神奈川大学附属中学校の受験予定者必見!学校の特色や合格に必要な入試対策

神奈川大学附属中学校の校舎

神奈川大学附属中学校は、神奈川県横浜市にある男女共学の私立中高一貫校です。高校からの募集は行われず、完全中高一貫校となっています。

神奈川大学の附属校ですが、他大学への進学も多く、進学校として難関大学への進学実績が見られます。ここでは、神奈川大学付属中学校の特色や気になる倍率、入試対策をご紹介していきます。

神奈川大学附属中学校の特色

神奈川大学附属中・高等学校は、建学の精神として「質実剛健」「積極進取」「中正堅実」の3つを掲げ、自主独立の精神を尊重しています。

中高一貫の6年間で、大学受験に対応したカリキュラムが設定されています。成績上位者の特進クラスや習熟度別クラスなどは編成されず、生徒全員の進学保障を行うプログラムとなります。

高2~高3では予備校型の演習があるほか、高3では個別指導も行われるなど、大学受験に向けた教育環境が充実しています。

英語教育も充実しており、英単語コンテスト、e-ラーニング教材「College Pathway」、英語語学研修、英国・イタリア海外研修などがあります。

学校の沿革

神奈川大学附属中・高等学校は、1985年に男子校として開校されました。1988年に男女共学へ移行し、2004年には併設型中高一貫校に移行しています。

施設

主な施設としては、各教室のほか、食堂、自習室、体育館、剣道場、図書室、調理室、トレーニングルーム、教育相談室、陸上グラウンド、野球場、テニスコート、プール、サッカー・ラグビー場などがあり、充実しています。

進学先

2018年度大学入試の合格状況は、現役生(2017年度卒)の大学合格者数は、国公立大学45名、私立大学441名となっています。特に私立大学への合格実績が充実しています。

2018年度入試の合格者数を見ると、横浜国立大学10名(現役9名)、早稲田大学42名(現役38名)、慶応義塾大学25名(現役21名)など、難関大学への進学実績も見られます。

学校周辺の環境

神奈川大学附属中・高等学校は、JR横浜線・横浜市営地下鉄グリーンラインの中山駅から徒歩15分でアクセスできます。

また、相模鉄道線の鶴ヶ峰駅から相鉄バスを利用して「西ひかりが丘」(約20分)で下車し、そこから徒歩3分でアクセスすることもできます。

神奈川大学附属中学校の受験情報

試験日程・募集人数

学力検査日 募集人数
A日程 2月2日(金) 男女140名(帰国生10名も含む)
B日程 2月3日(土) 男女45名
C日程 2月5日(月) 男女15名

一般入試の試験科目は、いずれの日程も国語・算数・理科・社会の4科目となります。また、A日程で行われる帰国生入試の試験科目は、国語・算数の2科目、面接資料作成、保護者同伴面接となっています。

*2018年度の募集要項より

日程ごとの試験時間と配点

試験時間と配点 4科目合計点
A日程 国語・算数がそれぞれ50分で100点ずつ、理科・社会がそれぞれ40分で100点ずつ 4科目合計で400点満点
B日程 国語・算数がそれぞれ50分で100点ずつ、理科・社会がそれぞれ40分で100点ずつ 4科目合計で400点満点
C日程 国語・算数がそれぞれ50分で100点ずつ、理科・社会は2科目合計で50分、配点は50点ずつ 4科目合計で300点満点

C日程はA・B日程と比べて理科と社会の配点が低く、試験時間も2科目合わせて50分となることが特徴です。

帰国生入試では、国語・算数がそれぞれ50分で100点ずつ、面接資料作成が30分となっています。いずれの日程でも、国語と算数の試験時間・配点は同じです。

偏差値

四谷大塚の80偏差値より、神奈川大学附属中学校の偏差値は次のようになります。

男子 女子
A日程 56 58
B日程 56 58
C日程 55 57

女子の偏差値はいずれの日程も男子より高くなります。

倍率

2018年度の入試結果より、実質倍率は次の通りとなります。

A日程 2.10倍
B日程 4.68倍
C日程 16.1倍

C日程の倍率が他の日程と大きく差をつけていることが特徴です。

入学後の学費

学年 年間合計金額
中学1年 1,117,000円
中学2年 913,000円
中学3年 913,000円

上記合計で294万3000円となり、中学校3年間でかかる学費の目安とすることができます。

入試問題と対策

算数

試験時間は50分、配点は100点満点となります。大問数は3問で、小問で20問程度出題されます。大問1が計算問題、大問2が小問集合、大問3以降は思考力を問う問題とされ、「数と計算」「量と測定」「数量関係」「図形」の各分野からまんべんなく出題されます。

解答は全て答えのみを記入する形式で、途中式や考え方を書く問題はありません。全体的に基本・標準レベルの出題ですが、計算問題や小問集合は高得点の勝負になります。過去問で時間配分を意識し、確実に正答できるようにしましょう。

国語

算数同様、試験時間50分で配点は100点満点です。大問数は4問で、大問1が漢字、大問2が知識問題、大問3が説明的文章、大問4が文学的文章という出題構成です。

読解問題は、記述問題で点数に差が出ます。説明的文章では字数制限のある記述問題のほか、制限がない記述の出題も見られます。

文学的文章では、比喩の説明を50字程度で書かせるものや、解答欄4行程度の字数制限なしの記述問題が出題されます。記述問題の出題形式にはきちんと慣れておきましょう。過去問をはじめ、似た傾向の記述問題に多く触れておく必要があります。

社会

A・B日程は試験時間40分で、配点は100点満点です(C日程は理科と合わせて50分、配点は50点満点となります)。地理40%、歴史40%、公民20%の割合で出題され、時事問題が出題されることもあります。地理・歴史分野では、一部に公民分野を含めた問題も出題されます。

設問形式としては、地図や資料を扱った問題、記述問題、適語記入問題などがあります。記述問題は用語や背景などの説明が求められる場合もあり、きちんと対策をする必要があります。

適語記入問題では用語を正確に書き、誤字脱字に注意しましょう。また、地図や資料問題の読み取りは、問題演習を重ねて慣れておくことが重要です。

理科

社会と同様に、A・B日程は試験時間が40分で配点は100点満点となります(C日程は理科と合わせて50分、配点は50点満点です)。大問数は4問程度で、4分野からそれぞれ出題されます。それぞれの大問の配点はおよそ25点ずつとされています。また、小問数は合計10~15問程度です。

いずれの分野も実験・観察問題の出題が多い傾向があります。基本的には教科書に沿った内容が出題されますが、教科書の細かい部分まで読み、正確な知識を身につけておくことが重要です。

過去問

受験者平均点の特徴

受験者平均点

受験者平均点 合計点割合
A日程 252.3点 約63.1%
B日程 235.0点 約58.8%
C日程 183.3点 61.1%

各日程の合計点(A日程:400点満点、B日程:400点満点、C日程300点満点)で割合を考えると、A日程とC日程の平均点は6割を超え、B日程も6割に近い点数です。

合格者平均点と合格最低点

合格者平均点 合格者平均合計点割合 合格最低点 合格最低合計点割合
A日程 284.0点 71% 260点 65%
B日程 282.4点 70.6% 262点 65.5%
C日程 229.9点 約76.6% 223点 約74.3%

合格者平均点は、いずれも7割を超え、C日程では7割台後半となっています。合計最低点の中でも、C日程は倍率が高く、合格最低点は7割を超えています。A日程・B日程の合格最低点は、6割台後半が目安です。

神奈川大学附属中学校合格のために必要なこと

神奈川大学附属中学校の試験は、日程によって倍率や合格最低点が大きく異なります。特にC日程の倍率はかなり高く、合格最低点も高めに設定されています。受験日程を計画する際には、これらの点を特に注意する必要があります。

試験問題については、神奈川大学附属中・高等学校のホームページで「入試出題ポイント」が公開されています。これらの情報や過去問をもとに、十分に対策をすることが重要です。基本的な問題や標準レベルの問題も見られますが、時間配分も含め、対策すべきポイントは多いです。過去問に加え、似た傾向の問題を数多く解いておきましょう。

また、C日程では理科と社会の時間が短く、配点も低くなります。特に時間配分に注意しておきましょう。

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神奈川大学附属中学校の校舎