子どもと一緒に料理を楽しもう!小学生の子どもと料理をするときの注意点

料理を楽しむ子ども子どもが必ずといっていいほど通る遊びのひとつとして“おままごと”があります。

女の子が好きなイメージもあるかもしれませんが、男の子だって切ったり、混ぜたりするおままごとに夢中になることも。

そんな子どもたちは、切ったり、混ぜたり、フライパンを振ったり、親と同じようにキッチンに立ちたがる子も多いのではないでしょうか。

そんな子どもの願いを叶えるべく、一緒に料理をするときにはどんなことに注意してあげればよいのでしょうか。

今回は教員経験を交えて、小学生が実践できる料理の楽しみ方、また注意点をご紹介していきます。

料理したいという気持ちは食育にもつながる

最近では小学校でも「食育」が大切にされています。

「食べること」は「生きること」つまり「食べる力」は「生きる力」になると考えられています。

こうした背景には、やはり近年問題視される“肥満”や“痩せ”、“不規則な食生活”、“栄養の偏り、不足”などが関係しています。

日本は海外からの食料輸入に頼っている国であり、食の安全や食料自給率について考えていける力も大切になってきます。

食について考えることは心も身体も健康に生きるためには必要なことであり、そのきっかけの一つになりうるのが“料理すること”なのではないでしょうか。

その“料理したい”という気持ちを大切にしてあげて欲しいのです。

大人と一緒に料理をすることは上手になる為の近道

毎日を忙しく過ごしている大人にとって、“一緒に料理をする”ということは非常に大変なものです。

一人でやればすぐに終わることも、時間がかかり、汚れたり、こぼして叱ったり…と余計な時間と労力が必要になります。

しかし、だからといって料理ができない子が大人になってしまったら、どうでしょうか。

料理ができないだけでなく、自分で正しい食事を選択することもできなくなるかもしれません。

そして教えなければ、料理が上手くなることもありません。

最初は大変かもしれませんが、数をこなすうちに、技術は上達します。

料理したいという気持ちを大切にし、根気よく、粘り強く教えていけるとよいのではないでしょうか。

一緒に料理をする時に気を付けたい3つのこと

1.約束事をきちんと決めて、伝える

子どもに料理をさせない理由として、「火を使わせたくないから」「包丁が危ないから」といったものがよくあげられます。

確かに火の使い方を覚えてしまうと、子どもが1人で留守番しているときに使う様になってしまうのではないか、と心配にもなりますし、包丁で怪我をして痛い思いをさせたくないというのは親ならば誰でも思うところかもしれません。

ですが、いつまでも使う機会を奪ってしまうと、使い方を知らないまま大きくなってしまい、どこかで子どもが苦労することになりかねません。

小学生になれば大人の言ったことは大体理解でき、約束したことも守ることができるようになります。

料理をする前に、「ふざけないこと」「1人で火はつけないこと」「包丁を置く時は必ず刃の部分を遠い方に向け、自分の体と平行に置くこと」など、危ないことややってはいけないことは具体的に、きちんと説明し、約束をしましょう。

2.失敗しても、途中で飽きてもOK!

子どもの集中力は短いものです。

一緒に料理をしていても、作り終わる前に飽きてしまうこともあるでしょう。

そのような時は無理に続けさせず、一緒にやるのはそこまでにしておきましょう。

途中で投げ出させることはしたくない、と考えているご家庭もあるかとは思いますが、キッチンには危険なものもたくさんありますし、危険な作業もあります。

無理に作業をさせて怪我をするよりは、楽しかった経験を大切にしてあげましょう。

また、慣れないうちは失敗をしてしまうことも多いでしょう。

混ぜる力が強すぎてボウルから食材が飛び出てしまったり、入れる水の分量を間違ったりしてしまうこともあります。

急いで調理しているような時に失敗されてしまうと叱りたくなってしまう気持ちもわかりますが、人間は誰もが失敗を繰り返して成長していきます。

なぜ失敗してしまったのかを考えさせ、次は失敗しないためにどうすればよいかを考えさせましょう。

そのように「失敗⇒原因の追究⇒解決策を考える」という流れは、料理の時だけでなく、普段の生活の中でも大切になってくるプロセスだと思います。

3.メニューは子どもと一緒につくれるものにしよう!

子どもと一緒に料理をする時は、子どもの年齢によってメニューを決めましょう。

例えば、小学校低学年ならば、まだ包丁や火を使わせるのは危ないので、サンドイッチやおにぎり、またハンバーグなら下処理だけは親がやって、こねる作業だけ子どもにやってもらうなど、その子にあったメニューにしてあげると、楽しんで料理をすることができます。

また、小学校によっては中学年くらいから宿泊学習があり、その中で野外料理をする活動があったり、小学校高学年になってくると授業で家庭科が始まります。

そのような場面の予習として、料理に興味を持ち始める子も多いかと思います。

中学年頃からは1人でお米を炊く練習や、高学年では1人で包丁や火が使える練習ができるメニューや献立にし、子どものやる気と自信をつけてあげられるといいのではないでしょうか。

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家族で食事を囲む料理をすれば、自然と食への関心は高まるでしょう。

またそれだけではなく、そこから派生して時期によって変わる旬の食物や育て方に興味を持つかもしれません。

計量したり、その計量によって成功したり失敗することに興味を持つかもしれません。

地域や国によって味が違うことを知ったり、見たこともない料理から伝統食、伝統料理に興味を持ったりするかもしれません。

料理には、様々な可能性があるのです。

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いかがでしたでしょうか?

幼児期のお手伝いからさらに一歩踏み込んで、小学生になったからこそできることを親子で取り組んでみてください。

高校教員をしていて、米が研げない子、米を洗剤で洗おうとする子、炊飯器のスイッチが押せない子、おにぎりが握れない子、包丁が持てない子、皮をむくという工程を知らない子などが本当にいます。

そういった子たちに聞くと「料理は危ないからダメって言われたから」「キッチンには入っちゃダメって言われたから…」と、ほとんど料理未経験という子たちです。

自分のお子さんにはどうなって欲しいですか?

もちろん学校の授業で器具の扱いや食材の扱いを教えてあげることはできますし、それが学校の授業の役割ではあります。

しかし、料理の技術やセンスを身に付けるためには家庭で料理をするなど、繰り返し行う必要があります。

食べることは、生きていく中で大切な行為です。

自分に必要な栄養を自分で考え、選択し、調理できる力をぜひ、小学生のうちから身に付けていく準備をしていきましょう。

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料理を楽しむ子ども