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2016-04-20

共働き家庭が直面する「小1の壁」その時、母親がすべき選択とは

共働き家庭が直面する小1の壁

長く通った保育園もやっと卒業。親としても、これまで仕事と子育て、さらには家事までも両立してきた一区切りがついて、達成感を感じる節目となりますね。

小学校に入れば随分と手が離れる。これはよく近所のおばちゃんたちに言われることです。

しかし、働くママにとってそれはどうでしょうか?実は意外にそうではない現実もまた待っているのです。

確かに、小学生ともなれば自分の身の回りのことが十分にできるようになってきます。お手伝いもしっかりと任せられるくらいになっていますので、ママも子どもに頼れる場面も出てきますね。育児の「質」という面では随分楽になるのではないでしょうか?

でもその一方で、これはどうしようもない「時間」という壁が立ちはだかるのも事実です。

「小1の壁」物理的にママの働く時間と合わない!

働くママの頭を悩ませるのが、小学校に上がってからの働き方です。

保育園時代は、概ね最長19時まで預かってもらえました。フルタイムに近い働き方をしているママであれば、17時〜18時くらいに仕事を終えてダッシュでお迎えに行き、そのあと晩ごはんを食べさせてお風呂に入れ、そして就寝…というリズムができていたと思います。

最近増えてきた時短のママも、17時くらいに保育園についてそこから晩ごはんの準備…という流れが多いかと思います。

どの働き方にせよ、保育園が夕食時前までしっかり預かってくれるので、その時間までは安心して働くことができました。

子どもが小学生になると共働き家庭が直面する小1の壁

小学生になると少し様相が変わります。小学1年生の帰宅時間は、5時間目がある日でおおよそ2時半から遅くて3時くらい。

そうです、保育園では午睡を終えてさあおやつを食べようか、という時間ですね。

1年生の1学期は子どもたちの負担を減らすために、もっと早く帰る時期もあります。こうなると、子どもの帰宅時間はママの仕事と合わなくなっていきます。

帰宅後はどう過ごすのかという問題が出てきますね。

鍵っ子になるのか、祖父母宅に帰宅するのか、学童に行くのか、それともママの働きかたを変えるのか…小学校に上がる前に直面するこの放課後問題が、「小1の壁」と呼ばれるものなのです。

小1の壁と学童という選択

学童

共働き家庭のために、放課後の児童を預かってくれる「学童保育」という選択肢があります。

自治体や民間・NPOなどが運営しており、指導員がいる中で小1〜小6までの子どもたちが過ごします。運営母体によって施設や中身、利用料などは本当に様々です。

宿題を済ませたり、学童の友達と遊んだりと、中での過ごしかたは本人の自主性に任されている場合が多いです。

最近は民間が積極的に参入していることもあって、利用料は高くなりますが(月に数万円のところも)英会話やピアノ、サッカーなどのお稽古ごととの連携をしているところもあるようです。

働いているとどうしても子どものお稽古ごとの送り迎えまで手が回りませんが、こういうサービスを受けて学童の時間を充実させてあげるのも一つの手であるかと思います。

また、子どもにとって移動することは結構な負担になりますので、なるべく家・学校・学童の位置関係の三角形を小さくしてあげるのも大切なことです。これは、保育園の選び方と変わりませんね。小学校に併設されている学童もあります。

昨今鍵っ子はどうにも心配な世の中ですから、このように学童に預かってもらう選択肢をまず考えるとおもいます。

それでも残る小1の壁問題、夕方18時と長期休暇

さて、学童に入れたとして、子どもがそこにうまく馴染んでくれたとしてもやはり時間の壁は残ります。

学童の終了時間の問題

一つ目の問題は、学童の終了時間。多くの場合が18時には終了します。

その帰宅時間に間に合えばいいのですが、会社の時短が使えるのは、子が小学生に上がるまでだという会社もザラにあります。

そうなると一気にママの負担は大きくなってしまいます。パパママが帰宅するまでの1・2時間家でひとりぼっちでいさせられるかどうかですよね。

また、小学校に上がると、次の日の準備を自分でするようになります。とはいえ忘れ物はどうしてもあるもの。親のチェックは必要になりますので、そう言った時間も取れるかどうか。

小学生から始まる夏休み・冬休み

二つ目の問題は、夏休み・冬休みなどの長期休暇です。

長期休暇中は、基本的に1日学童に通うことになります。お弁当を作る必要があったり、1日過ごす準備が結構大変だったり…働くママにとっては、結構負担なタスクが増えてしまいます。

それに、せっかくの夏休み、毎日毎日学校があるときのように通わせるのも、なんとなく親としては申し訳ない気持ちになってしまいます。

小学生の朝はさらに戦争!子どもを残して出勤?

小学生の子どもの登校時間は大体8時過ぎ。となると、ママの出勤時間が登校時間よりも早くて、子どもが戸締りして家を出なければならない家庭もあるのではないでしょうか?

それは親としては、かなり大きな懸念事項になりますよね。

特に、専門職のママや勤務地が遠いママは、自ずと朝は早くなる傾向にあると思います。頼れる年齢になったとはいえ、戸締りは重責だ…という理由から、フルタイムを辞めるママもいます。

子どもは精神的なサポートが欲しい

子供の精神的なサポート

大きくなるにつれて病欠もかなり少なくなってきますし、「お世話的な要素」は徐々に減ってきますが、代わりに子どもたちは「精神的なサポート」を求めてくるようになります。

お友達とケンカをした、こういうことが今日あった、などの日々の出来事を聞く時間がこれまでよりもさらに大事になります。物理的な距離は離れるけれども、精神的な距離はまだ詰めていてあげたいものですね。

宿題のサポートもこれにあたるかもしれません。宿題は子どもだけでできるけれども、親が野放しにできるものではありませんよね。さっとでもいいからチェックしてくれているという安心感がやはり後々ものを言います。

子供は母親に家にいて欲しい

子供達の中には、「寂しい」「ママに家にいてほしいから仕事辞めて?」というお子さんもいるようです。やはり家に帰って誰もいないのは、子どもでも大人でもさみしいものです。

他の誰でもない、ママやパパのサポートが欲しい!と無意識のうちにSOSを出す子もいます。こういうように、精神的なサポートがかなり重要になってくるのが、小学生の頃かなという印象がありますね。

共働き家庭、ワーキンマザーに立ちはだかる小1の壁

保育園時代と違って、働いている間中ずっと安全安心な保育園にいるわけではなくなるということが共働き家庭の一番のネックになるのではないかと感じます。

昨今の防犯上の視点から見ても、子どもがひとりでいる時間はなるべく少なくしたいものです。鍵っ子はもちろん心配ですし、学童に行くことにしても、下校から学童に向かうには一人で向かうことになります。時間的にも、18時の壁は結構厚いですよね。

さて、その時ママはどう決断するのでしょう。

ママの社会進出が進んだといえども、まだまだ自分の思うような働き方ができないママはあまた大勢います。

小1の壁によって働き方を変えざるを得ないママ達

小学校に上がるのを機に、やむなくフルタイム正社員からパートに変わるママ、勤務先が遠いから、今の会社を辞めて近くで働ける場所に変わるママ、民間の手を借りつつそれでも頑張って働くママ…様々な選択肢があると思います。

実際の手立てはいろいろありますが、まず小一の壁にドーーンとぶち当たってしまわないために、今保育園に通わせているママは数年後の自分のキャリアのビジョンをなんとなくでも良いので考えてみましょう。

子どもが小学生にあがったら仕事は一旦セーブする、いやいや民間の学童に入ってまだまだバリバリ働く、どちらの選択も間違いではありません。

結局のところは、その時どこを優先するか、そしてどこが譲れないポイントなのかという問題なのかもしれません。

子どもが寂しさを感じたりおざなりになってしまったりしないように対策や方法をきちんと準備してあげれば良いのです。

意外と直前まで知らずにぶち当たってしまう「小1の壁」ママのキャリアビジョンを事前に持っておくことで、子どもも親も納得のいく新学期を迎えたいものですね。

小1の壁と母親の選択

どんな選択をした家庭でも、共通して言えるのは「学校へ上がる小1生は緊張している」ということ。

働くママも子どもが小学生になることでまた新たな生活リズムが始まって大変です。しかし、それ以上に子どもは大変です。

なんといっても、これまで自由にお外あそびをしたり絵を描いていたりした生活から、一気にお勉強の生活に入っていくのです。

幼稚園や保育園よりもずっとタイトな集団生活です。子どもであれども、とてもストレスがかかることに間違いはありません。そこでさらに学童が始まったり、登下校をひとりでしたり、お留守番をしたり…子どもも毎日ハラハラ緊張の連続になるでしょう。

まずは心のケアを第一に考えてあげること。そして、入学を見据えて前もって半年から数ヶ月のスパンをとって、ゆっくりと新しい生活の練習をしていくと良いと思います。

お留守番や鍵っ子の練習、登下校のシュミレーション、学童での慣らし体験。こう言った対策をそれぞれの家庭で取ることで、子ども自身も新しい生活に馴染んでいきやすくなります。

共働きを家族全員のテーマにしてしまいましょう。子どもも一緒に巻き込んで、頑張っていければなんとか小1の壁も乗り越えられるのではないでしょうか?

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