頌栄女子学院中学の特色、受験情報、入試問題の傾向と対策について

頌栄女子学院中学校

頌栄女子学院中学校の特色

女子だけの教育が理想と考えており、学力はもちろんのこと、女子にふさわしい高雅な品性や豊かな国際感覚の涵養(かんよう)、社会のために貢献奉仕できる人格の形成を指し示す教養を身につけ、その教養が社会に出て活かされることを目標にしています。

キリスト教の学校で、聖書の教えを徳育の基礎に置いています。礼拝や聖書の授業を通して、心の成長を育(はぐ)くんでいます。

学校の沿革

1884年(明治17年)12月8日に前身である頌栄学校が開校。1920年(大正9年)には高等女学校に昇格。1964年(昭和39年)には校名を現在の頌栄女子学院中学校・高等学校に改称し1994年(平成6年)以降は高等学校の生徒募集を中止して中高一貫の教育体制を確立しました。2004年には創立120周年を迎えました。

1982年(昭和57年)9月には英国に、英国学校法人Winchester Shoei Collegeが開学されました。

施設

全室冷暖房完備の普通教室のほか、特別教室には礼拝室・体育館(第1・第2)・図書館(蔵書約30,000冊)・音楽室・物理室・化学室・礼法室・調理室・被服室・美術室・LL教室・パソコン教室等があります。また武道場・プール・グローリアホールもあります。グローリアホールは講堂で、礼拝堂としても使われる多目的ホールです。

運動場をかこむ樹々は港区保護樹林に指定されていて、生徒のいこいの場ともなっています。この森の片隅には、有名な建築家ライト氏の高弟の設計による記念堂があり、創立当時の縁(よすが)をしのぶ品が収められています。

進学先

平成29年進学実績では、国公立大学に43名(そのうち東京大学5名)が現役で合格しました。慶應義塾大学へは68名、早稲田大学104名、上智大学55名が合格しています。

学校周辺の環境

国道1号線沿いの地下鉄都営浅草線高輪台駅を出て10メートルほどのところに、頌栄女子学院の優美な門扉が開かれています。冷たく堅い塀ではなく、高い樫の木の垣根が葉を茂らせています。

アクセス

  • 地下鉄浅草線 高輪台駅 徒歩1分
  • 地下鉄南北線・三田線 白金台駅 徒歩10分
  • JR・東急池上線 五反田駅 徒歩10分
  • JR・京浜急行線 品川駅 徒歩12分

学校生活とカリキュラム

週5日制。毎日の学院生活は礼拝をもって始まります。聖書の時間があることや、英語や数学の授業時数が標準よりも多いことが特徴で、英語と数学(一部学年)の授業は中・高とも少人数習熟度別の特別クラス編成で行っています。

その他の特徴としてはコース制になっており、高等学校1年までは全員同じカリキュラムで学びますが、2年からは文科コースと理科コースに、さらに3年では理科コースが二つに分けられます。なお、高等学校3年では、コース別の授業の他に主要科目を中心とした受験講習があり、進路に合わせて自由に選択することができるようになっています。

行事と部活動

約30以上のクラブがあります。運動部では、インターハイに出場した弓道部(高校)、硬式テニス部、ダンス部などが活躍。

文化部では、ミッション系ならではの聖書研究部や聖歌隊などがあり、ハンドベルクワイアは世界大会に出場しました。

行事は、生徒が花を持ち寄って近くの病院・交番・消防署・駅などに日頃の感謝をこめ手作りのカードを添えて花束を届ける花の日礼拝、全校合唱コンクール、奉仕を学ぶワークキャンプ、クリスマス子ども会、創立記念礼拝などが行われています。

頌栄女子学院中学校の受験情報

2017(平成29)年の試験日は2月1日・5日でした。募集人数は2月1日約100名、5日約100名です。

※面接試験は、筆記試験と同日に実施 保護者同伴面接 約5分。

受験科目と配点

科目 試験時間 配点
国語 40分 100点
算数 40分 100点
社会 40分 100点
理科 40分 100点

偏差値

頌栄女子学院中学校の偏差値は62です。

倍率

2017(平成29)年の入試では、受験者数1日243名、5日396名、合格者数1日104名、5日106名。

実質倍率は1日2.3倍、5日3.7倍でした。

頌栄女子学院中学校の学費

授業料 336,000円
教育充実費 148,800円
生徒会費 2,400円
健康診断費 5,500円
暖房費 4,000円
後援会費 10,000円
その他 460円

※今後一部変更の場合もあります。

頌栄女子学院中学校の入試問題と対策

算数

大問が4~6題という出題形式です。

頌栄女子学院の算数の入試問題は、頻繁に出題形式・出題数・出題分野が変わるので対策が立て辛いのが特徴です。また、問題が難易度順に並んでいないことが多く、全体を見て難易を判断してから問題を解くことが大切です。

例年、途中式と考え方を書かせる問題が2題ほど出題されてはいますが、問題の多くは解答用紙に答えのみを記入する形式となっています。その場合、式や考え方が合っていてもケアレスミスをしてしまうと他の受験生とそこで大きく差がついてしまいますので、日頃から丁寧に途中式を書くなどミスを防ぐ訓練をしておきましょう。

国語

「物語文」から1題、「論説文」から1題という、大問が2題という問題形式です。

解答形式は、記号選択、抜き出し、記述です。

記述問題は60字~80字程度で、的確に要点をおさえ簡潔にまとめる力が求められます。記述問題の攻略が大事になってきますので、過去問などで記述問題の対策をしっかりとやっておきましょう。

社会

大問が3~5題で、総設問数は50問から多い時は70問という出題形式です。

地理・歴史・公民・時事問題が出題。そのうち記述問題も2~5題ほど出題されています。

漢字指定で答えさせる問題が多くなっているので、漢字を書いて覚えることも大切です。

300~800字程度の文章を読ませる問題も頻繁に出題されているため、読解力も重要です。過去問をしっかりやって慣れておきましょう。

時事問題対策として、日頃から新聞やニュースを見る習慣をつけておきましょう。

理科

大問が4題程度という出題形式です。

生物、化学、地学、物理の4つの分野から大問各1題ずつ出題されます。

設問数が40~50問あり、時間的な余裕はありませんので解くスピードが要求されます。

「電流」「水溶液の中和」「燃焼」「光」などの計算問題が頻繁に出題されています。

実験・観察からのデータをもとに解く問題が多く、そのため、ただ知識を蓄えるのではなく、それを活かす力が必要になってきます。基礎的な知識を確実に定着させ、過去問などで多くの問題を解き、応用力を身につけ素早く正確に解答できるよう練習することが大事です。

面接

時間は5分程度。親(両親または父母のどちらか)と子どもに対して、面接官である先生が3人程度という形式です。

「志望理由」と「頌栄という言葉の意味」が質問されます。「頌栄という言葉の意味」は、学校のホームページなどで事前に調べておきましょう。

そのほかには「あなたにとって父親(あるいは母親)はどんな存在ですか」などの質問もあります。

頌栄女子学院中学校合格のために

東京の女子難関校の1つです。頌栄女子学院中学校に合格するためには、どの科目も基礎知識をしっかりと定着させ、文章を正確に読む「読解力」、設問の意図に合わせて的確に記述する「表現力」、スピーディにミスなく解答する「処理能力」を養っておきましょう。

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