吉祥女子中学校を受験するなら知っておきたい学費や倍率、合格に必要なこと

吉祥女子中学

吉祥女子中学校の特色

吉祥女子中学校は、東京都武蔵野市にある女子中高一貫校です。高校からの生徒募集は行わない完全中高一貫校となります。

手厚い授業と現役の大学進学実績の良さから、進学校として近年高い人気を誇っています。

「社会に貢献する自立した女性の育成」を建学の精神に掲げ、知的探究心を育むこと、言動・行動に責任を持つこと、互いの価値観を尊重することを校是としています。

授業でも主体的に学んで知的探究心を育てることが重視され、充実した6年間の一貫教育が行われており、大学進学実績も豊富です。

生徒数は各学年で約250名〜300名弱となり、6〜8クラスで編成されています。

学校の沿革

1938年、前身となる帝国第一高等女学校が創設されました。

1947年に現在の校名となり、2018年には創立80周年を迎えています。

学校生活とカリキュラム

登校時刻は8時25分で、平常時で6時間授業となります。

一般的な中学校より授業進度が早く、中学3年生の後半からは高校の学習範囲に入り、6年間で中高間の重なりをなくすカリキュラムとなっています。

中学の国語、数学、理科、社会は、教科が原則2科目に分かれ、試験や課題などがより細分化されています。

英語も英語・英会話に分けられ、英会話ではクラスを2分割した少人数の授業が行われます。

また、高校2年生で文系(3年生から国公立文系・私立文系)、理系、芸術系(音楽または美術)に分けられ、それぞれの授業体制でカリキュラムが進みます。

行事と部活動

生徒会活動は「部活動」と呼ばれ、生徒会役員会となる「総務部」を中心に、生徒が主体となって行事の企画運営などを行っています。

また、クラブ・同好会活動の種類も様々で、19の文化系クラブ(同好会)と13の運動系クラブがあり、多くの生徒が参加しています。

そのほか、中学3年生次の「カナダ語学体験ツアー」など、課外活動も盛んです。

クラブ活動は希望制ですが、中学ではほとんどの生徒が参加しています。

生徒の割合は、運動系と文化系の6:4。高校に進学後も約半数の生徒が高2まで部活動を継続しています。

施設

学校は「吉祥寺キャンパス」と呼ばれ、図書館、吉祥ホール、コンピュータールーム、カウンセリングルーム、カフェテリア、トレーニングルーム、レッスン室など、快適な環境と充実した施設が整っています。

他にも、校外施設として「八王子キャンパス」「富士吉田キャンパス」があります。

八王子キャンパスはクラブ活動や運動会などで使用され、富士吉田キャンパスは林間学校やクラブ合宿などで活用されます。

進学先

2020年の進路実績を見ると、生徒の83.7%が現役で大学に進学しました。

国公立大学や早慶上智に多くの生徒が合格しています。主要大学の主な現役合格者は、一橋大学3名、早稲田大学73名、慶應義塾大学48名、上智大学38名などとなっています。

学校周辺の環境

吉祥女子中学校は閑静な住宅街に立地しています。

  • JR中央線、総武線、地下鉄東西線の西荻窪駅から徒歩約8分
  • 西武新宿線上石神井駅からバス(「西荻窪駅」行)で15分、地蔵坂上バス停下車徒歩8分

吉祥女子中学校の受験情報

試験日

第1回:2021年2月1日(月)

第2回:2021年2月2日(火)

募集定員

第1回:134名

第2回:100名

試験科目と配点

国語 8:35〜9:25(50分/100点)
算数 9:45〜10:35(50分/100点)
社会 10:50〜11:25(35分/70点)
理科 11:40〜12:15(35分/70点)
アンケート 12:20〜12:25(5分)

吉祥女子中学校の偏差値と倍率

偏差値

吉祥女子中学校の偏差値を80偏差値でみると次の通りです。

第1回 61
第2回 64

倍率

2020年度の実質倍率は次の通りです。第3回の倍率が大幅に上がるため、偏差値以上の難易度になります。

受験者数 合格者数 実質倍率
第一回 555名 206名 約2.69倍
第二回 680名 208名 約3.26倍
第三回 443名 43名 約10.3倍

吉祥女子中学校の入学後の学費

入学手続きおよび初年度授業に必要な費用は次の通りです。

入学金 250,000円
施設拡充費 175,000円
授業料 448,200円
諸経費 22,800円
施設維持費 96,000円
合計 992,000円

上記のほか、教材費・諸経費などが発生します。

吉祥女子中学校の入試問題と対策

算数

試験時間は50分、配点は100点満点です。

大問は5問で、様々な分野から幅広く出題されています。頻出分野としては図形、速さ、比・割合などがありますが、他の分野も含めて幅広い範囲に対応できるよう、網羅的に勉強しておかなければなりません。

問題の構成は、大問1が計算問題・小問集合、大問2以降が応用問題となります。また、大問1〜3までは標準レベルの問題ですが、後半の大問4・5は難易度が上がります。時間のかかる問題も出題されているので、十分に注意しなくてはなりません。

対策としては、まず前半を得点源とし、そのうえで後半をいかに攻略するかがカギとなります。前半の得点できる問題は必ず得点し、ケアレスミスは絶対に避けるよう、日頃から正確さを意識してください。

また、前半は速く正確に解き、後半にある程度の時間を残しておくなど、時間配分にも注意して解き進める必要があります。こうした時間配分の感覚は、過去問演習などを通じて日々磨いておかなければなりません。

日頃から時間を意識し、速く正確に解くことを心がけましょう。

国語

算数と同じく、試験時間は50分、配点は100点満点となります。大問は3問出題され、読解問題2問(小説文、説明文・論説文など)、漢字1問という構成です。

読解問題の文章量がかなり多いほか、長めの記述問題の出題などもあり、時間的な余裕は少なくなります。

まずは長い読解問題に慣れることが重要になるので、日頃の問題演習の中で長めの読解問題を積極的に取り入れ、演習を重ねましょう。

文章量が多くても焦らず、論理展開や心情・場面の変化を速く正確に読み取る練習が大切です。

また、記述問題にも慣れが必要になるので、問題演習を通じ、求められる内容を過不足なく記述する練習をしておきましょう。時間配分にも注意しつつ、素早く正確に記述する力が求められます。

そのほか、難易度が高い選択肢問題も見られるので注意が必要です。こちらも問題演習を通じ、各選択肢をより正確に判断する力を鍛えておきましょう。

また、漢字もきちんと得点源にしなくてはなりません。ケアレスミスを避け、得点できるものは確実に得意するようにしましょう。

理科

社会同様、試験時間は35分、配点は70点満点となっています。大問は4問で、4分野からまんべんなく出題されます。

全体的に設問の難易度にバラつきがあり、簡単な問題から難しい問題まで幅広く登場します。いきなり難易度の高い問題にぶつかっても、落ち着いて一つ一つ解き進めていかなくてはなりません。また、得点できる問題は必ず得点源とし、ケアレスミスは絶対に避けるようにしましょう。

設問形式には、選択肢問題、計算問題、グラフ・作図などがあります。計算や作図も含めて試験時間35分の中で解かなくてはならないので、スピードも要求されます。

日頃の問題演習から時間を意識し、過去問演習を重ねて時間配分の感覚をしっかりつかんでおきましょう。

社会

試験時間は35分、配点は70点満点です。大問は3問で、地理・歴史・公民分野(時事問題含む)から幅広く出題されています。

設問形式としては、選択肢問題が多いという特徴があります。ただし、長めの選択肢も多く、油断はできません。

試験時間も35分で短いため、長い選択肢も含めて素早く判断する力が求められます。日頃の問題演習の中で多くの選択肢問題に触れ、長い選択肢が登場しても焦らず、より正確に判断していく力を鍛えておきましょう。

また、適語記入問題や記述問題の出題もあるので、漢字ミスなどに注意しつつ、速く正確に解き進めていく必要があります。

そのほか、各大問の問題文も長いので注意しなくてはなりません。普段から長めのリード文が登場する問題に触れ、与えられた情報を速く正確に読み取る練習を重ねましょう。

過去問

吉祥女子中学校合格のために必要なこと

吉祥女子中学校の試験問題は、全体的に時間の余裕が少なく、とにかく速く正確に解く力が求められます。

また、得点できる問題は確実に得点したうえで、難しい問題をどう処理するか、といった点において、時間配分の感覚も問われます。

難しい問題に時間をかけすぎて、得点できたはずの問題が解き終わらなかった、といった事態は絶対に避けなくてはなりません。

このように、受験知識を充実させるだけでなく、時間を意識しながら速く正確に進める処理能力が重要となります。まずこの点を意識したうえで、各科目の特徴をおさえ、対策を進めていきましょう。

また、いずれの科目も出題分野にあまり偏りはないので、全分野を網羅的におさえておくことも重要です。

基本知識をしっかりと身につけたうえで、各科目の傾向に沿った対策を進め、実力を磨いていきましょう。

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