東京女学館小学校を受験するなら知っておきたい!合格のために必要なこと

東京女学館小学校の校舎東京女学館小学校では、日本の伝統文化を知り、主体性を持った日本女性として、女子校の特色を生かしながら、国際社会でリーダーシップがとれる女性の育成を目指します。

ここでは、東京女学館小学校の試験内容・対策や、小学校の特色をご紹介していきます。

東京女学館小学校の特色

日本の伝統文化を知り、主体性を持った日本女性、国際社会への奉仕の精神、リーダーとしての自覚を持つ人間として活躍できる人間を育てることを目指しています。

実際の学習時間に、それらの理念を取り入れた「すずかけ」「つばさ」「国際理解」で構成されるリーダーシップ教育が実践されます。

「すずかけ」では、日本の伝統文化を通して、礼儀、作法、心得を身に着けます。「つばさ」は、情報教育や異文化を理解します。

質の高い教育を楽しく学習することができるのと同時に、基礎学習が必要な子供には補講を行うなど、きめ細かな指導を行っています。

授業内容

各教科で学習した内容をノートや日記にまとめ、書くことを習慣づけます。

質の高い内容を楽しく学び身に着け、それらを活用、探求していくことを目的として教科が進められます。

年間を通しての校外活動や宿泊行事の中で、積極的に発言をし、活動できる集団の育成を目指します。

グループ活動を通して、仲間の大切さを実感し、リーダーとしての人格を形成していきます。建長寺での修行体験やボランティア活動、店員体験などの特徴的な内容が魅力です。

校内施設、設備

照明や音響など最新の設備を備えた講堂のステージではフルオーケストラが演奏できる広いステージがあります。

室内温水プールには、25メートルプールが5レーンあります。

四季の変化が感じられるビオトープでは、身近に自然を感じることができます。また、軽井沢には寮があります。

コンピューター室では生徒が一人一台パソコンを利用しながら授業を受け、正しい情報活用能力を身に着けます。

その他、作法室があり、日本女性としての作法を身に着けることができます。

制服あり、土曜休み、週五回給食あり、通学時間に制限はありません。

卒業後の進路

小学校卒業後は、ほぼ東京女学館中学校に進学します。

中学校卒業後は多くのものが、そのまま女学館高校に進学します。

大学は青山、学習院、慶應、上智、成蹊など私学の大学に進学する生徒が多いです。

交通アクセス

  • JR渋谷駅、恵比寿駅より、バス約10分「東京女学館」下車
  • 東京メトロ日比谷線 広尾駅より徒歩12分
  • JR渋谷、新橋駅よりバス「南青山7丁目」バス停より徒歩5分

東京女学館小学校の受験情報

募集人員

AO型:女子40名程度(内3名国際枠含む)

一般:女子30名程度

入学試験日程

考査日

AO型:2023年11月1日

一般:2023年11月2日~3日のいずれか一日

合格発表

AO型:2023年11月1日

一般:2023年11月3日

志願者数・倍率

  • 志願者数・・・400名前後
  • 倍率・・・・約5倍

学費

入学時に必要な費用

入学金 290,000円
施設拡充費 160,000円
合計 450,000円

入学後、年間必要な費用

授業料 618,000円
給食費 131,000円
施設運営費 96,000円
積立金 60,000円
年間合計 905,000円

上記の他に教材費等、寄付金一口250,000円、一口以上が必要となります。

東京女学館小学校の試験内容

ペーパー

  • 形態・・・1クラス25名 1グループ6名
  • 監督の先生・・・3名
  • 出題用紙・・・3枚
  • 使用器具・・・テープレコーダー
  • 内容・・・お話の記憶、数の多い少ない、しりとり、模写、序数

制作

  • 使用用具・・・のり、はさみ、折り紙等
  • 内容・・・食べ物作り、課題画(好きな遊びで遊んでいるところ、お手伝いで好きなこと、幼稚園で楽しかったこと)

行動観察

模倣体操、指示行動、ごっこ遊び、ごみの分別(缶、新聞、ペットボトル)

母子活動

場面想定の劇、自由遊び(おはじき、粘土、折り紙、お手玉、だるま落とし、けんだま)など

面接

  • 所要時間・・・10分~15分
  • 対象・・・・・保護者のみ
  • 形態・・・・個別
  • 面接官・・・・数名
  • 内容・・・・・父親(志望理由、行事説明会に参加をしての印象、女学館をどう思うか)、母親(教育方針、躾について、子育てで特に気を付けていること、受験情報の入手方法)など。

過去問

試験対策

女学館大学の閉鎖が影響し、生徒は減少するかとおもいきや、小学校には影響が少ないようです。

毎年5倍程度の倍率があります。AO入試での受験が多いので、女学館を第一志望の方はAO入試をお勧めします。

他校と比べて特徴的なのは、母子考査があることです。母親が子供と一緒に手をつないで廊下に並び、流れる曲に合わせて教室に入場します。

次に子供の後ろにつき、一緒に手遊び、足遊びをします。また母子で散歩をし、お友達を作るという課題ではほかの父母とも挨拶をしたります。

子供だけでは、用意されたエプロンを着け、ゼッケンのシールの色のテーブルにつき、紙粘土を使って、お店屋さんごっこの品物を作ったりします。この母子考査は、かなりのポイントになります。

日々の家庭生活をしっかりとし、お子さんに積極的に家事への参加を促しておくことが重要です。お子さんへの声掛けや他の保護者の方への声掛けも意識しておきましょう。

ペーパー対策は、もちろん必要ですが女学館の場合は「母子考査」への対策をしっかりとしておくことが重要です。

保護者の雰囲気

学費は他校と比べて高いので、超お嬢様学校と理解していただいてもよいでしょう。

学校も渋谷、広尾、恵比寿にあるため、保護者の層は、かなり高いレベルになります。

一般家庭では、やはり敷居が高いと思われます。また、芸能人の保護者も多いことで有名です。