保育園と幼稚園、我が子はどちらに行かせるべきかの判断基準

幼稚園か保育園か

7月になると各幼稚園や保育園では、体験見学会や入学説明会が始まります。わが子を来年度の4月からどこに入園させるか、迷う方も多いことでしょう。

どちらに行かせるべきかを考えるために、まずは幼稚園と保育園(保育所)の違いから見ていきましょう。

保育園と幼稚園はここが違う

保育園の管轄と法律

保育園・保育所の管轄は厚生労働省が管轄し、児童福祉法が適用となります。

この管轄や法律だけを見たところ、幼稚園では幼児教育を受ける場所、保育園では家庭に代わって子どもを保育する場所となります。

一般的には、仕事や保護者の病気などの事情で、家庭で子どもを育児することができない「保育に欠ける状態」の保護者に代わって保育を行うのが保育園です。

幼稚園の管轄と法律

幼稚園は文部科学省が管轄となります。

幼稚園は小学校に準ずる「学校」と同じ位置づけとなり、学校教育法が適用となるのです。

幼稚園では保護者の仕事の有無に関わらず、子どもを預けることが可能ですが、幼稚園それぞれの定員や面接試験などもあるため、事前に情報収集を行っておく必要があります。

一番大きく差がでるのは、子どもの過ごす時間の差や対象年齢

一般的に幼稚園は4時間、保育園などでは11時間子どもを保育することになりますが、これには地域差もあるかもしれません。

保育園での過ごし方

4時間保育の幼稚園に対し、11時間保育の保育園は長時間子どもが過ごす「第二の家」という意味合いが強くなってきます。

特に保育園では0歳児から6歳児までが、同じ園舎で一日の長い時間を生活するため、異年齢の子どもであってもまるで兄弟のように育っていく側面があります。

また、お昼ご飯が終わった後に、お昼寝やおやつの時間があるのも長時間子どもが生活する保育園ならでは。しっかりと生活のリズムを保育園で作り、忙しい保護者の代わりに保育士が子どもたちの一日に寄り添っていきます。

幼稚園での過ごし方

一方幼稚園での生活は、朝から給食が終わる2時頃までで、通園バスなどがある幼稚園が多く、バスに乗って帰ります。短い時間だからこそ、幼稚園教諭がしっかりと子ども達の遊びや学びを提供しているのが特徴と言えるでしょう。

降園時間後にサッカー、英語、バレエ、体操、お絵かき、ピアノなどの習い事の教室を希望者が有料で参加できるようにしている幼稚園・保育園も多くあります。

幼稚園と保育園に教育内容の差はない

以前は保育園では教育的な側面があまりない印象で、小学校に就学してから、文字の読み書きや算数を知らないため、勉強面で苦労するのではないかと言われていた時期もありましたが、今は幼稚園と保育園では子どもたちの教育面には差はほとんどないといっても良いかもしれません。

幼稚園教育指針と保育園保育指針というものがあり、ほとんどの幼稚園、保育園ではこれらの指針を基に、教育(保育)方針を決めているのです。

戦後は保育園では「家庭に代わって保育(育児)をする場」としていたのですが、現在では家庭でのニーズの変化などにより、この保育指針の内容も幼稚園教育指針に準ずる内容となってきたのです。

そのため、幼稚園・保育園の生活、教育(保育)の内容には大きな差は無くなってきています。が、幼稚園、保育園ともに公立、私立があり、特に私立では、独自の教育方針やカリキュラムなどを打ち出していることが多く、それぞれの園での特色なども知り、ご家庭の教育方針に合った幼稚園や保育園を検討する必要があります

認定こども園とは?

また、この幼稚園と保育園の機能を一体化したものに「認定こども園」があります。

前述したように、保育園と幼稚園の機能は大きな差がなくなってきていることや家庭状況や核家族化、また、共稼ぎ家庭が増えてきているためサービスの多様化として、2006年に認定こども園という制度がスタートしました。

認定こども園は厚生労働省、文部科学省の両省が管轄することとなっています。幼稚園が既存の4時間保育に加え、保護者の仕事の有無に関わらず預かり保育を行ったり、子育て支援を行ったり、または0歳児からの保育サービスを提供するなど、いわば、幼稚園と保育園のサービスの「良いとこ取り」を実現させた形となっています。

まとめ

保護者が共稼ぎであるかどうか、また、病気や失業などで、育児することが難しい場合は、保育園か認定こども園をお勧めします。保育園や認定こども園では保育時間が長いため、子どもがいても働く、仕事を探す、治療に専念することができます。

働いていても、育児をサポートしてくれる祖父母や親戚がいる場合は幼稚園を選択することが可能です。

幼稚園や保育園では、集団生活を体験すると同時に、社会性が身につきます。子どもたちが成長していく様子を幼稚園や保育園の先生と共に見守り、共感できると素晴らしいと思います。

行事のたびにわが子の成長を再確認することができ、また、子どもたちも集団生活の中で様々な発見とともに学んでいくことも多いでしょう。

長い人生の中の3年間は、人間の基礎となると言われています。わが子が一日過ごす園を、楽しい生活になるようにサポートしたいものです。

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