運動が苦手なお子さんへ!幼児期のうちに遊びながら楽しく運動機能を高めよう

公園で遊ぶ子供スポーツが上手くできない、外遊びが嫌い、遊具を怖がる…など運動に苦手意識をお子さんは持っていませんか?

運動が苦手な子どもがどうしたら運動好きになるのだろう…とお悩みの親御さんも多いのではないでしょうか。

子どもの運動神経を伸ばそうと、無理にトレーニングしたことで、運動嫌いになってしまう可能性もあります。

ここでは、元幼稚園教諭の目線から、運動が苦手になる原因や遊びながら楽しく運動機能を高める方法やポイントについて紹介していきます。

子どもが運動を苦手になる原因は?

運動に苦手意識を持つ理由はさまざまですが、子どもを取り巻く環境の変化に伴って運動嫌い、運動が苦手になっている可能性があります。

まず、考えられる原因の一つが、ゲームやyoutubeなど映像コンテンツの普及です。

ゲームやスマホに依存していて体を動かす機会が少なくなったことが運動能力の低下に繫がっていると考えられています。

二つ目は親が過保護になりすぎてしまうケースです。危険だから、汚いからなどの理由で子どもたちの遊びを制限していませんか?

子どもは多少の危険が伴いながらも、からだ全体を使って遊びを楽しむことによって、運動機能を身に付けていきます。

「危ないからやめて、怪我をするよ」「汚いからもうおしまいにしてね」など、いざ外遊びに出掛けても親が子どもの遊びを制限してしまう様子をよく目にします。

子どもたちが自由に遊ぶことができない、思い切り体を動かすことができないなどの環境も運動能力が低下する要因となっています。

三つ目の理由は遊ぶ場所、遊ぶ相手の変化です。昔は近所の公園や広場など気軽に遊べる場所がたくさんありましたが、現代では防犯上の問題など、気軽に子ども同士が遊ぶ場所が減ってきました。

更に、地域での交流も少なくなったことで、異年齢の関わりや近所の子ども同士で遊ぶといった状況も減って、子どもが一人で遊ぶシチュエーションが増えています。

一人で遊ぶときにはどうしても動きが少なくなってしまいます。そのような背景も子どもの運動能力を低下させ、苦手意識を持ってしまう原因となっているようです。

運動の苦手意識をなくすための5つのポイント

では、具体的にどのようにしたら子どもの運動神経が伸びて、苦手意識がなくなるのでしょうか。

苦手意識をなくすための5つのポイントや具体的な遊びを紹介していきます。

1.親が一緒になって遊びを楽しむ

まずは、体を動かす楽しさを感じてもらうため、大人が一緒になって楽しみましょう。

運動能力を高める特別なトレーニングを行うよりも、まずは楽しさを感じることが一番大切です。

親が一緒になって楽しむ姿を見せることで、子どもは体を動かすことの楽しさに気付き、遊びの経験を積み重ねていくことで徐々に体を動かす心地よさを感じていくようになります。

特別に張り切って遠出しなくても、近所の公園や広場、自宅の庭で構いません。

一緒に鬼ごっこやかけっこ、遊具を楽しむなど、簡単なものでも、大人が全力で一緒に楽しむところから始めてみましょう。

運動神経は遺伝しない!運動が得意な子供を育てる方法と環境

2.生活の中のさまざまな動きを意識してみよう

運動能力を伸ばすというと、特別なトレーニングを積まないといけない…と思う方もいらっしゃいますが、実は生活の中のさまざまなシーンで、スポーツの基礎となる基本動作を身に付けることができます。

たとえば、買い物に行ったとき、いつもエレベーターを使っている人は子どもと一緒に階段をのぼってみましょう。

階段の上り下りも基礎動作が身に付く、立派な運動のひとつです。

買い物が終わった後、少し荷物を持ってもらうこともおすすめです。買い物の荷物を持ってもらうことは、単純に「持つ」だけではなく、荷物を落とさないようにバランスを保つことや、運ぶといった動作も含まれます。

なかなか普段の生活で、基本的な動作を意識することはありませんが、この作業はこの動作が含まれている、と意識して考えてみると普段の何気ない動作も子どもと遊び感覚で楽しく行うことができます。

買い物のほかに掃除もおすすめです。雑巾がけは単純な作業にみえて、下半身や腕の力の強化、バランス感覚を養う、からだ全体を鍛えるいい運動になります。

お手伝いをしながらスポーツの基礎となる基本動作を身に付けていきましょう。

手伝いをする子

お手伝いから子供の自信を育てよう!楽しみながらお手伝いさせる工夫

3.周りや兄弟と比べない

運動が苦手な子どもは、周りと比べて出来ないことを気にする、なかなか周囲に認めてもらえないことでやる気がなくなるなど、徐々に運動嫌いになってしまう傾向にあります。

特に、集団で行うスポーツに関しては、失敗したら恥ずかしいと消極的になってしまう子どもがいます。

「お友だちの○○くんは上手に出来ていたよ。もっと頑張ってみよう」など、子どものやる気を出したい思いで、無意識に周りと比較し子どもに話しかけていませんか?

比較するつもりで発した訳ではなくても、子どもは他の子と比べられたことに対して劣等感を抱いてしまいます。兄弟間でも同様です。

「お兄ちゃんはね、○○が上手だったよ」「お姉ちゃんはすぐ出来るようになったよ」など、兄弟の比較も子どもはショックを受ける可能性があります。周りの子や兄弟と比較することは避けましょう。

表彰されている子供

子どもの競争心について!親が気にかけておくべき事とは?

4.成功体験をたくさん褒め、認める

出来るようになったことは大げさなくらい褒めてあげることも大切です。

とにかく、運動の苦手意識をなくすためには、自信を持つことが必要、そのためには自信に繫がる働きかけが必要なのです。

どんな小さなことでも子どもたちは親や周りの友だちに認めてもらうことで大きな喜びを感じます。

「今日○○ができるようになったから、パパにみせてあげよう」「すごく上手だったから明日幼稚園で先生やお友だちにもみてもらおう」など、成功体験や上達はたくさんの周りの人に披露できる環境を整えてあげることで、成功体験を更に積み重ねていき、そこから自信を得ることができます。

子どもが幼稚園や保育園でできるようになったことを先生から報告を受けることもあると思います。その場合も、家族はもちろん、おじいちゃんおばあちゃんまでたくさんのひとにも報告し、一緒に喜んであげるといいですね。

5.アスレチックに挑戦してみる

家庭で今すぐにでも始めることができるポイントをお伝えしましたが、運動の苦手を克服し、運動神経を高めるおすすめの週末の過ごし方が、「アスレチック遊具で楽しむ」ことです。

アスレチック遊具は、大人も一緒に楽しむことができ、子どものレベルに合わせて挑戦することができる遊具です。

難しそうにみえるものも、挑戦してみたら出来たといった成功体験も重ねることができるため、実際に運動能力が高まるだけでなく、苦手意識を克服するメリットもあります。

しかし、運動が苦手な子どもはアスレチックと聞いただけで嫌がる場合もあります。その時は絶対に無理強いしないようにしてください。

始めは見るだけでも、友だちや家族が楽しむ様子を見せてあげるだけでもOKです。

怖くない、楽しいのもなんだということを見せて教えてあげるところからスタートしてくださいね。

達成して喜ぶ子供

幼児期にこそ達成感を味あわせよう!達成感の大切さ

生活の中からでも運動の苦手意識を克服していこう!

子どもの運動神経を伸ばして苦手を克服するためには、特別なトレーニングより、まずは日々の積み重ねが大切です。

生活の中でコツコツと、基礎動作をしっかり身に付けていくところから始めてみましょう。

スポンサーリンク
公園で遊ぶ子供