頌栄女子学院中学の特色、受験情報、入試問題の傾向と対策について

頌栄女子学院中学校頌栄女子学院中学校は、東京都港区にある私立の女子中高一貫校です。

中学校の募集のみで高校からの募集は行われない、完全中高一貫校となります。ここでは、頌栄女子学院中学校の気になる倍率、合格に必要なことなどをご紹介していきます。

頌栄女子学院中学校の特色

頌栄女子学院中学校・高等学校の「頌栄」は神の栄光をほめたたえるという意味で、キリスト教・聖書の教えに基づく女子教育を特色としています。

学力、品性や国際感覚、社会に貢献する人格の形成など、女子にふさわしい教養を育成し、聖書の授業や礼拝といった宗教教育、グローバル化を見据えた英語教育など、幅広い教育に強みがあります。

学校の沿革

1884年に前身となる頌栄学校が開校し、1920年には高等女学校に昇格しました。

1964年に現在の頌栄女子学院中学校・高等学校に改称し、1994年以降は高等学校での募集を中止、完全な中高一貫体制となり、現在に至ります。

明治時代からの長い歴史を誇り、2004年には創立120周年を迎えています。また、1982年には英国に英国学校法人Winchester Shoei Collegeが開学されるなど、グローバルな活躍も目立ちます。

学校生活とカリキュラム

学校生活は朝の礼拝から始まり、授業は週5日制で行われます。

中高一貫校として、中学校の授業でも発展的な内容が扱われています。英語・数学は授業時数が一般より多く設定されているほか、少人数の習熟度別クラスも編成されます。

高校2年生からは文科・理科コースに分かれ、高校3年生は理科コースがさらに2つに分かれ、各進路に沿った授業体制が整っています。

また、キリスト教の学校として聖書の時間が設けられているほか、日曜日には礼拝に参加することも奨励されています。

行事と部活動

クラブ活動は文科系クラブ、体育系クラブ、特別クラブに分かれ、それぞれ多方面で活躍しています。また、生徒会中央委員会、生徒会奉仕部、生徒会文化部、生徒会体育部など、各種生徒会の活動も盛んです。

また、キャンプや修学旅行、合唱コンクール、語学研修、ボランティアなど、各行事も幅広く行われているほか、クリスマスこども会や創立記念礼拝など、キリスト教の学校ならではの行事にも特徴があります。

施設

各普通教室のほか、礼拝室、音楽室、物理室、化学室、美術室、パソコン教室、体育館、図書館、武道館、プール、グローリアホール(多目的ホール)など、充実した教育環境が整っています。

進学先

2020年度の卒業生の進路実績を見ると、53%が国公立・早慶上智へ進学しています。

また、2020年度の現役合格者数を見ると、東京大学3名、一橋大学6名、早稲田大学89名、慶應義塾大学64名、上智大学60名など、難関大学の合格実績も豊富です。

交通アクセス・環境

アクセス

  • 地下鉄浅草線高輪台駅から徒歩1分
  • 地下鉄南北線・三田線白金台駅から徒歩10分
  • JR線・東急池上線五反田駅から徒歩10分
  • JR線・京浜急行線品川駅から徒歩12分

白金台や品川などと近く、都心部のさらに中心に位置しています。一方、敷地内は自然環境が豊かで、都心でありながら落ち着いた雰囲気に特徴があります。

頌栄女子学院中学校の受験情報

試験日

第1回:2021年2月1日(月)

第2回:2021年2月5日(金)

募集人数

第1回:100名

第2回:100名

受験科目と配点

科目 試験時間 配点
国語 40分 100点
算数 40分 100点
社会 40分 100点
理科 40分 100点

※筆記試験のほか、同日、保護者同伴の面接試験があります。

偏差値

頌栄女子学院中学校の偏差値は80偏差値でみると次の通りです。

  • 第1回:61
  • 第2回:61

倍率

2020年度の実質倍率は次の通りです。

受験者数 合格者数 倍率
第1回 241名 104名 2.3倍
第2回 385名 117名 3.3倍

頌栄女子学院中学校の入学後学費

授業料(年額) 396,000円
教育充実費(年額) 148,800円
生徒会費(年額) 5,000円
後援会費(年額) 10,000円
オリエンテーションキャンプ 34,700円
年間合計 594,500円

※今後一部変更の場合もあります。

※上記の他に入学金(450,000円)が含まれると初年度は約105万円の費用が必要となります。

頌栄女子学院中学校の入試問題と対策

算数

試験時間は40分、配点は100点満点となります。大問は5問で、大問1が計算・小問集合、大問2以降が応用問題という構成です。

頻出分野としては図形、規則性、数の性質などがありますが、全体的に幅広い分野から出題されており、各単元をまんべんなく学習しておかなければなりません。また、年度によって難易度がバラつく場合があるほか、いきなり難しい問題からスタートすることもあります。そのため、どのような分野・構成で出題されても焦らず、冷静に解いていくという心構えが大事です。必ずしも順番に解くのではなく、得点できる問題から解くなどの工夫も必要になるでしょう。こうした点も踏まえ、過去問演習を徹底し、本番を意識したトレーニングを重ねていきましょう。

また、途中式や考え方を書かせる問題、自分の言葉で説明させる問題なども出題されています。日頃から途中式・考え方をわかりやすくまとめる癖をつけておくほか、自分の考えをわかりやすく説明する練習も行い、採点者にしっかり伝わる記述力を鍛えましょう。

そのほか、試験時間は40分と短めになっているので、時間配分には十分に注意しなければなりません。過去問演習をはじめ、普段から時間を意識した問題演習を繰り返し、速く正確に解く力を磨いていきましょう。

国語

試験時間は40分、配点は100点満点です。大問は3問程度で、漢字、説明文、小説文などから出題されています。

読解問題の設問形式は、選択肢問題、抜き出し、記述問題、自由作文など多岐に渡ります。また、大問によっては文章量も多く、さらに試験時間は40分で短いため、決して時間的な余裕があるわけではありません。速く正確な読解力を身につけたうえで、様々な形式の設問をテキパキ解けるよう、十分にトレーニングを重ねる必要があります。

特に記述問題や自由作文などは、なるべく早めに対策を進め、慣れを作っておかなければなりません。設問が何を聞いているのか、それに対して何を書けばいいのかを正確に把握し、過不足なくまとめることを意識しましょう。

特に頌栄女子学院中学校の国語の入試問題は、読解力はもちろんのこと、日本語の表現力を重視していることが公式HPに明記されています。長めの文章にも対応できる読解力を鍛えるほか、記述問題の対策も徹底し、記述による表現力をしっかり磨くようにしましょう。

社会

社会と理科も、算数・国語と同じく試験時間は40分、配点は100点満点となっています。

地理・歴史・公民・時事問題からまんべんなく出題されており、大問は3問程度で構成されます。また、総合問題形式で各分野が混ざって出題されることもあるので、注意が必要です。公式HPには「時事問題を切り口とした総合的な問題」が出題されることが明記されているので、時事分野を含めて各分野の知識を正確にしたうえで、設問に応じて各知識を引き出せるよう、問題演習を重ねておきましょう。

設問形式は選択肢問題、適語記入問題、記述問題などがあり、記述問題は説明記述などのややこしい出題も見られます。単なる知識では対応できないような、思考力や記述力が試される問題に特徴があります。また、リード文や図表などの資料も多いので、与えられた文章・資料を正確に把握する力も鍛えなくてはなりません。

試験時間は40分ですが、上述した傾向を踏まえると、時間的な余裕があるとは言えません。過去問演習をはじめ、時間配分の感覚も日頃からしっかりつかんでおくようにしましょう。

理科

他の科目と同じく、試験時間は40分、配点は100点満点となります。大問は4問で、4分野から幅広く出題されています。

いずれも基本的な問題が中心ですが、出題分野に偏りがない分、基本知識を幅広く正確におさえておく必要があります。基本レベルだからといって甘く考えず、ケアレスミスは絶対に避けるよう、知識の精度をしっかり上げておきましょう。

設問形式には選択肢問題などのほか、計算問題や記述問題の出題もあります。思考力や計算力のほか、記述による表現力も重視されており、一筋縄ではいかない問題も見られます。また、実験・観察などのデータをもとに思考する問題も多く、与えられた資料を正確に読み取る力が求められます。

こうした形式に対応するためにも、過去問演習をはじめ、計算や記述が含まれる問題などを普段から多く解き、実戦的な力を鍛えておかなければなりません。

試験時間にも余裕があるわけではないので、問題演習を徹底し、時間内に速く正確に進めていく処理能力を高めておきましょう。

面接

面接は筆記試験同日午後、保護者同伴で5分程度行われます。

ただ、こちらは学力を試す内容ではなく、学校に対してどのように理解しているか、家庭の教育方針はどうか、といった内容の質問が行われます。

過去問

頌栄女子学院中学校合格のために

頌栄女子学院中学校の試験問題は、いずれの科目とも公式HPに傾向等が明記されているので、まずその内容を確認したうえで、各科目の傾向に沿って実力を磨いていく必要があります。

全体として記述による表現力が求められる傾向があり、これは国語はもちろん、社会、理科、さらには算数でも同様です。また、思考力・考察力、速く正確に進める情報処理能力なども求められ、知識だけでは対応できない構成になっています。

そのため、普段の問題演習では、各科目の基礎知識の確認は大前提としたうえで、表現力や思考力など、実戦的な力を鍛えていくことを意識してください。試験時間に余裕があるわけではないので、早い段階から各科目の傾向に慣れ、テキパキ進める習慣を身につける必要があります。

こうした傾向に注意し、それぞれの科目に合わせて実力をアップしていきましょう。

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