香蘭女学校中等科に合格するために!知っておきたい入試問題の対策とポイント

香蘭女学校の校舎

香蘭女学校中等科は、東京都品川区にある私立の女子中高一貫校です。

高等科からの募集は行われない完全中高一貫校となります。

ここでは、香蘭女学校中等科の入試対策や学校の特色などをご紹介していきます。

香蘭女学校中等科の特色

香蘭女学校中等科・高等科では、日本古来の女性が持つ固有の文化をキリスト教倫理によって高め、豊かな教養・品性を養うことを建学の精神とし、「和魂洋才」をきちんとした独自の女子教育が行われています。

中高一貫の6年間の中で、礼法や英語教育なども含めた幅広い教育が実施され、一人ひとりを大切にする教育に特徴があります。

また、同じ日本聖公会に所属する立教大学への関係校推薦があることも、香蘭女学校中等科・高等科の特徴となっています。

学校の沿革

1887年に香蘭女学校設立の認可が行われ、1888年に開校されました。

新学制のもとで香蘭高等女学校が香蘭女学校中等部・高等部に分かれ、1965年には香蘭女学校中学校・香蘭女学校高等学校に校名が変更されたのち、2008年には香蘭女学校中等科・高等科に改められ、現在に至ります。

施設

主な施設としては、本館、東館、南館、講堂、体育館棟のほか、記念館なども多く、充実した施設が整っています。

進学先

2019年度入試の合格・進学状況を見ると、立教大学84名のほか、国公立大学や他の私立学校への合格・進学実績も見られます。

学校周辺の環境

香蘭女学校へのアクセスは、

  • 東急池上線旗の台駅東口から徒歩5分
  • 東急大井町線旗の台駅南口から徒歩4分

東急池上線・東急大井町線は他の東急線やJR線などとのアクセスにも優れ、多方面からのスムーズなアクセスが可能です。

香蘭女学校中等科の受験情報

入試日

第1回:2月1日(土)

第2回:2月2日(日)

募集人数

第1回:100名

第2回:60名

試験科目と配点

第1回の試験科目は、2教科(国語・算数)または4教科(国語・算数・社会・理科)の選択となり、試験時間と配点は国語と算数が各50分で100点満点ずつ、社会と理科が各30分で50点満点ずつとなっています。

また、第2回の試験科目は国語と算数の2教科で、試験時間と配点はそれぞれ50分で100点満点ずつとなります。

香蘭女学校中等科の偏差値と倍率

偏差値

香蘭女学校中等科の偏差値を80偏差値で見ると次の通りです。

第1回 55
第2回 59

倍率

2019年入試結果より倍率は次の通りです。

受験者数 合格者数 倍率
2月1日(2科) 62名 4名 15.5倍
2月1日(4科) 364名 100名 約3.6倍
2月2日(2科) 556名 123名 約4.5倍

いずれの倍率も高いですが、特に2月1日を2教科で受験した場合の倍率は15倍を超えており、2月1日(4科)や2月2日と比べて大きく差をつけています。

香蘭女学校中等科の入学後の学費

入学金 300,000円
授業料 476,000円
施設設備費 200,000円
旅行費等積立金 130,000円
父母の会費 12,000円
教育推進費 108,000円
合計(年額) 1,233,200円

香蘭女学校中等科の入試問題と対策

以下、4科目受験における入試問題と対策ポイントをご紹介していきます。

算数

試験時間は50分、配点は100点満点となります。大問は3問〜4問程度となり、大問1が計算問題・小問集合、大問2以降が応用問題という出題傾向が見られます。

基本的な問題から難易度の高い問題まで幅広く出題されており、これらの問題を時間内にバランス良く解き進める力が求められます。

場合によっては問題の取捨選択も必要になるでしょう。確実に得点できるものからきちんと得点し、時間配分も踏まえて難易度の高い問題に臨む必要があります。

頻出分野は、図形、数の性質、場合の数などが挙げられます。

特に図形は難易度の高い問題も多いため、過去問から傾向を把握しつつ問題演習を重ね、実力を鍛えておきましょう。

国語

算数と同様に、試験時間50分で配点は100点満点になります。

大問は2問で小説文と説明文から出題されており、漢字も含まれます。

設問形式は、記号問題や書き抜き問題などのほか、記述問題もあります。

論理展開や心情・場面の変化を正確に捉え、自分の言葉で説明しなくてはなりません。

過去問を中心に問題演習を数多くこなし、幅広い設問形式に慣れておくようにしましょう。

読解問題のテーマはそこまで難易度が高いわけではありませんが、その分、より速く正確に読む力が求められます。

問題演習を重ね、読解力の正確さを鍛えておきましょう。

社会

試験時間は30分、配点は50点満点となっています。

大問は3問程度で、地理・歴史・公民分野からまんべんなく出題されるほか、時事問題も含まれます。

記述問題の出題があるほか、資料や図、グラフなども多く登場します。

また、試験時間は30分と短いので、資料の読み取りなどを短時間で行い、各設問を速く正確に解き進めなくてはなりません。

得点すべき基本問題は確実に得点しつつ、一つ一つの設問に対応していく力が求められます。

時間的な余裕は少ないため、過去問をはじめとした問題演習を重ね、速く正確に解く力を鍛えておきましょう。

理科

社会同様、試験時間は30分、配点は50点満点です。大問は5問で、4分野からまんべんなく出題されます。

こちらも社会同様に試験時間が短く、特に時間配分には注意する必要があります。

計算問題や作図問題なども見られるので、時間的な余裕があるとは言えません。

基本的な問題を確実に得点しつつ、様々な設問に対応していく力が必要です。

過去問を中心として数多くの問題に触れ、短時間の中で計算や作図なども含めて解き進める力を養っておきましょう。

過去問

合格者最低点の特徴

合格者最低点合計 合計点割合
2科 122点(200点満点) 61%
4科 168点(300点満点) 56%

香蘭女学校中等科の2018年度の入試結果を見ると、4科の合格者最低点は5割台後半ですが、2科は6割を超える合格ラインとなりました。

香蘭女学校中等科合格のために必要なこと

香蘭女学校中等科の試験問題は、科目ごとの特徴が比較的はっきりしています。

過去問から各科目の特徴・傾向を把握し、それに沿った対策を効率的に進めていきましょう。

2科目受験も可能となる香蘭女学校中等科は、特に算数と国語が重要な意味を持ちます。

算数は基本的な問題から難易度の高い問題までバランスよくこなすこと、国語はより正確な読解力や各設問形式を意識することなど、各傾向に合わせて重点的に対策を行う必要があります。

一方、4科目受験の場合は社会と理科もきちんと対策しなくてはなりません。

社会と理科はいずれも試験時間が短く、資料の読み取りなどを速く正確に行う必要があります。

こうした点を意識しつつ、算数と国語の対策とのバランスも考え、対策を進めることが大切です。

このような科目ごとの特徴を捉えた対策を行い、本番に備えるようにしましょう。

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香蘭女学校の校舎