明星小学校を受験するなら知っておきたい、合格のために必要なこと

明星小学校の校舎明星小学校は東京都府中市にある男女共学の私立小学校です。

幼稚園から大学まで設置されている環境も特徴の一つです。

ここでは明星小学校の気になる試験対策、特色や学費などをご紹介していきます。

明星小学校の特色

「自然から学ぶ力を育む」「考える力を育む」「表現する力を育む」「社会を創る力を育む」これら4つの力を子供たちに身に着けさせるために、本物の自然、本物の文化に触れることができるように多くの体験授業を導入しています。

授業内容

1年生より、音楽、図工、英語、3年生より理科、5年生より家庭科を専科担当制により授業を行っています。また、1年生より日記指導があります。

「くぬぎの時間」として自然とたわむれる時間を設けているのも特徴です。3年生からコンピューター指導が行われます。

校内施設・設備

天然木を使用した内装で、ホルムアルデヒドなどの有害物質を極力排除した「シックスクール対策」を実践していることで、健康で、温かみのある空間での学校生活を送ることができます。

低学年は平屋、高学年は2階建ての各教室は、ジグザグに並び、ゆとりの設計となっています。

庭に面したデッキから、子供たちは庭にむかって走り出すことができます。

庭には、ビオトープがあり、とんぼやオタマジャクシなどの昆虫や小鳥に出会うことができます。

交通アクセス

  • 京王線「府中駅」中央線「国分寺駅」よりバス「明星学苑バス停」下車徒歩すぐ
  • J R武蔵野線「北府中駅」より徒歩15分

受験情報

募集人員

男女約105名

*倍率は非公開となります。

入学試験日程

自己推薦:11月1日(水)

一般:11月2日(木)、3日(金)、4日(土)のいずれか1日

学費

入学時に必要な費用

入学金 250,000円

入学後、年間必要な費用

授業料 470,000円
教育充実費 70,000円
施設維持費 100,000円
PTA費 6,000円
合計 646,000円

試験内容

ペーパー

用紙サイズ:A4

枚数:10枚前後

使用器具:鉛筆、クレヨン

所要時間:30分

内容:お話の記憶、重さ比べ、系列、回転、数量(バスに動物が5匹乗ってきて、最初に2匹降り、次に3匹乗ってきた。バスに乗っている動物は何匹ですか)、折り紙

個別

所要時間:20分

内容:トレイの豆を箸でつかみ、別の容器に移す。リボン結び。ハサミで紙を切って、誰かにプレゼントする。そしてそれを発表する。表現(絵画)。巧緻性(線の外側を、はさみで切る)。

集団

所要時間:20分

形態:3人1組

内容:でこぼこの箱を友達と協力して積み上げる。コップ積み。運動会のことや、今日のことなどを先生と話す。

運動

所要時間:20分

内容:キャッチボール、平均台降り、クマ歩き、ジグザグ走り

面接

所要時間:10分

対象:親子

面接官:2名

内容(本人):名前、朝起きてしたこと、好きな動物は?どうしてその動物が好きですか?お母さんの料理で好きなものは、お父さんお母さんの好きなところ、お父さんお母さんは、どのようなときにほめてくれるか。

内容(父):本校の特色をどのように理解しとらえているか、志望理由、仕事をする上で大切にしていることは、普段の子供とのかかわり、どんな大人に子供にはなってほしいか。

内容(母):本校の教育理念や教育目標について、子供の長所と短所、名前の由来を話す、しつけで大切にしていること、こどもの成長を感じるときはどんなときか。

過去問

試験対策

個別、集団、運動、ペーパーにテスト内容が分かれています。特に個別はじっくりとみられます。個別の中に絵を描く問題が出ているので、まずは、のびのびと描くことのできる練習をする必要があります。

そして、その絵は何を表現したのか、相手に伝えられるように練習をしておきましょう。

お話の記憶では、1度でお話が聞けるように訓練をしておくとよいでしょう。

面接では、両親向けに事前アンケートがありますので、記入する内容などは、あらかじめ想定されて望んでください。

集団では、いかに友達と仲良く遊ぶことができるかを見られます。合否のポイントになりますので、集団での遊びも日々大切にしてください。

絵を書く女の子

卒業後の進路

卒業生の7割が明星中学校に進学します。中学卒業後は9割りが明星高校へ進学。

高校卒業後、3割が、明星大学へ進学をしますが、中学と大学進学では、外部に出る子供も多いです。難関校への合格実績もあります。

保護者の雰囲

小学校入学者の半分は幼稚園からの内部生なので、外部は、その半分となります。合格者は毎年非公開になっていますが、およそ3〜4倍ほどの倍率ではないかと思われます。

倍率もそこそこ高く、近年では、多摩の学習院ともいわれています。多摩の難関校といっても過言ではありません。
なによりも、学校環境が素晴らしいことが人気の秘密でしょう。

難関校に位置するので、保護者は意識の高い世帯が多いです。学校行事等の参加も多いので、なにかしらの役員が回ってくる可能性はあります。

学費では、他の私学と比較をすると、寄付金もありませんし、修学旅行も日光なので、比較的安く、通わせることができます。

給食は、希望者のみの給食弁当となっていますが、まだまだ弁当持参の家庭のほうが多いようです。放課後は、おやつつきの学童保育を導入しています。

共働きでも私学に通わせたいという家庭には、ありがたい環境です。放課後も学校で友達と遊ぶことができたら何より子供はうれしいはずです。

しかし、役員など親の出番もありますので、周りの保護者との関係を保つためにも学校行事優先で仕事を調整されると賢明でしょう。