慶應義塾普通部に合格するには!試験内容の特徴とその対策

慶應義塾普通部の校舎

慶應義塾普通部は、神奈川県横浜市にある男子私立中学校です。

中学校3年間の全課程を終えると、普通部長の推薦によって慶應義塾が設ける高等学校へ進学できます。

ここでは、慶應義塾普通部の特色や気になる倍率、試験対策をご紹介していきます。

慶應義塾普通部の特色

慶應義塾普通部は「普通」と「人間交際」の学びとして、「普(あまね)く、通ずる」ことを学ぶこと、「人間交際」の場とすることを重視しています。

全科目をまんべんなく学び、基礎を身につけて学力を高める教育が行われています。

また、9月には「労作展」が開催されます。これは、理科や社会科、国語科、英語などをテーマにした学術研究の展覧会です。

また、卒業生が講師を担当する特別授業の「目路はるか教室」が行われるなど、特徴的な教育が見られます。

学校の沿革

慶應義塾は福澤諭吉が1858年に蘭学塾を開いたことから始まり、長い歴史があります。

1868年には慶應義塾と命名され、1890年には大学部が開設しています。

1898年には、幼稚舎(初等教育)から大学科までの一貫教育体制が確立し、普通部は中等教育課程(5年制)となっています。

1947年、学制改革によって3年の新制中学となり、現在に至ります。

施設

主な施設としては、各教室のほか、多目的ホール、メディア・ライブラリー(図書室)、食堂、体育館、小体育館(柔道場、剣道場)、弓道場、グラウンド、第2グラウンド、テニスコート、農園、部室棟などがあります。

進学先

慶應義塾普通部では、普通部長の推薦によって、慶應義塾高等学校、慶應義塾志木高等学校、慶應義塾湘南藤沢高等部、慶應義塾ニューヨーク学院(高等部)のいずれかに進学できます。

※ 2019年度からは、横浜初等部を卒業した児童が湘南藤沢中等部に入学、そして2022年度から湘南藤沢高等部に入学する形となるため、慶應義塾普通部では2019年度の入学生より、湘南藤沢高等部への推薦を受ける人数が制限され、若干名となりました。

学校周辺の環境

慶應義塾普通部・高等学校は、東急東横線・東急目黒線、横浜市営地下鉄グリーンラインの日吉駅から徒歩5分でアクセスできます。

日吉駅は、渋谷から25分(急行は約20分)、目黒から22分(急行は約18分)、横浜から20分(急行は約15分)となり、都心をはじめ多方面からスムーズにアクセスできます。

慶應義塾普通部の受験情報

試験日

2021年2月1日(月)

募集人員

男子約180名

試験内容

筆記試験、面接試問(本人のみ)、体育実技となります。

筆記試験は、国語(40分/100点満点)、算数(40分/100点満点)、社会(30分/100点満点)、理科(30分/100点満点)の4科目です。

慶應義塾普通部の偏差値と倍率

偏差値

慶應義塾普通部の偏差値を80偏差値で見ると64となります。

倍率

2020年度の実質倍率は次の通りです。

受験者数 合格者数 倍率
589名 180名 3.27倍

慶應義塾普通部の入学後の学費

2020年度以降の入学者の納付金額は、1年が約156万8000円、2年が約116万3000円、3年が約118万3000円です。下記は、1年の納付金額の詳細です。

入学金 340,000円
年間授業料 860,000円
教育充実費 200,000円
普通部会費 15,000円
保有金 約65,000円
林間・自然学校費用 約50,000円
普通部独自の物品 約38,000円
年間合計 約1,568,000円

1年から3年の学費を合計し、中学校3年間の学費とすると、合計で約391万円となります。

年度によって変わる可能性はありますが、3年間の学費の目安として考えることができます

慶應義塾普通部の入試問題と対策

算数

試験時間は40分、配点は100点満点です。

大問は9問程度で、問題数が多いことが特徴です。試験時間を考えると時間的余裕は少ないので、とにかく速く正確に解かなくてはなりません。

また、解答だけでなく式や考え方も書く問題形式になっているので、注意してください。短い試験時間の中で式・考え方を書くためには、普段からの練習が特に重要です。

日頃から時間を意識し、短時間でわかりやすく式・考え方を示す練習をしておきましょう。

全体的に基本・標準レベルの問題が多いですが、その分合格ラインは高くなります。ケアレスミスは絶対に避けなくてはならず、速く正確に解く処理能力が求められます。

また、比較的解きやすい問題が多いとはいえ、時間のかかる複雑な問題も見られます。

ただ、試験時間は40分で短いので、一つの設問に時間をかけすぎないように注意しなくてはなりません。

時間が足りず、必ず得点できるはずの問題が解けなかった、などの事態を避けるためにも、過去問演習から時間配分の感覚をつかんでおく必要があります。

出題分野としては、図形分野が多い傾向が見られます。また、図形分野以外では、速さや比、場合の数などが出題されています。

図形分野をはじめ、頻出分野の問題演習を繰り返し、速く正確に解く練習を重ねておきましょう。

国語

算数同様、試験時間40分で配点は100点満点です。大問数は3問程度で、小説文、随筆文、漢字などから出題されています。

読解問題では記述問題、選択肢問題、抜き出し、空欄補充などが出題され、設問形式は幅広いです。試験時間は40分で短いので、短時間で様々な形式の設問に対応しなくてはなりません。

普段から様々な設問形式が含まれる問題を多く解き、慣れておく必要があります。

設問形式が多いと、試験で焦りやすくなります。一方、日頃から設問形式の多さに慣れておくと、落ち着いて解き進めることができます。

過去問をはじめ、似た形式の問題の演習を重ね、本番で落ち着いて解けるようにしておきましょう。

また、近年は読解問題の文章量が増加している傾向も見られます。長めの読解問題も普段から多く解き、速く正確に読む力を鍛えておきましょう。

そのほか、漢字や知識問題も出題されているので、こちらも得点源にできるよう、きちんと対策をしておく必要があります。

社会

試験時間は30分、配点は100点満点です。

地理、歴史、公民からまんべんなく出題され、時事問題や一般常識などの出題もあります。

大問は6問程度で、歴史と地理の出題が比較的多い傾向があります。一方、総合問題の出題も見られ、各単元を横断的に整理する力が求められます。

それぞれの単元の知識の整理はもちろん、総合問題の演習も日頃から積み重ねておきましょう。

また、試験時間は30分で少ないため、速く正確に解く力が必要です。

設問形式は選択肢問題と適語記入問題が多いですが、時間配分に注意し、ケアレスミスは絶対にしないようにしましょう。

さらに、選択肢問題、適語記入問題といっても、問題文や設問を注意深く読み込まないと解答できないような問題が多いので、油断はできません。

短時間で情報を処理していく能力が求められるので、過去問演習をはじめ、似た傾向の問題を多く解き、実力を磨いておきましょう。

理科

社会と同様、試験時間は30分で配点は100点満点です。

生物分野からの出題が多く、植物の問題などが多い傾向がありますが、4分野の知識はまんべんなく学習しておく必要があります。

また、身の回りの現象に関する問題も多く見られます。

そのため、基礎知識に加え、観察・実験問題などの演習をしっかり行い、知識を深めておきましょう。日頃から身の回りの現象に興味を持つことも重要です。

大問は5問程度ですが、試験時間は30分と短いので、速く正確に解く練習が必要です。とにかく問題数が多いので、解ける問題から確実に得点していくという方法が重要になります。

また、計算問題や記述問題の出題もあるので、時間内に様々な設問形式に対応できる力も求められます。

過去問演習を徹底し、早い段階から傾向に慣れておきましょう。

過去問

慶應義塾普通部合格のために必要なこと

慶應義塾普通部の試験は、とにかく速く正確に解く力が必要不可欠です。4科目のいずれも試験時間が短いので、問題を速く処理する能力が求められます。

また、受験生のレベルを考えると、高得点での勝負になります。ケアレスミスは絶対に避け、得点源となるものは確実に得点しなくてはなりません。

速く正確に解く力に加え、それぞれの科目に特化した対策も非常に重要です。

算数であれば式・考え方を書く練習をしておくこと、国語は幅広い設問形式や長めの読解問題に慣れておくこと、社会は総合問題形式などにも慣れておくこと、理科では身の回りの現象なども含めて対策しておくことなど、それぞれの科目に特徴があります。

速く正確に解く力があっても、出題形式に慣れていなければ、本番で焦ってしまいます。

過去問を重点的に解き、傾向をきちんと把握し、それぞれの出題形式に慣れておきましょう。

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慶應義塾普通部の校舎