白百合学園中学校の学費や特色、合格のための受験情報

白百合学園中学校

白百合学園中学は東京都千代田区にあるカトリックの女子校です。

お嬢様学校として古くから知られる名門校であり、多くの著名人も輩出してきました。難関大学への進学率も高いため、中学受験では難関校の1つとされています。

ここでは白百合学園中学校の特色や気になる入試対策などをご紹介していきます。

白百合学園中学校の特色

白百合学園中学校は高校からの入学は募集していない完全中高一貫校です。

幼稚園から大学まで併設していて、白百合女子大学へは推薦で進学することもできますが、外部受験で他大学へ進学するケースも多いです。

「従順」「勤勉」「愛徳」を校訓とし、「キリスト教に基づく全人教育」「国際社会で活躍できる外国語の習得」「一人ひとりの希望進路に対応する学力の習得」を特色とした一貫教育が行われています。

キリスト教の精神に根ざした教育方針のもと、社会に奉仕できる女性の育成を目的とした幅広い教育に特徴があります。

各学年の生徒数は併設の白百合小学校から進学してくる生徒も合わせ、おおよそ180名。4クラスの編成です。

学校の沿革

1878年、フランスのシャルトル聖パウロ修道女会から函館に3人の修道女が来日、1881年に東京神田猿楽町に学校を設立したことが白百合学園のはじまりです。

1935年には白百合高等女学校に改名、1947年には学制改革により白百合学園中学校が設立され、現在に至っています。

また、現在では東京の他に函館、盛岡、仙台、湘南、函嶺、八代に系列校または姉妹校があります。

学校生活とカリキュラム

登校時刻は8:10、朝礼は8:15、授業は50分授業で週33時間です。

3学期制、週5日制のカリキュラムの中、生徒の知的好奇心や学習意欲を伸ばすような幅広い授業が行われます。

外国語学習にも力を入れており、少人数クラスで実践的なコミュニケーション能力を養い、生徒全員が英語とフランス語の両方を学習します。

行事と部活動

中学校の間は全員がクラブ活動に参加し、高校に進学しても約8割の生徒が高校2年生まで活動を継続します。

ボランティア活動を行う白百合ならではのクラブもあり、各クラブの活動は多岐に渡ります。

また、生徒会・委員会活動のほか、クリスマスミサ・奉仕活動なども行われています。

施設

都心にあるため敷地はそれほど広くはありません。

しかし聖堂、聖歌隊室、体育館、視聴覚室、LL教室、聖歌隊室、作法室、調理室など必要な施設が整備されています。

進学先

2020年の進路実績では、卒業生177名のうち13%が国公立大学へ、22%が難関私立大学(早慶上智)へ現役で進学しています。

その内訳(現役進学者数)を見ると、東京大学6名、慶應義塾大学21名、上智大学11名、早稲田大学10名など、難関大学への確かな進学実績が見られます。

学校周辺の環境

JR総武線「飯田橋駅」、地下鉄(東京メトロ東西線・有楽町線・南北線、都営大江戸線)「飯田橋駅」、地下鉄(東京メトロ東西線・半蔵門線、都営新宿線)「九段下駅」のいずれの駅からも徒歩10分の立地です。靖国神社のすぐ横に位置しています。

白百合学園中学校の受験情報

試験日

2021年2月2日(火)

募集定員

女子60名

小学校の内部進学があるため中学の募集定員が少ないですが、実際は例年募集人数より多くの合格者を出していますので、倍率は他の難関女子中学と変わりません。

受験科目と配点

  • 国語:40分(100点)
  • 算数:40分(100点)
  • 社会:30分(75点)
  • 理科:30分(75点)

科目ごとの基準点はなく、合計350点満点で判定されます。

また、筆記試験の他に、保護者(1名のみ)同伴の面接(7分程度)が実施されます。面接は合否には関係していません。

白百合学園中学校の偏差値と倍率

偏差値

白百合学園中学校の偏差値を80偏差値でみると63です。

倍率

2020年度の実質倍率は次の通りです。

受験者数 合格者数 倍率
312名 110名 約2.8倍

白百合学園中学校の入学後の費用

入学手続きおよび初年度授業に必要な費用は次の通りです。

  • 入学金:300,000円
  • 施設費:336,000円
  • 授業料:468,000円
  • 生徒預り金(教材費・旅行積立金等):190,000円

上記を合計すると、初年度で1,294,000円となります。

白百合学園中学校の入試問題と対策

算数

試験時間は40分、配点は100点満点となります。

大問は5問で、平面図形、速さ、比などの分野から標準的な問題が出題されています。ただし、他の分野の出題も多いので、幅広い分野に対応できるよう、日頃から実力を養っておく必要があります。

また、計算問題・小問集合のような出題はなく、大問1からいきなり応用問題が始まるので注意しなくてはなりません。単純な計算問題は出題されず、考え方や解き方を重視する問題構成に特徴があります。

さらに、途中式や考え方を記入させる問題も多いです。この傾向には特に慣れが必要なので、日頃から問題演習を重ね、途中式・考え方を採点者にわかりやすく示す練習をしておきましょう。

試験時間も40分と短く、時間的な余裕は少なくなります。時間配分に十分注意しつつ、速く正確に解き進めていきましょう。

国語

算数同様、試験時間は40分で配点は100点満点です。大問は2問で、論理的文章(説明文・評論)と文学的文章(小説・随筆)から出題されます。

設問形式は記述問題が多く、記述の文字数も長めになっています。そのため、早い段階から記述の対策を進め、長い記述問題も含めて対応できるよう、実力を鍛えておかなければなりません。

特に試験時間は40分で短いので、素早く過不足なく記述できる力が求められます。日頃から記述問題に制限時間を設けるなどして、スピードを意識していきましょう。

また、試験時間が短い以上、本文の読解にもスピードが求められます。様々な読解問題に多く触れ、速く正確に読み取る力を養っておく必要があります。

そのほか、読解問題の中に漢字や語句の問題も含まれています。こちらもしっかり対策し、得点源となるようにしましょう。

社会

試験時間は30分で、配点は75点満点となります。地理・歴史・公民分野(時事問題含む)からまんべんなく出題され、大問は4問で構成されています。

30分という試験時間の短さにもかかわらず、問題数は多めです。また、設問形式には用語記入問題や記述問題が多く、時間的な余裕は少なくなります。とにかく速く正確に解くことを意識し、問題演習を通じて解くスピードを鍛えておきましょう。似た傾向の問題に多く触れ、傾向に沿った実力を養うことが重要です。

また、用語記入や記述で誤字のないよう、漢字の用語は正確におさえておかなければなりません。ケアレスミスのないよう、普段から正確な知識の定着を心がけましょう。

理科

社会と同じく、試験時間は30分、配点は75点満点となっています。大問は6問で、4分野から幅広く出題されます。

こちらも社会同様、問題数が多いにもかかわらず試験時間は短いです。また、図やグラフなどの記述問題もあるので、時間的な余裕があるとは言えません。過去問演習をはじめ、日頃の問題演習によって速く正確に解く意識を高めておきましょう。特に記述問題は慣れが必要なので、似た傾向の問題を多く解き、実力を磨いておく必要があります。

また、実験や観察に関する問題が多く、問題文から実験・観察の情報を正確に読み取る力も求められます。基本的な知識を正確にすることはもちろん、情報を処理する能力も意識し、問題演習を重ねていきましょう。

過去問

白百合学園中学校合格のために必要なこと

白百合学園中学校の試験問題は、いずれの科目も試験時間に余裕がなく、速く正確に解き進めなくてはなりません。一方、各科目の特徴は比較的はっきりしているので、その傾向に沿った対策を進めながら、スピードアップを図っていくことが大切です。

例えば算数であれば、途中式・考え方を書く練習をすること、国語は長めの記述問題に注意すること、社会と理科は記述問題なども含めて短時間で解く必要があることなど、それぞれ特徴があります。こうした傾向に沿った対策進め、さらに時間配分の感覚もつかみ、実戦力を鍛えていくことが重要です。

各科目とも時間のかかる問題が多いですが、とにかく焦らず、落ち着いて解き進める必要があります。

冷静に解く力をつけるためにも、普段から本番を意識し、時間内にテキパキと解く習慣を心がけましょう。

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