幼児期の英語教育に効果があった家庭となかった家庭!その差は何?

英語を学ぶ小さな女の子

子供には英語を話せるようになって欲しい、と考えている親御さんは多いでしょう。

その証拠に翻訳ツールなどが進歩している中であっても英会話は依然として人気の習い事ですし、また小学校からも英語教育が始まります。

子供に英語を話せるようになってもらうために、幼少期から英語教育に取り組んでいるご家庭もあると思いますが、幼少期に英語教育には効果はあるのでしょうか?

幼少期からの英語教育で効果があった家庭、なかった家庭の実体験の声を交えながら、効果の差はどこからくるのか考えてみたいと思います。

幼少期の英語教育の前提

幼少期の英語教育としては

  • DVDや音楽を英語で聞かせる
  • 英会話教室に通わせる

などが一般的ではないでしょうか?

そのため、効果があった家庭となかった家庭の違いを調べるにあたっては、どの家庭でもできるような英語教育を前提として、比べてみたいと思います。

英語教育に果がなかった家庭

まずは英語教育に効果がなかったと感じているご家庭の声からご紹介します。

英語を聞かせて育てたけれど、、、

英語に親しんでもらうため、英語の音楽CDを流して、聴かせて育てるようにしていました。が正直いうと、効果は微妙です。

2歳くらいまではしょっちゅう聴かせていたので、例えばABC songや、head shoulder knee and toesなど簡単な歌4~5曲については、言葉は分からなくても口ずさんだりしていて、「これはいい!」と自分ながら大変嬉しかったのですが、3歳頃から本人も自己主張が出てきたり、下の子を出産した等バタバタしてしまい、英語のCDを聴くのをやめてしまいました。

そのため7歳の今ではもう、アルファベット順すら忘れてしまっています。

曲も多分歌えなくなってしまいました。残念です。継続が大事かなと思います。子どもに限らず…

子供が英語を好きではない

年長から4年生まで英語教室(といっても公民館でやっているような安価なものですが)効果はありませんでした。

アメリカで少しだけ過ごしていたこともあり、普通の家庭よりは英語に触れる機会が多かったと思いますが、英語の成績には繋がっていません。

本人も英語が5教科の中で1番好きじゃないと言っています。

リスニングはまあまあ点数が取れるのですが、文法が苦手なので筆記の点数が取れません。

英語は幼児からやっても続けることと、本人の好き嫌いが関係すると感じています。

聞くだけでは効果は薄い

費用面のことを考えて英会話の教室には通えなかったので、子供が小さな頃は自分の車でかける音楽や自宅で見るテレビに関しては、できる限り英語になっているものを選ぶようになりました。

音楽であれば洋楽をずっと聞き続け、テレビであれば音声多重放送になっているニュースなどの番組を選んで英語に設定していました。

現在小学校3年生になりましたが、今のところ特に大きな効果を感じてはいません。

ネイティブな英語を話す相手と会話をする機会がないため、実用化できていないようです。

耳で聞くだけでは効果は薄いのだと思います。

英語教育に効果があった家庭

勉強する子供

続いては、英語教育に効果があったと感じているご家庭の声についてご紹介したいと思います。

英語はかなり好成績

幼稚園の頃はヤマハの英語教室に2週間に1度通いました。

教室の教材CDなどを家で何気なく流して、英語の音に慣れさせるようにしました。

また、家でよくディズニーなどの外国もののアニメをほぼ毎日見ていたのですが、必ず英語で見せるようにしました。

そしてヤマハの英語教室は小学校に上る前に止めて、別の外交人講師の英会話クラスの個人レッスンに1回通っていました。

効果はあったと思います。親が思っている以上に、英語が理解できるようです。

また中学に上がってからも、英語の成績はかなり良いです。

留学せずにペラペラの子も

3歳から小学6年生まで英語スクールに周2ほど通わせました。

幼稚園卒園までは、アルファベットから英語の歌の練習から始まり、簡単な挨拶や単語など英語に馴染むのが目的のカリキュラムで、小学生になってから文法や簡単な会話などをメインに、高学年から中学生レベルの英検などを取ることを目標に指導してもらっていました。

発音は正直微妙ですが、ヒアリングと文法はバッチリです。

やはり小さい頃から自然に英語に馴染んでいた、お陰だと思っています。

でも同じスクールに通っていたお友達は留学せずともペラペラになっているのをみると、子供次第ではもっと伸びるんだと思います。

英語を難しいと感じたことがない

私自身、幼稚園の頃から英会話教室に通いました。

卒園後も、英会話教室には週一回通っていました。

そこでは会話を学ぶだけでなく、英語の歌を訳したり、ハロウィンパーティーでゲームのなかで英語を学んだり、と、遊びのなかに英語を交えていく感じでした。

効果としては、小学校四年生で英検四級を習得するレベルでした。

文法に取り組んだというよりは、会話を楽しみながら、とにかく英語に触れる環境に身を置いていた、という感じです。

効果はかなりあったと思います。

まず、中学の頃から英語の成績はダントツでよかったです。

高校英語に入ると、少し難易度もあがり、単語量も増えていくので、難易度も上がりますが、それでも英語を苦手だ、難しい、と感じることはありませんでした。

今は洋画の英語は字幕なしで趣旨を掴むことができます。

効果があった家庭となかった家庭の差は何?

効果があった家庭も、効果がなかった家庭もさせていることは英語を聞かせたり英語教室に通わせたりすることですが、その差はどこから生まれているのでしょうか?

様々な声を集めてみると以下の2点が効果の差として見えてきます。

1.継続すること

効果があったご家庭は、どの家庭も英語教育を続けています。

当たり前ですが、使わなければ忘れてしまいますね。

効果がなかった家庭でも「継続が大事」とおっしゃっています。

幼少期にだけやらせればいいのではなく、続けることが何よりも大切ということです。

2.本人の資質

ここでいう「資質」とは「頭がいい、悪い」ではなく、英語が好きか、英語に興味を持っているかという点です。

どれだけ親が続けさせようと思っても、肝心の本人が嫌がっていては英語を続けることはムリでしょう。

英語を嫌いにさせない親の努力も必要なのかもしれません。

英語を話す子供達

幼少期の英語教育を意味あるものにするために

諺にあるように、「継続は力なり」「好きこそ物の上手なれ」これを体現できたご家庭は効果があったと実感されているようです。

もしお子さんを英語教室に通わせている、もしくは通わせるつもりなのであれば、ぜひ英語を好きになれるようにフォローして、続けさせてあげてください。

そうすれば、きっと英語教育の効果が現れるはずです。