塗り絵の効果とは?塗り絵で脳と心を成長させよう

塗り絵をする子供

子どもの遊びとして、昔から身近な塗り絵ですが、最近では大人の趣味としても人気ですよね。

そんな塗り絵の効果について、皆さんは考えたことがありますか。

案外知られていませんが、塗り絵にはいろんな効果があるんですよ!今回はそんな塗り絵が子どもにどんな影響を与えるのか、また注意する点などについて詳しくご説明していきます。

塗り絵がもたらす脳と心への影響

塗り絵は、単なる色遊びではなく、脳への効果や心理的作用があると言われています。

まず、塗り絵には脳全体を活発に働かせる効果があります。

脳の部位の働きと、塗り絵をする時にどんな風に脳が使われるかを見ていきましょう。

後頭葉

視覚とその認識に関与している部位で、色や形などの情報を得る部分です。

塗り絵を見て、まずどんな絵なのかを認識する時に活発に働きます。

側頭葉

言語理解や判断、感情、記憶、聴覚に関与している部位です。

塗り絵の中の情報について、今まで見たことのある形や色、場所などの記憶と照合し、ふさわしいものを判断する場合に活性化します。

頭頂葉

身体の感覚や他で得た感覚との統合と認知、刺激、空間などの認識、計算的な認識など、様々な機能に関与している部位です。

塗り絵の全体的な構図を考えたり、どこに何が描かれているかを認識する場合に活性化します。

前頭葉

脳の最高中枢とも言われている部位で、思考や想像力、意欲などの心理的機能に関与している部位です。また、一連の運動をプログラムし、遂行させるのもこの部位です。

脳に送られてきた塗り絵の情報を基に、どこから塗り始めるか、何色にするかなどのプランニングが行われます。

そして、そのプラン通りに手を動かすように指令を出すことで実際に色が塗られていきます。プランから実行までの一連の流れで、前頭葉は活発に働いています。

3つの心理的作用

次に、心理的作用についてみていきましょう。

塗り絵をする事で得られる心理的作用としては、以下3つの効果が挙げられます。

  • リラックス効果
  • ストレス解消効果
  • 不安感を沈静化する効果

塗り絵は脳全体の血行を良くする

以上のように、塗り絵を行うことで脳全体が活発に働いている事が分かりますね。

幼児期に脳への刺激を増やすことは、その後の成長に役立つと言われています。

リズミカルに手を動かす塗り絵は、脳全体の血行を良くする意味でも効果的なんだですよ!

また、塗り絵をすることで、絵の世界に没頭し、ストレスや不安感から解放されやすいからと考えられています。

出来上がった時の達成感や充実感を得られることも、その一因かも知れませんね。

塗り絵がもたらす効果

では、塗り絵をすることで、子どもにとってどんな効果があるのでしょうか。

集中力がつく

塗り絵は自分の世界に没頭できる遊びです。アレコレ声をかけずに見守ってあげましょう。

ひとつの事を集中してやり遂げる体験を続けることで、集中力が身に付きます。

また、集中して何かを行う時と、自律神経が整い、リラックス効果もあるそうですよ!

手先が器用になる

クレヨンや色鉛筆などをしっかり握って色を塗ることで、手や指や腕の筋肉が発達します。

細かい部分も次第に塗れるようになったり、筆圧を調整できるようになったり、カーブやジグザグなどの特殊な動きもできるようになってきます。

これによって、文字を習い始めた時に、うまく鉛筆を動かせるようになります。

最初は難しいと言われている文字の曲線も抵抗なく書き進めることができるそうですよ。

手先が器用になる子も多いんだとか。

色を識別する感覚が身に付く

まず、色の識別ができるようになります。

そして、次第に色の組み合わせや混ざり合う色の変化などを楽しめるようになります。

使う色によって、出来上がる作品の印象が変わるなど、色彩感覚や創造性を養うのにも役立ちます。

達成感を得られる

塗り絵は子どもにとって、はみ出さないように塗るという難しい作業です。

ですので、出来上がった時の達成感はとても大きく、それは大きな自信に繋がります。

上達するにつれて、その自信も更に大きくなっていくでしょう。

以上のように、ただ色を塗っているだけのように感じていた塗り絵ですが、こんなにも効果があったんですね。

手軽にできるので、ちょっとした合間時間や待ち時間などにも重宝する遊びと言えます。

塗り絵は何歳から?やらせるタイミングの重要性

塗り絵を楽しむ親子

さて、これまで塗り絵の効果とメリットについてお話してきましたが、塗り絵には注意する点もあることを覚えておいてください。

それは、塗り絵をやらせるタイミングについてです。

子どもにとってクレヨンや色鉛筆は本当に楽しく、みんな大好きになる道具の一つですよね。

何でも口に入れてしまう乳幼児期が終わり、クレヨンと画用紙を与えてみると、のびのびとその楽しさを味わう子どもの姿を目にすると思います。

では、そのタイミングで塗り絵を与えてみるとどうでしょう。

好きな色のクレヨンを持ち、シャーっと線を引いてはくれるものの、枠の中に色を塗るという作業には程遠いと感じてしまいますよね。

その通り、小さな子どもにとって、枠の中に色を塗るという作業はとても難しい事なのです。

もし、無理やり枠の中に色を塗らせたり、はみ出したことに注意したりすると、きっと子どもはクレヨンを持つことも楽しくなくなってしまうでしょう。

色を塗ることが出来るようになってから始めるのがベスト

先にもお伝えしましたが、枠の中にはみ出さないように色を塗る作業は、子どもにはとても難しい作業です。

はみ出したことや上手に塗れなかったことがストレスになったり、自信を失ってしまうきっかけにならないように注意しなければなりません。

あまり早い時期から塗り絵を与えるのではなく、ある程度、色を塗る作業ができるようになった段階で、子どもが興味を示した時にやらせてみるのが良い時期かもしれません。

その場合も、きちんと枠の中に色を塗れる事だけに目を向けず、その過程もしっかりとほめてあげましょう。

子どもには個人差があります。そのため、何歳からならOK!というものでもないのが事実です。

子どもの成長に合わせて、様子を見ながら判断してあげてください。

塗り絵で子供の想像力をどんどん伸ばそう

様々なメリットがある塗り絵ですが、少し間違えると子どもにとってはデメリットになり兼ねません。

その為、大人の関わり方が大切になってきますね。

子どもが、枠の中に色を塗ることを楽しめるようになるまでは、塗り絵のルールにはめ込まず、自由に遊ばせてあげるのが良いのではないでしょうか。

大人の常識にはめ込まず、好きな色を選んで、好きなように塗らせてあげましょう。

幼児期は自由に物事を捉え、発想し、創造力をどんどん伸ばせる時期です。

「元々ある絵に色を塗るだけでは面白くない!」という時期には、白紙のらくがき帳を与えてあげればいいのです。

「色を塗るだけじゃ嫌だ!」という時は、「この洋服に模様を描いてみよう!」とか、「この木をリンゴの木にしてみよう!」などと、塗り絵を自由に楽しんでも良いことを教えてあげましょう。

そうすることで、子どもの塗り絵を使った遊び方はぐんと広がっていくはずです。

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