小学生の問題集選びでよくある4つの失敗パターンと最適な問題集の選び方

小学生の問題集の選び方

塾等に通わずに小学生の子供の学習習慣をつけようと、学校の問題集以外で勉強してもらおうと思ったとき、大抵の方は通信教育で定期的に問題集を購入したり、書店に行って子供に合うものを探すと思います。しかし、以下のようなことはないでしょうか?

  1. 問題集を買ったものの、続かない。
  2. 同じような問題集を何冊も使っている。
  3. 子供の学習レベルと合っていない。(内容が簡単すぎる・難しすぎる)
  4. 特に目的をもって使っていない。

当てはまる項目が多ければ多いほど、その問題集は無意味なものとなってしまいます。では、そうならないようにするために、どのように探し使っていけば良いのでしょうか。上記の4点を1つずつ解説していきましょう。

1.問題集を買ったものの続かない

まず購入したにも関わらず、最後まで問題集を使い切らないのには理由があります。

親だけで購入した場合、子供に「これから問題集を買うから勉強してね」と前もって了承を得ているならまだ良いのですが、そうでない場合、「買ってきたからこれを使って勉強しなさい」と与えると嫌々行ってしまう可能性があります。

「お母さんがしなさいと言うからやっている」「見られているときは、やっているフリをしよう」と、誤魔化しながらこなしてしまうのです。あるいは「やってみたものの答えの解説がわかり辛い」と〝思っていたのと違っていた″場合もあります。

これらの解決策は3点です。

1.親子で問題集を買いに行く

問題集を買いに行く場合は、親子で行きましょう。少なくとも、「問題集を買いに行く」ということは「これから勉強しなければならない」と意思の確認にもなります。「する気なんて初めからなかった」とはならないでしょう。

2.問題集は内容と解答が分かり易いものを買う

問題集の本書と解答の内容を確認しておきましょう。これをすることで、「簡単すぎ」「難しすぎ」を防ぐことができます。また、解答を確認するときは、「わかりやすい解説がついているか」を見ることで、わからない問題に出くわしたときに自分で解決することができます。

3.問題集を利用する日を決める

その問題集を使用する曜日・時間を決めておきましょう。したいときにするようにすると、「今日は気分がのらないから」「今日は学校の宿題が多いから」「今日は疲れたから」と、様々な理由をつけてしなくなってしまいます。体調が少しくらい悪くても頑張る、と決めておきましょう。

2.同じような問題集を何冊も使っている

教育熱心なお母さんこそやってしまう間違いです。

問題集を持っていることに満足していないか?

例えば小学校の教材とは別に、問題を解く通年ワーク1冊、資料集1冊、計算ドリル1冊、季節ごとの休みに使い切るワーク1冊…と、1教科に何冊も問題集がある場合、「気づけば少ししか使わなかった」という経験はないでしょうか。

これは、色々なワークをつまみ食いするような状況となります。それもできる問題ばかり選んで、わからない問題が出てくるとまた別のワークにうつってできる問題を解く、となってしまいます。多くの問題集に囲まれて、それだけで満足してしまう方もいるのです。

でも、そもそも問題集を使用するときは、少なからず、学力をつけたいという想いがあるでしょう。

問題集は一冊あれば十分

学力をつける為には、何冊もの問題集は必要ありません。1冊のワークがあれば充分なのです。1冊のワークを何度も何度も行うことで、問題の出題パターンと答えを暗記してくるでしょう。

それで良いのです。「こうきたらこう返す」とパターンを感じることで基礎力がつき、様々な問題に対して応用力がついていくのです。特に、理科と社会のような暗記科目でそれは発揮されるでしょう。他の科目で完全に暗記してきたようであれば、他のワークを行ってみても良いかもしれません。

3.問題集が子供の学習レベルと合っていない

例えば、子供の学年が小学6年生で、来月から中学生になるとします。

そこで、中学生に上がる前に小学生の復習として問題集を買うとしましょう。何年生の問題集を買いますか?もし子供が6年生の学習単元がボロボロであったとしたら、6年生の問題集を買いますか?

特にに算数は積み上げ科目と呼ばれています。小学生の場合はなおさらです。上記の場合、6年生の単元のみを学習しても学力は上がりません。

問題集を買う前に子供の学力を見極めよう

子供が特にどの単元なのかを見極め、できるところまで戻る必要があります。分数の掛け算割り算が苦手なのであれば、足し算引き算はどうなのか、約分・通分で必要となる公倍数を理解しているのか、そもそも分数が何なのかを理解していないのなら、そこから学習しなければなりません。

子供の学習レベルに応じて、どのように問題点を解決していくのか、あらかじめ相談しておきましょう。

4.特に目的をもって問題集を使っていない

学習していく上で、目的をもつことは大いに大切です。

「学校で点数をとること」「学校のテストとは別に、学力をつけたい」「計算力をつけたい」と、目的をもつことで、どの問題集を購入するか変わってきます。

例えば、「学校で点数をとりたい」のであれば、学校準拠の問題集にするべきです。学校によって教科書が変わってきますので、学校で使用している教科書がどこのものなのか調べてから買いに行きましょう。

「実力をつけたい」のであれば、学校準拠ではなく、子供のレベルに応じて買いにいきましょう。「計算力をつけたい」のであれば、計算ばかりが載っているドリル等が良いでしょう。

ここで注意すべきは、参考書のように分厚いワークを買ってしまうと終わり(ゴール)が遠くなってしまいますので、薄めの問題集を何度も繰り返し行い、余裕があれば新たに問題集を購入するようにしてください。そうすると、「何冊もワークをやり切った」と達成感がうまれます。

子供に最適な問題集の選び方

最適な問題集の選び方

続いては問題集の選び方についてご紹介します。

ちょっと大きな本屋であれば、本棚数列分が学習参考書のコーナーになっています。が、いざ、本屋に行ってみても、その数の多さになにを買っていいのか迷ってしまうと思います。

問題集を選ぶのにもっとも重要なことは、子どもの学力(レベル)に合わせることです。子供に最適な問題集の選び方と効果的に勉強する方法について説明していきます。

基本ができていない子の問題集の選び方

基本ができていない子は、基本的な仕組みが理解できておらず、問題を解いてもバツが多くつきます。

このような子は問題を解くたびに間違えることから、「自分は頭が悪い」「自分は勉強に向いていない」という思い込み、暗示にかかっています。

基本が出来ていない子には応用問題は与えない

こういう子に応用問題を与えると、当然のことながら間違いがより多くなり、勉強嫌いになってしまいます。そうしないためには、まずは全問正解になるような問題からはじめることが大切です。

勉強が苦手な子どもには、生まれつき頭がいい子と悪い子がいて、努力は関係ないという勉強観を持っている子が多くいます。

こういう子どもが問題を解くたびに全問正解すれば、少しずつ自信がついていき、勉強をすれば正解が増えるということを理解してくれます。

自信を付けるためには薄くて簡単な問題集を選ぼう

基本が出来ていない子には、基本問題しか載っていない薄い問題集がいいでしょう。問題集が厚いとそれだけでやる気を失うものです。

薄いもので「やり遂げた」という達成感を味あわせてあげることが大切です。そして、同じテキストを繰り返し勉強する方が効果的です。

テキストが変わると、説明のしかたや出題の形式が変わるため、基本ができていない子どもは混乱することがあります。

同じテキストを繰り返すことで、理解がより深まりますし、またテキストの全体像を映像として記憶できたりします。

基本は押さえたが応用で点が取れない子の問題集の選び方

基本は押さえたが応用で点が取れない子どもはどうしたらいいでしょうか。

実は一口に応用問題といいますが、応用問題の中には、重箱の隅をつつくような知識の問題、複雑な処理をさせる問題、思考力を問われる問題と色々あります。

そして、実際に超難関校にチャレンジするのでなければ、必要な能力は典型的な問題の反復練習でクリアすることができます。

基本が出来ている子には応用問題のある厚めの問題集を

このレベルの子どもには、少し厚めの基本から応用まで網羅したタイプの問題集がいいでしょう。この問題集の取り組み方ですが、問題を解いてみて、わからなかったらすぐ解答解説を見るという方法をとるべきです。この方法には二つの理由があります。

理由1:勉強時間の短縮のため

典型的な問題をマスターするといっても、このレベルの問題を網羅しようと思うと、ある程度の時間がかかります。そのため、短時間にマスターすることが必要になります。

理由2:思考力ではなく知識問題のため

典型的な問題は、思考力ではなく知識としてマスターすべきだからです。

中堅校の入試で合格するレベル、つまり70点を目指すレベルであれば、思考力の必要な難問を解く能力より、典型的な問題を確実に解きこなす能力の方が重要です。

ですからこのレベルの子どもであるなら、繰り返し良問を解いて解法知識を充実させることを意識しましょう。

成績優秀で中学受験で難関校を目指す子の問題集の選び方

応用力もある程度あり、中学受験で難関校を目指すのであれば、難しい問題集や入試過去問に取り組むのが最適です。このレベルで重要なのは初見の問題、初めて見る問題に自分なりにアプローチして解決していく能力になります。

そのためには解りやすくパターン化して並べてある問題よりも、どんな問題がでるか解らない入試過去問などの方がいいでしょう。

先ほどの話と逆になりますが、問題を知識的にマスターしようとすると、パターン化された思考になり、考え方の枠が狭くなっていく傾向がでてしまいます。もちろん中堅校であれば、その能力で充分なのですがトップ校になると逆にパターン化された思考が邪魔になることがあります。

そのため思考がパターンかしないように、一問ごとにアプローチが変わるような問題集に取り組む必要があるのです。

小学生の問題集選びのまとめ

問題集選びの失敗パターン、そして失敗しないための最適な問題集の選び方を紹介しました。

しかし、以上の点をふまえて購入したものの、続かない、成績があがらない場合、そもそもの原因が子供にある場合もあります。一定の時間机に向かえなかったり、少しでも難しい問題に直面すると考えることを放棄してしまったり…。

こういった場合はお母さんが一緒に隣についていてあげて勉強するようにしましょう。まずは一歩ずつ進んでいくことが大切です。

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