筑波大学附属駒場中学校の入試対策と合格のためにすべきこと

筑波大学附属駒場中学校は、東京都世田谷区にある国立の男子中高一貫校です。中学校のほか、高校での募集も行われています。

ここでは、筑波大学附属駒場中学校の特色や合格に必要なことをご紹介していきます。

筑波大学附属駒場中学校の特色

筑波大学附属駒場中・高等学校では、「自由・闊達の校風のもと、挑戦し、創造し、貢献する生き方をめざす」という学校目標のもと、「学業」「学校行事」「クラブ活動」の3つを充実させ、生徒の全面的な人格形成を発達させることを教育方針としています。

また、筑波大学附属駒場中学校は首都圏の中学受験で偏差値が最も高い学校にランクインし、中学受験の最難関校としても有名です。

沿革

東京農業教育専門学校附属中学校として開校し、1952年に東京教育大学附属駒場中学校・高等学校へ改称しました。

1978年には筑波大学附属駒場中学校・高等学校へ改称、2004年に国立大学法人筑波大学附属駒場中学校・高等学校となり、現在に至ります。

学校行事

学校行事は非常に盛んで、三大行事となる音楽祭・体育祭・文化祭をはじめ、中1・高1が行うケルネル田んぼの田植え・稲刈りなど、生徒の自主性を重んじる様々な行事が行われています。

施設

各校舎・各教室をはじめ、コンピュータースペース、図書スペース、オープンスペース、グラウンド、体育館、武道館、多目的コート、プール、トレーニング室など、充実した施設環境が整っています。

合格実績

筑波大学の附属ですが、筑波大学への内部進学枠はなく、生徒は大学受験をする形となります。

2020年の大学合格者数を見ると、東京大学93名、早稲田大学59名、慶應義塾大学50名など、難関大学の合格者数が非常に多く、特に東京大学の合格者数は群を抜いて目立ちます。

交通アクセス

電車でのアクセスは次の通りです。

  • 京王井の頭線の駒場東大前駅西口下車、徒歩7分
  • 東急田園都市線の池尻大橋駅北口下車、徒歩15分

バスでのアクセスは次の通りです。

  • 東急バス([渋51]渋谷-若林折返所)「駒場」下車、徒歩1分
  • 小田急バス([渋54]渋谷-経堂)「駒場」下車、徒歩1分

筑波大学附属駒場中学校の受験情報

試験日等

第一次選考(抽選):2021年1月19日(火)

第二次選考(学力検査):2021年2月3日(水)

※抽選を実施するかどうかは1月15日(金)午後5時から発表されます。抽選が行われない場合、1月19日(火)の選考は行われず、出願者全員が第一次選考合格者となります。

募集人数

男子120名

試験科目

国語・算数・理科・社会(各100点満点・40分)
※面接や実技などはありません。

筑波大学附属駒場中学校の偏差値と倍率

偏差値

筑波大学附属駒場中学校の偏差値は、80偏差値で見ると73となっています。中学受験の最難関校として、その高い偏差値に特徴があります。

倍率

2020年度の実質倍率は以下の通りです。

受験者数 合格者数 実質倍率
563名 130名 約4.33倍

※抽選による選考は実施されていません。

筑波大学附属駒場中学校の学費

中学校では授業料は発生せず、教科書も無償です。高校では入学料が5万6400円、授業料が年額11万5200円となり、教科書の購入費も発生します。

そのほか、教材費や校外学習費、生徒会費などの費用は中学・高校共通で必要になります。

筑波大学附属駒場中学校の入試問題と対策

算数

試験時間は40分、配点は100点満点です。大問は4問で構成され、幅広い分野から出題されています。頻出分野としては、図形、数の性質などがありますが、どの分野が出題されても対応できるよう、まんべんなく実力を磨いておく必要があります。

問題の難易度は高く、かつ、試験時間も短めに設定されているので、時間的な余裕はかなり少ないです。各分野の実力を鍛え、難しい問題に対応できるようにすることはもちろん、その難易度の高い問題をスピーディーに解く力も鍛えなくてはなりません。

まず、幅広い分野の基礎力と応用力をしっかり身につけたうえで、問題演習では常に時間を意識し、とにかく速さと正確さの両立を徹底する必要があります。頻出分野はもちろん、他の分野も含めて苦手分野は徹底して減らし、かつ、全分野でスピードアップを図ることが重要です。

また、過去問はなるべく早い段階から進めるべきです。最初のうちは歯が立たないこともあるかと思いますが、それでもまず過去問に慣れておいて絶対に損はありません。

難易度の高さを早めに実感しておき、そのうえで、速く正確に解くにはどうすれば良いか、どの分野を補強すれば良いのか、など、戦略を立てて対策を進める必要があります。

そして、過去問以外の問題演習も徹底し、あらゆる問題に対応できる実戦力を鍛えていきましょう。

国語

試験時間は40分、配点は100点満点で、大問は3〜4問程度出題されます。小説文、随筆文、説明文・論説文、詩などで構成され、記述式の問題が中心です。

問われる記述の難易度は高く、字数制限が厳しいものや、何を問われているのか把握しづらいものなど、一筋縄ではいかない問題が目立ちます。こうした傾向の問題は過去問でしっかりチェックしたうえで、日頃から記述問題に多く触れ、問われる内容を過不足なくまとめる力を鍛えましょう。

また、決して時間的な余裕はないので、難易度の高い文章を速く正確に読解する力も求められます。論理展開や場面・心情の変化など、スピーディーかつ正確に追っていく習慣を日頃から意識しましょう。内容が難しくてもひるまず、スピードと読解力の両方を着実に磨くことが大事です。

さらに、小説文や説明文などの読解問題のほか、詩の出題もあるので注意しなくてはなりません。まず詩に慣れなければならないので、過去問をはじめ問題演習を徹底し、設問の傾向などを把握し、詩に対して苦手意識を持たないようにしましょう。

そのほか、漢字の問題はもちろん、俳句や短歌などの出題も見られます。幅広い分野の対策が求められるので、苦手分野は徹底して減らし、総合的な実力を磨いておきましょう。

社会

社会と理科も、算数・国語同様に試験時間は40分、配点は100点満点となります。

大問は3問で、地理・歴史・公民(時事問題含む)からまんべんなく出題されています。また、各分野が混ざった総合問題形式による出題も見られます。

設問形式は選択肢問題、適語記入問題のほか、記述問題が出題されることもあります。また、各大問のリード文、地図、資料など、与えられる情報の難易度は高く、こちらも一筋縄ではいかない内容となっています。

まず、与えられるリード文や資料などの内容を素早く正確に読み取る練習を重ね、情報処理能力を高めておくことが大切です。単なる知識では対応できないので、知識の習得は大前提としたうえで、問題の情報を処理していく力も鍛えなければなりません。

また、選択肢問題の難易度も高く、各選択肢の内容を正確に判断する能力も求められます。こちらもしっかり問題演習を徹底し、正誤判断の精度を高めておきましょう。

理科

他の科目同様、試験時間は40分、配点は100点満点です。4分野からまんべんなく出題され、大問は7問で構成されています。

設問形式は選択肢問題や計算問題などがありますが、全体として思考力が問われる問題が目立ちます。実験の考察問題をはじめ、筋道を立てて考えていく問題も多いです。そのため、日頃の勉強を単なる暗記で終わらせず、理科全般に興味を持ち、思考する習慣をつけておきましょう。

各分野の基本知識をおさえることは大前提ですが、そこから応用力や思考力を磨き、難易度の高い設問に対応していかなければなりません。そのためにも、単なる暗記ではなく、問題演習を通じた実戦的な力を磨く必要があります。

また、試験時間は算数や国語と同じ40分とはいえ、計算や思考が必要な問題が多い以上、時間的な余裕は少ないです。

与えられた情報を速く正確に読み取り、各設問をテキパキと解き進める練習を重ね、常に時間を意識することを心がけてください。こちらも社会と同じく、知識に加えて情報処理能力が問われるので、日頃の問題演習からしっかり意識しておきましょう。

過去問

筑波大学附属駒場中学校合格のために必要なこと

筑波大学附属駒場中学校の試験問題はいずれも難易度が高く、早い段階から徹底した対策を積み重ねなくてはなりません。

過去問演習もなるべく早くに行い、最初は歯が立たなくても落ち込まず、傾向をしっかり把握して徐々に実力を磨いていく、という心構えが大切です。

日頃の勉強・問題演習では、まず必要な知識を確実にインプットしたうえで、問題を時間内に速く正確に処理することを意識してください。時間配分の感覚は、どれだけ普段から時間を意識しているかにかかっています。

与えられた情報を速く正確に把握すること、同じく与えられた問題をテキパキ解くこと、など、普段からしっかり実践していきましょう。

また、いずれの科目とも幅広い分野から出題されているので、苦手分野は徹底して減らし、総合的な実力を鍛えていく必要があります。

頻出分野をおさえておくことは大前提としても、その頻出分野にこだわりすぎるのではなく、様々な分野に対応できるようにしておきましょう。

こうした点を意識し、根気よく着実に力を鍛えていくことが重要です。

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