「どうしたらいいか一緒に考えようか」と心を寄せる

子どもが一生懸命何かをしようとして、なかなかうまくいかなくて泣いたり困ったりしている時、そこで親としては「そんな時はこうするといいんだよ。」と道を示すことが多いでしょう。

でもそれは、子ども自身が自分で問題を解決しているわけではありません。

たとえ言われた通りにやってうまくいったとしても、親の言う通りにしているだけ。

それが習慣化すると、常に親の指示を待つようになってしまうかもしれません。将来、そばに親がいなくなった時、上からの指示がなければ行動できない人になっていることも考えられます。

ではそうならないために、親として、どのように声かけをしていったらいいのでしょうか。

子どもが何かをしようとして、なかなかうまくいかずにウェ〜ンと泣いている時、そんな時はまず、「どうしたいの?」と子どもの気持ちを聞いてみましょう。

そして、その返事を繰り返すように「そうか、〇〇がしたけどできないのか。」とその子の言葉を繰り返し言い、確認します。

そして、それを達成するには「どうしたらいいか、一緒に考えてみようか。」と提案してみます。

そして、子どもが小さいうちは「〇〇したらいいかな?それとも、△△したらいいかな?」といろんな角度から考えられることをいくつか示します。

その中から、子どもは自分がしたい方法を選ぶかもしれません。

また、「お母さんだったらこうしたらいいかなと思うけど、あなたはどう思う?」と必ず子ども自身の気持ちを自分で言ってもらうようにします。

そして、子どもがやりたい方法を選んだ時、例えそれが失敗すると思える内容でも、それを「そうか、そうやりたいんだね。」と、やりたい気持ちを認め、やりたいようにやってもらいます。

そしてそれがうまくいかなくても、また「じゃぁ次はどうしたらいいかな?」と、再度どうしたらいいか一緒に考えるのです。それを繰り返していると、失敗したり壁にぶつかったりする度、子どもは「じゃぁ次はどうしたらいいか」と考えるようになります。

そしてきっと、自分のやりたいことをやり通す力をつけていくでしょう。自分のやりたいことを強い意志を持ってやり通す、それは一見わがままに見えるかもしれませんが、その強さはきっと、自分の人生を自分で守る強さになっていくと思います。

まとめ

子どもは勝手に育つ、という言葉がありますが、本当にそうだと思います。

子どもには、自分で自分自身を成長させる力があるのです。その力を信じ、子どもを信頼し、見守る。子どもは信頼されると安心して自分の力をどんどん発揮し伸ばしていきます。

親にできることといえば、子どもの成長を邪魔しないように、子どもの「やりたい」「好き」を大切にし見守る。

その時に親は、世の中の常識を捨てなくてはならないことがあるかもしれません。それでも子どもを信じることができた時、きっと子どもの中に、更に頑張れる力が加わることでしょう。

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