リケジョな子ども!我が子を理系脳に育てるためには!?

リケジョの特徴とは近年「リケジョ」という言葉を耳にする機会も多くなってきました。

「リケジョ」とは「理系女子」の略語です。2010年ごろからメディアの中で使われ始めた言葉も、すっかり定着しつつあります。

その背景には、「リケジョ」と呼ばれる女性たちの活躍が大きく影響していることは間違いありません。

では、「リケジョ」たちにはどのような特徴が見られるのでしょうか。実は「リケジョ」だった筆者とみていきましょう。

なぜ「理系女子」が注目されるの?

「理系」と聞いて、どんなイメージを持つでしょうか。

「固い」「難しい」などのイメージと共に「男性が多い」というイメージを持つ方も少なくないはずです。

実際、高校などで「文系」「理系」のコース分けをすると、どうしても「文系」は女子が多くなり、「理系」は男子が多くなる傾向にあります。

日本でも女性の社会進出は増えつつありますが、女性研究者は海外と比べてしまうとまだまだ少ないのが現状です。

そのため、政府や自治体、産業界から「リケジョ」を増やす取り組みとしてイベントや各教室が行われています。

また、近年では「AI分野の発展」も理系が注目される要因のひとつです。

2030年頃までに今ある仕事の約50%はAIやロボットによってなくなると言われています。

そのためコンピューターが代替できない職業の医師やエンジニアなど理系の分野に子どもを進ませたいと考えている保護者も多いようです。

理系が得意な女子の4つの特徴

理科の勉強をする小学生では、理系が得意な女子の特徴にはどのようなものが見受けられるでしょうか。
今回は4つの特徴を上げてみました。

しかし、これはあくまでも世間一般に言われていることや筆者の経験などからまとめたものです。

すべての理系女子にあてはまるとは言えませんのでその辺はご理解いただけますと幸いです。

論理的思考が得意

論理的思考力とは、物事を筋道立てて考える力のことです。

物事を人に分かりやすく伝えることができることは、社会人なら必要なスキルのひとつです。

論理的な説明は、説得力を持たせることができ、相手にとっても説明が分かりやすいと好印象を持ってもらうこともできます。

発想力が豊か

理系が得意な人は今ある情報の中から、様々な解法を組み合わせ新しいことを導くことが得意です。

「数学はひらめきだ」といわれる所以はこの辺にあるのかもしれません。

ただ、独特な世界観やものの見方を持っている場合も多く、相手が「おもしろい」と思ってくれることもあれば、「変わってるな」と思われてしまうこともあり、難しいところです。

何事にも真面目に取り組む

なんでもきっちりやらないと気が済まないのが理系の特徴のひとつです。

どんなことにも手を抜かず、勉強においては、ノートなどはきっちりまとめ整理している姿も思い浮かびやすいのではないでしょうか。

何事にも真面目なので、「固い」印象をもたれやすいのかもしれません。

物事は白黒はっきりさせたい

曖昧なことをあまり好まない傾向も強いと感じます。

「有か無しか」「YESかNOか」相手にもはっきりして欲しいと思ってしまったり、自分も意見をはっきりと伝えてしまったりすることもあります。

そのため、クールな印象を与えてしまったり、人間関係をギクシャクさせてしまったりすることもあり、理系女子はコミュニケーションが苦手だ、と勘違いさせてしまうようです。

理系脳に育てるためには!?理系脳の育て方

理系脳に育てるためには?そもそも「理系」や「文系」は学問を大きく2つに分けたものです。

人間の脳のタイプで見てみると、「理系脳」と「文系脳」の2つのタイプがあります。

「理系脳」は数字の正確さや客観的事実を重視し、シンプルさと規則正しいことを好む傾向があり、「文系脳」は言葉の定義や意味を深く考え、ものごとを複雑に表現することを好むと言われています。

「理系脳」と「文系脳」は生まれつきではなく、生活環境が影響していると考えられています。将来を考えて「理系に進んで欲しい」と思うのならば、以下のような「理系脳」の鍛え方ができるのではないでしょうか。

生活の中で数字に関心を持たせる

日常生活の中で意識的に数を数えさせたり、時計を読ませたり、数字に関心を持つ工夫をしてみましょう。

日々の生活の中で数字に触れることで、数字で表現することが当たり前になるようになっていくでしょう。

自然科学に興味を持たせる

自然科学に関する本や図鑑を一緒に読んだり、自然に触れる機会を作ったり、たまには自然教室のようなイベントに参加するのもよいでしょう。

また実際に生き物を飼ったり、植物を育ててみるのも「自然科学への関心」を高めるだけでなく、「命の尊さ」なども学ぶことができるのでオススメです。

お手伝いの中から科学を学ばせる

家事の中には掃除や洗濯など科学の力をつかったものがたくさんあります。

たとえば料理も科学の力を利用することで、おいしい料理を作ることができます。

料理を通して、科学の面白さに気づくのもよいですし、料理の物事を順序立てて考えていく力も身に付けていくことができます。

手伝をする子供

理系・文系に囚われすぎないで様々な経験を与えよう!

前述させていただいた通り、筆者は今でこそ「文系」に近いお仕事をさせていただいていますが、かつては「リケジョ」でした。

数学や化学などの科目と得意としていましたし、今でも得意なのはどちらかと言えば「理系科目」です。

未来はどうなるかわかりません。大切なことは、好きだから、苦手だからといった理由で理系・文系に囚われるのではなく、様々なことに興味・関心を持ち、幅広い知識を身に付けることではないでしょうか。

そのために、親としては偏った考えにならずに、様々な経験ができる機会を子どもたちに与えてあげて欲しいと思います。

そして子どもたちが「男子だから」「女子だから」といった固定概念に囚われず、興味関心を伸ばし、自分に合った道、自分の好きな道を歩んでいける環境が広がっていくことを願っています。