産後うつを経験したからこそ伝えたい、産後うつにならないためのアドバイス

産後うつを経験したからこそ伝えたい

産後うつになりやすい人は、とても頑張り屋さんで、きっちり何でもやりたいという、本来ならばとても素晴らしい人です。

しかし、「出産」という事もまた、素晴らしい神秘に満ち溢れた女性にしか生み出す事の出来ない事なのですが、ホルモンバランスを崩す上に、予想もつかない事ばかり引き起こします。

誰が悪いわけでもなく、これが極当たり前の事で、「出産の一部である」という事を理解して欲しいと思います。

それを理解した上で、産後うつにならずに、産後を快適に乗り越える為に、出産前から、周りの人とよく話をしておくことをおすすめします。

今回は産後うつを防ぐ為の気持ちの持ち方、産後うつを防ぐためのアドバイスをお伝えしていきます。

子育ては一人では出来ない!産後うつにならないために旦那さんや両親や行政に手伝ってもらいましょう

子育ては一人ではできない。

産後は体が疲れている

産後は、赤ちゃんを産んだだけで、精一杯です。

産後は不思議と疲れをあまり感じずに元気なのですが、自分が思っている以上に体は疲れています。

ですから、病院によっては、産後24時間は体を休めるように!という病院もあり、赤ちゃんと面会することはできますが、お世話は一切させない病院もある程です。

そのくらい、産後の体を休めることは大事な事なのです。

そして、退院して約1ヶ月は、赤ちゃんのお世話以外、体を休めるのが優先されます。

1ヶ月後にようやく「床上げ」と言って、普通に動いても良い時期が来ます。

実は、本来ならば、そこまで赤ちゃんのお世話以外何もしないのが理想なのです。

ですが、生活が色々気になったり、訪問客があったりで思うように体が休まってないのが現状です。

頑張り過ぎが産後うつの要因に

頑張り屋さんで、キッチリ何でもやってしまう人は、「自分で出来る!」と思ってやってしまうのですが、何度も言う様に「休まないといけない時期」なのです。

その1ヶ月後から頑張ってキッチリ出来る様にするためには、周りの人に助けてもらう事が一番です。

それは、恥ずかしいことでもなければ、誰もがみんなやってもらってる事なのです。

問題はその休む時期に頑張って、産後うつになって動けなくなる事の方が問題です。

ここは、アッサリと諦めて周りに助けてもらう様に、産前からお願いしておきましょう!

まわりの目を気にしすぎると産後うつに

「あの人の機嫌が悪いのは私のせいかな…」なんてことを、日頃から考えない様にすることです。

この傾向のある人は、赤ちゃんが泣き止まなかったり、キチンと母乳やミルクを飲んでくれなかったり、夜泣きが激しいと何でも「私が悪いのかな」と思う事が多いです。

その積み重ねで、なぜか「私って母親失格なのかもしれない」となって落ち込むようです。

実際は、赤ちゃんの性格であったり、赤ちゃんの個人差の範囲内だったりします。

心配な時は、保健師さんに相談すると、案外「大丈夫、大丈夫」と笑い飛ばしてくれるものだったりします。

体重が増えてない時は、母乳についても真剣に考えてアドバイスをくれますので、1人で悩まず周りに頼る事が出来るところがあるので、事前に調べておくと便利です。

行政の保健センターなどに相談に行くと、たくさんの人が相談に来てることにビックリするかもしれませんが、そのくらい誰かを頼るのは「当たり前」ということです。

行くのがキツイ時は、電話でも相談にのってくれます。

それでも、やはり「お子さんを見せて下さい」ということであれば、これも、周りの旦那さんや、両親にお願いして付き添ってもらうなりして、まずは、自分の中の不安を払拭することだけを1番に考えて助けてもらいましょう。

旦那さんにも育児は手伝ってもらうことが産後うつの予防になる!

旦那も育児を手伝う

オムツを変えることや、母乳じゃなくてミルクで育てる人は、ミルクを作ってもらうなど、簡単な育児は一緒にやってもらいましょう。

下手でも、任せることです!

そのうち慣れるのですから。何なら、お風呂も入れてもらっても良いと思います。

「仕事で疲れてるし…」なんて気を使う必要はありません!

旦那さんにとっても、我が子なのですから…。

泣かれると「俺には無理だ!」なんてすぐ逃げる旦那さんもいますが、そこは、首根っこを捕まえてでも、手伝ってもらって下さい。

逃げても上手くなりませんから、「じゃぁ~この子が泣かなくなるまでお願いね♪」と任せてしまいましょう!

そういうコミュニケーションをとるだけでも、笑ってしまうことがあったりして、気分も和らぎますよ。

無理して頑張らないこと!

とにかく、無理をして頑張らない事!

せめて産後1ヶ月でも、周りに甘えてみて下さい。

誰も嫌な顔はしないと思います。

疲れたり、寝不足の時は、授乳を済ませてからほんの1時間でも良いから、両親に預けて自分は何も考えずに休むのもいいと思います。

両親が近くにいない人は、赤ちゃんが寝たらとにかく家事は後回しで自分も寝る!結構、これ大事なんです。

これも、産前に旦那さんと話し合っておきましょう。

産後うつを経験して

産後うつにならないために

「自分は大丈夫」と思った人もいるかもしれませんが、産後自分がどうなるかなんて全く分かりません。

実は、私は1人目の時に産後うつの経験者です。

私も、「まさか自分が産後うつになる訳ないし、育児も家事も完璧にこなせるこなせるわ!」と思っていました。

しかし、私の場合は、持病もあったので、薬を服用しており、妊娠・出産までは大丈夫だったのですが、母乳には薬の成分が入ってしまう為に、母乳をあげられないとの事でまず悩みました。

どうしても初乳だけはあげたくて、事前から薬を中止して、何とか絞って3日は「頑張りました」が、やはり症状が出て、ちょっと悪化してしまい、その後はミルクになりました。

持病の関係で、夜も寝ないといけない事から、実家の両親に預け、自分は夜寝て、昼間お世話をする感じだったのですが、ある時「私、完璧に育児も家事もこなすハズだったのに、普通のお母さんみたいな事が何一つ出来ていない!」と考えて、深く落ち込んでしまいました。

そうすると、もう昼間もお世話が出来なくなって、また自分を責めて…本当に悪循環を繰り返してしまいました。

これは、本当にキツかったです。

自分の必要性を一切感じなかったので、追い込むところまで追い込まれました。

それでも、子どもは、私をお母さんとして受け入れてくれ、頼ってくれて、本当に、産後うつにだけはもう二度となりたくないと思いました。

産後うつにならないために最後に伝えたいこと

その後、二人目が生まれました。今度は、そんな失敗はしないと、母乳も無理して頑張ることなく、ミルクのみで育て、また、夜は両親にみてもらってましたが、それも、事前にお願いして、無理をせずに過ごして、見事に、産後うつにならずに済みました。

だからこそ言える「無理して頑張らないで」という言葉。

産後うつは、重症化すると、本当にキツイです。

赤ちゃんの面倒どころではありません。赤ちゃんにすら会えない日もあるほどです。

自身の経験からも、皆さんには産後うつにはなって欲しくないという気持ちが強いです。

事前に周りに頼れるところはお願いして、行政も上手く利用していける環境を整えておくことと、無理はしないこと!

産後すぐに無理をすれば、その何倍も子どものお世話が出来なくなり、周りの手を借りなければいけなくなることを理解しておいて、産後うつになりやすい時期を乗り切って欲しいと思います。

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