中学受験期の睡眠時間と勉強時間はどのくらい?学年ごとに知っておきたいこと

中学受験期の睡眠時間と勉強時間中学受験をする子供にとって、勉強時間を確保するのはとても大切です。

ですが、勉強時間を確保するために、大事な睡眠時間を削ることもしたくありませんよね。

そもそも、中学受験をする子供は、睡眠時間や勉強時間をどのくらい取ればいいのでしょうか。

そこで今回は、2人の子供の中学受験を経験した筆者と中学受験を目指すお子さんの睡眠時間と勉強時間について、学年ごとにみていきましょう。

子供に必要な睡眠時間とは?

そもそも、子供が成長するうえで必要な睡眠時間とは、どのくらいなのでしょうか。

2016年にアメリカ睡眠医学アカデミー(AASM)が出した子供の睡眠の量に関する声明に、年齢ごとに推奨される睡眠時間が示されていました。

  • 4〜12か月:1日に12〜16時間(昼寝を含む)
  • 1〜2歳:1日に11〜14時間(昼寝を含む)
  • 3〜5歳:1日に10〜13時間(昼寝を含む)
  • 6〜12歳:1日に9〜12時間
  • 13〜18歳:1日に8〜10時間

これによると、小学生(6~12歳)では、最低でも9時間必要となります。

一方、アメリカの国立睡眠財団でも、子供の理想的な睡眠時間についてデータを発表していますが、こちらでも6歳から13歳の子どもの理想的な睡眠時間は「9~11時間」となっていました。

なお、理想的な睡眠時間とは別に、健康的な生活を送るのに最低限必要な睡眠時間(限界最短睡眠時間)も示されていて、小中学生は7時間とのことです。

中学受験を目指す低学年の睡眠時間と勉強時間

低学年の睡眠時間と勉強時間低学年のうちは、後に始まる受験勉強を毎日きちんと進めていくために、まず規則正しい生活を習慣にしておくことが大切です。

そのためにも、まだ時間的に余裕のある低学年のうちに、決まった時間に起床・就寝し、計画的に勉強することを習慣化してください。

低学年の睡眠時間は9時間以上を確保しよう

前で紹介したように、学童期に必要な睡眠時間は9~12時間ですので、低学年のうちは、夜8時~9時には就寝し、9時間以上の睡眠時間を確保するようにしましょう。

そして、ぜひ習慣に加えてほしいのが朝学習です。

最初は本や子供新聞を読む、その日の天気や気温を記録する、など、勉強以外のことで良いので、ぜひ朝の決まった時間に学習する習慣をつけておいてください。

低学年のうちは勉強時間より集中する時間を大切に

一方で、低学年のうちは、勉強時間を長くとる必要はありません。

よく小学生の家庭学習の時間は“学年×10~20分”などと言われますが、この時間で十分です。

もちろん、もっと長く勉強しても良いのですが、時間を長くとるよりも、短い時間の中で集中して取り組めるようにして、それを習慣にすることの方が大切です。

低学年の間は、夜8時、遅くても9時までに就寝し、9時間以上の睡眠時間をとりましょう。

勉強をする低学年の子供

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通塾が始まる4年生の睡眠時間と勉強時間

中学受験を決めると、多くのお子さんが4年生から塾に通うようになります。

すると、これまでの生活に通塾と塾の宿題をする時間が加わり、夜まで塾にいるようになるお子さんも出てくるので、生活リズムもだいぶ変わります。

10時までには就寝できるように心がけよう

しかし、まだ4年生。

睡眠時間は9時間は確保したいところです。

そのためには、夜9時半、遅くても10時には就寝できるようにしましょう。

塾のない日は2〜3時間は勉強時間を取れるようにしよう

一方、勉強面では、家での勉強に加え、塾でも勉強するようになります。

塾のある日は、通塾する塾のスケジュールにもよりますが、塾で2~3.5時間の勉強をしてくることになるので、学校の宿題をする時間を省くと、受験のための勉強ができるのは朝学習くらいになるのが現実です。

その分、塾のない日には、前日の塾の復習や宿題に、2~3時間は取るようにしましょう。

それほど難しいことではありません。

朝学習で30分、放課後に1時間、夕食やお風呂の後に1時間とれば、それだけで2時間半になります。

4年生の間は、通塾が始まった生活リズムの中、計画的に家庭学習することを徹底してください。

5年生の睡眠時間と勉強時間

5年生になると、勉強の量も増え、難易度も上がるので、勉強時間は必然的に多くなり、睡眠時間とのバランスがさらに気になってきます。

また、お子さん自身は受験勉強にも慣れ、身体も成長してくるので、少しくらい遅くまで起きていても大丈夫かと思われがちです。

集中力を維持するためにも睡眠時間はきちんと確保しよう

それでも体調管理や成長、勉強への集中力を維持する観点から、やはり8時間~8時間半の睡眠時間は確保したいところです。

そのためには、やはり夜10時~10時半には就寝するようにしましょう。

勉強時間の確保は計画的に!土日も有効に使おう

一方で、シビアになるのが勉強時間の確保です。

塾のある日にも、朝学習の他に、放課後に少しでも勉強時間を取るなど、隙間時間も上手に使えるようになるのが理想です。

そのためにも、放課後は学校の宿題をできるだけ早く終わらせ、塾に行くまでの時間や、塾の自習室などで少しでも勉強時間を確保できるようにしましょう。

塾から帰宅した後も、30分でも机に向かい、朝から合わせて1.5~2時間は塾以外の勉強時間を確保するのが理想です。

塾がない日は、朝学習も含めて3時間~4時間は、計画的に時間をとって取り組みましょう。

また、5年生以降は、土日も有効に使うことが大切になってきます。

模試の解き直しや、普段の勉強で時間が足りなかった内容を土日で終わらせるようにしましょう。

だからと言って勉強づくめでは息切れしてしまうので、遊びも勉強同様、計画的に取り入れるようにしてください。

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6年生の睡眠時間と勉強時間

6年生の睡眠時間と勉強時間最終学年の6年生になると、普段の塾の他に、模試や土日の講座、過去問演習なども入ってきて、いよいよ勉強時間の確保が難しくなります。

それでも、体調管理や集中力を維持するために、最低8時間の睡眠時間は確保したいところです。

しかし、実際の受験生をみると、8時間を切るケースが多いのが現実です。

睡眠時間を確保するためにも生活リズムを整えよう

我が家の子供たちも、6年生のときは、塾の復習や学校の宿題をするだけで、夜11時くらいまでかかり、実質の睡眠時間は7時間~7時間半でした。

少しでも8時間に近い睡眠時間を確保するためにも、夜11時には就寝できるように生活リズムを整えるよう努力するのが大切です。

それでも寝る時間が遅くなる場合は、夜の勉強を朝に回して、同じ睡眠時間でも朝型にシフトするのをおススメします。

塾のある日は、朝学習と隙間時間を駆使して2時間~2時間半程度勉強時間を確保しよう

一方、6年生の勉強時間でポイントとなるのは、さらに意識して隙間時間と朝学習の時間の活用することです。

塾のある日は、塾での授業の他に、家で2時間~2時間半の勉強時間を確保するのが目標です。

朝学習で30分~1時間、塾に行く前に30分、塾から帰宅後に30分~1時間取れると、なんとか目標時間が確保できます。

塾がない日も、塾に行っている時間に相当する時間を含め、6時間は確保できるといいですね。

塾がない日は移動時間が無くなるので、30分余計に確保するのも可能なのではないでしょうか。

“細かい“と感じるかもしれませんが、それだけ隙間時間を意識することは大事なことです。

また、6年生になると土日も塾の講座や模試が入ることが多くなります。

講座に参加すると、そこで1日中勉強するようになるので、必然的に塾で7~8時間、帰宅後の復習まで含めると、10時間を超えて勉強することになります。

模試の多くは午前中に行われるので、午後からは模試の解き直しや復習を行い、夜の時間は普段の勉強で足りない分を補填するようにしましょう。

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最後に

今回は、中学受験をする子供の睡眠時間や勉強時間について、学年ごとにまとめました。

体調を崩さず受験勉強を続け、受験当日も体調万全で臨むためにも、睡眠をしっかりとることはとても大切です。

ですが、中学受験を目指す子供、特に6年生になると勉強時間に多く時間を取られ、子供に必要な睡眠時間を確保するのが難しくなってきます。

限られた時間で効率よくかつ効果的に勉強することが中学受験では重要になってきますが、隙間時間や朝学習を工夫しても睡眠時間を削らないと塾の課題や宿題が終わらないときは、宿題の量や時間配分について塾の先生に相談してください。

中学受験は長い闘いです。身体に無理をさせてまで勉強することは、絶対に避けてください。

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中学受験期の睡眠時間と勉強時間