芝中学校を受験するなら知っておきたい学費や偏差値、合格のために必要なこと

芝中学

芝中学校の特色

芝中学校・高等学校は、浄土宗増上寺が設立した男子中高一貫校です。高等学校からの募集は行わない完全中高一貫校となります。

「遵法自治」を校訓とし、自由でのびやかな校風に特徴があります。「学校は「学問・教養の場であれ」」という教育方針のもと、「わかりやすい授業」と「きめ細かい指導」を徹底、6年間の一貫教育を実践しています。

学習教育だけでなく、仏教精神の「共生(ともいき)」を根幹とする人間教育も重視され、他人への思いやり・謙虚さを尊重する心を持つ人材の育成が行われています。

また、その長い歴史の中で多くの人材を輩出しており、戦前からの名門の進学校としても知られます。

学校の沿革

1887年、前身となる浄土宗学東京支校が設置され、1906年には私立芝中学校が設立されました。

1948年、新学制によって芝中学校・芝高等学校となり、1982年には6年間の完全一貫教育制が整えられ、現在に至ります。

1998年には地上8階地下1階の新総合校舎が完成、2006年に創立100周年を迎えました。

施設

通常の教室のほか、化学実験室、物理実験室、生物実験室など特別教室が充実しています。

マルチメディア教室は、放課後、週2回生徒に開放されており、生徒たちは、インターネット及びワープロ・プログラム関連のソフト等を自由に利用することができます。

また、図書室には文庫本など約4万8000冊の本があり、本を身近に取れる環境が整っています。

進学先

2020年の合格実績を見ると、国公立大学では東京大学14名、北海道大学9名、東京工業大学7名、私立大学では早稲田大学110名、慶應義塾大学66名、上智大学24名など、難関大学をはじめしっかりとした合格実績があります。

学校周辺の環境

  • 東京メトロ日比谷線神谷町駅から徒歩5分
  • 都営三田線御成門駅から徒歩7分
  • 都営大江戸線赤羽橋駅から徒歩10分
  • 都営大江戸線・浅草線大門駅から徒歩15分
  • JR・東京モノレール浜松町駅から徒歩18分

芝中学校の受験情報

試験日

1回:2021年2月1日(月)

2回:2021年2月4日(木)

募集人員

1回:150名

2回:130名

試験科目と配点

試験科目・時間・配点は次の通りになります。

国語 8:30〜9:20(50分) 100点
算数 9:40〜10:30(50分) 100点
社会 10:50〜11:30(40分) 75点
理科 11:50〜12:30(40分) 75点

合計350点満点で判定します。面接試験はありません。

芝中学校の偏差値と倍率

偏差値

芝中学校の偏差値を80偏差値で見ると次の通りです。

1回 59
2回 63

倍率

2020年度の実質倍率は次の通りです。

受験者数 合格者数 倍率
1回 432名 188名 2.3倍
2回 756名 268名 2.8倍

芝中学校の入学後の学費

入学手続きに必要な費用は次の通りです。

入学金 300,000円
授業料 486,000円
その他 330,540円
合計 1,116,540円

初年度納入金は約116万円、中学3年間の費用は約275万円になります。

芝中学校の入試問題と対策

算数

試験時間は50分、配点は100点満点です。大問は10問程度出題されますが、それぞれの設問の数は少なく、量がそこまで多いわけではありません。

大問1は計算問題、大問2以降は応用問題となりますが、まず計算問題から複雑な問題が出題されるので注意が必要です。日頃から計算の精度を高め、速く正確に解けるようにしておきましょう。

また、頻出分野としては、図形、速さ、数の性質、場合の数、割合・比などがあり、多岐に渡ります。

全体的に難易度の高い問題も多いので、各分野の基本をしっかり理解したうえで、問題演習によって実力を鍛えておかなければなりません。

とにかく基礎を固め、典型題はミスなく解き切れるようにしたうえで、難しい問題をいかに処理していけるかがカギとなります。

思考力が試される問題もあるので、過去問演習をはじめ、多くの問題演習を通じて応用力・思考力・推理力を養っておくことが大切です。

国語

算数と同じく、試験時間は50分、配点は100点満点となります。大問は4問で、漢字、知識問題、読解問題2題(小説文や説明文)から出題されています。

近年、読解問題は全て記述式で出題されており、注意が必要です。日頃から記述問題を含む読解問題を多く解き、まず記述形式の出題に慣れておかなければなりません。

また、記述問題の字数は様々で、設問の問い方も幅広いです。どのような出題でも、設問の意図を正確に読み取り、字数に合わせて過不足なくまとめる力が求められます。

要点をすばやく的確にまとめる力など、普段から記述力の向上を意識しておきましょう。

もちろん、読解問題に必須の力として、論理展開や心情・場面の変化を速く正確に読み取る力も大切です。

また、漢字や知識問題も普段からしっかり演習を重ね、きちんと得点源にできるようにしておきましょう。

社会

試験時間は40分、配点は75点満点となっています。大問は4問で、地理・歴史・公民分野(時事問題含む)からまんべんなく出題されます。

設問形式は選択肢問題や適語記入問題が多いですが、100字程度の記述問題も見られます。特に字数の多い記述問題になると、社会の知識に加えて国語的な力も必要になるので十分に注意しなくてはなりません。

過去問をはじめ、似たような記述問題の演習を徹底し、傾向に慣れておく必要があります。

また、資料や写真が多用されている問題や、リード文が長い問題も見られます。こうした問題も含めて試験時間40分で解かなくてはならないので、時間的な余裕は少なくなります。

短い試験時間の中で与えられた情報を正確に読み取り、各設問を速く正確に進める力を養っておかなければなりません。

過去問演習などで時間配分の感覚もつかみながら、傾向に沿った実力を磨いていきましょう。

理科

社会と同様、試験時間40分で配点は75点満点です。大問は5問で、4分野からまんべんなく出題されています。

全体的に難問・奇問の出題はなく、標準レベルの問題が中心となります。ただし、その分高得点勝負になりやすいので、まずは基本知識を幅広くおさえ、知識の精度を高め、ケアレスミスは絶対に避けるようにしましょう。

また、計算問題や記述問題などの出題も見られます。問題演習を重ねて様々な設問形式に触れ、慣れを作っておかなければなりません。

思考力を問われる問題もあるので、単なる暗記で終わらせず、設問の傾向に合わせた実力を日頃から磨いていきましょう。

そのほか、社会同様に試験時間が短いので、過去問演習を通じて時間配分の感覚を養っておくことも大切です。

過去問

2年間の受験生平均点

国語 算数 社会 理科 合計
2020年度1回 合格者平均点 58.6 67.1 42.5 38.2 206.3
受験者平均点 54.5 54.2 38.8 33.5 180.9
2020年度2回 合格者平均点 57.1 69.8 46.2 43.3 216.4
受験者平均点 51.4 54.1 40.3 36.0 181.9
2019年度1回 合格者平均点 55.8 68.0 43.0 48.5 215.3
受験者平均点 49.6 53.8 38.6 43.5 185.5
2019年度2回 合格者平均点 56.4 69.7 46.3 49.3 221.6
受験者平均点 49.5 50.4 41.0 41.5 182.4

芝中学校合格のために必要なこと

芝中学校の試験問題は各科目の特徴が比較的はっきりしており、科目ごとの対策は立てやすいでしょう。ただし、対策の方向性がわかっても、やはり難易度の高い問題が多い以上、油断はできません。

例えば算数であれば、取れる問題は絶対落とさないように各分野の基礎を固めたうえで、難易度の高い問題をどう処理していくかが重要です。

国語であれば、まず記述式の問題に慣れておくほか、漢字などの基礎知識の習得や総合的な読解力の養成が重要になります。

また、社会は記述問題も含めて対策をすること、理科は高得点勝負になることを踏まえてケアレスミスは絶対にしないことなど、それぞれの特徴に合わせて実力を磨いていくことが大切です。

とにかく表面的な知識では対応できないので、早いうちから傾向に沿った対策を進める必要があります。各科目の過去問演習などを通じ、実戦力を鍛えていきましょう。

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