小学5年生からの算数を克服するには!今から始められる3つの方法

小学生の算数子どもが算数を苦手になるとき、自分も苦手だったかも、と思い返す親御さんも多いと思います。

特に問題が難しくなってくる小学5年生辺りになると、自分が教科書を読んでもうまく問題を解き切れないこともあるかもしれません。

我が子が算数でつまづきを見せ始めたとき、どう対処するべきなのか考えてみましょう。

学校の担任に相談する

急に小学5年生から算数が苦手になる子はほとんどいないので、すでに何かしらの苦手意識を持っているものです。

担任の先生とは連携を

小5はクラス替えと合わせて担任が変わることがあるため、家庭訪問の時など事前に算数に苦手意識があることを伝えておきましょう。

単元が進み、速さや割合、比のところで深みにはまる様子があるなら、すぐに先生と連携を取って苦手意識の克服に努めるといいですね。

教科書の問題がクリアできないと、市販の問題集を買っても解けない子がほとんどなので、まずは教科書の内容をしっかりクリアできるようにしたいところです。その際、やはり状況を理解しているのは担任の先生です。

クラスで遅れを取っている子がいることに気づく機会にもなりますので、担任の先生との連携はある意味必須です。

お子さんの勉強を見てくれているのは担任の先生です。

小学校の問題で基礎力を

勉強をする上でも、応用力を求めるのではなく、あくまでも小学校では基礎力をつけることを意識し、そこがクリアできたら市販の問題集で応用力をつけるように工夫してみましょう。

問題集を選ぶ際も、あまり厚みのあるものは選ばず薄くても内容の濃いものを選ぶといいですね。

家庭内で問題集を選びきれない場合も、先生に相談するというのがひとつの方法です。先生自体が問題集に目を通している場合もあるため、お勧めの問題集があるか聞いてみましょう。

書店で相談する場合は、教科書の出版社をメモして出かけましょう。

教科書に合った問題集を紹介してもらえます。なるべく、問題集の売り場が充実していて、専任の担当者がいる書店での購入が望ましいですね。

そうなれば、独学ではなく教科書からの出題、応用になるため、子供も取り組みやすくなります。

算数に自信があれば、親が先生になれる

母親に勉強を教えてもらう子供もし、自分が算数に苦手意識がなく、むしろ得意だった場合は自分が先生になる時間を作ってあげるといいですね。

その場合は、どこに苦手意識を感じているのか、どこで間違えるのかがはっきりわかるので、1番対処しやすいと言えます。

少しの時間でも一緒に取り組みを

仕事を終えてからの時間や休みの日の対応になるとは思いますが、30分でも一緒に机に向かう時間を作ると子供のやる気に違いが出ます。

速さや割合、比は、日常的なことを絡めて問題を作り教えてあげることができるので、子どもを主人公にした問題を作り、それを解いてもらうことでなぜこういう問題があるのかもわかると思います。

実際、算数で必要なのはいわゆる四則計算と呼ばれるものがほとんどで、大人になってから速さだけを求める場面はほとんどありません。

ですが、四則計算を使った応用問題だと考えれば覚えておいてもらいたい公式ではあります。

特に、割合や比は大人になってからパソコンで求めることがあるかもしれませんが、その基本になる部分が理解できていればそちらも難なくこなすことができるようになると思います。

子どもがどうやら算数に苦手意識があるらしいと自覚したところで、まず最初に親が手を差し伸べてあげられると子供の気持ちはだいぶ軽くなりますし、苦手意識の克服に対してしっかりと向き合えるようになります。

間違っても「そんなこともできないのか」とは言わないようにしましょう。

これを機に、塾を検討する

算数に苦手意識ができたことがきっかけで、入塾を検討するご家庭も少なくありません。

塾に行くことは子どもの世界が広がり、勉強する楽しさも広がるきっかけになるため、もし入塾を考える場合はしっかりと塾選びをしましょう。

今は体験入塾を行っているところもたくさんあり、雰囲気がわからないまま入会するということはほとんどないと思います。

お子さんと一緒に足を運び、どんな授業なのか、個別指導は充実しているのか、その日のうちにその日の疑問を解決してくれるのかなど、下記に例をあげましたが気になる点がありましたら事前に確認しておくと安心ですね。

  • 先生はできない子を待ってくれるのか
  • 授業が終わった後の個別指導に対応しているか
  • 定期的なテストが充実しているか

担任、親、塾という選択肢を用意する

小学5年生になってくると、他の教科の勉強も苦手意識を持って来ます。

算数に限らず、早めにどの教科に苦手意識があるのか把握しておきましょう。そうすると、解決の糸口が見つかるのも早くなります。

テストの結果や普段の会話に注意し、お子さんから相談がなくても親から選択肢を提案してあげるといいですね。

その際、いくつかの選択肢があれば子どもが苦手意識の克服に前向きになれるため、担任だけ、親だけ、塾だけという限定的な対策の提案は控えましょう。

限定的な対策は、「もしダメだったら?」という疑問の解決にならないため、最初から複数の解決策があることを教えてあげると心の負担が軽くなります。

勉強は無理をさせると続かなくなるため、楽しんで学べることが重要です。目立って速さや割合、比に苦手意識が出たときが、他の教科はどうなのか見直すチャンスでもあります。

お子さんと相談しながら、苦手意識の克服に努めてみましょう。