海城中学を受験するなら知っておきたい!学校の特色、受験情報、入試問題の傾向と対策

海城中学

中高一貫の難関男子校中学の「海城中学」。今回は海城中学とはどんな学校なのか、学校の特色、偏差値や倍率などの受験情報、そして合格のために必要な試験の傾向と対策についてご紹介します。

海城中学校の特色

「フェアーな精神」で物事を判断し「思いやりの心」で人に接する。「民主主義を守る意思」を強く持ち「明確に意思を伝える能力」に溢れている。このような、人間としての品格を身につけた、未来の地球のリーダーである「新しい紳士」の育成をめざしています。

演劇の手法を用いた「ドラマエデュケーション」という体験授業を行っています。

ある状況や場面下に自分を置き、登場人物の身になって想像力を鍛える、他者との価値観の違いを学ぶ、また、効果的なプレゼンテーションの方法なども、体験的に学びます。

学校の沿革

1891年に麹町に海軍予備校として創立。1900年には海城学校と改称。1906年に海城中学校を発足。1947年に現在の新制海城中学校、翌年に高等学校を発足。2011年に高校募集を停止し、中高一貫化に。

施設

敷地には、各教室や化学・物理・生物の各実験室、デッサン教室や家庭科室やディスプレールームなどが配置されている5つの校舎のほか、体育館、カフェテリア、プールがあります。校舎には視聴覚室、保健室、図書館などがあり、それぞれ充実した設備が整っています。

またグラウンドは、都内山手線の内側にある学校としては貴重な13,000m²の広さがあり全面が人工芝となっており、とても水はけがよく、クッション性も高いため、生徒は安全かつ衛生的に使用することができます。

進学先

平成29年(2017年)は、国公立大学114名(そのうち東京大学は40名)、慶應義塾大学69名、早稲田大学102名、上智大学22名が現役で合格しています。

学校周辺の環境

最寄りの新大久保駅周辺は飲食店などが立ち並んでいますが、大通りを一歩入ると公園や住宅・小学校などがあり、静かな落ち着いた雰囲気になっています。

アクセス

  • JR山手線  新大久保駅より徒歩5分
  • 東京メトロ副都心線  西早稲田駅より徒歩8分
  • JR中央線・総武線  大久保駅より徒歩10分

学校生活とカリキュラム

中1・中2を「学習習慣を確立する時期」、中3・高1を「基礎学力を確立する時期」、高2・高3を「大学受験にも対応する学力を完成する時期」と位置づけ、密度の濃い授業を行っています。高2・高3では文科、理科のコース選択制を取っています。

立木や丸太・ロープなどを使った様々な課題活動をチームで挑む「アドベンチャー(冒険)」を核とした体験学習プログラムを、中学1・2年の学習に取り入れています。

この活動は、自己との対峙、葛藤、自分自身に対する挑戦、仲間との協力、達成感などを体験しながら、コミュニケーション能力やコラボレーション能力、創造力を高めるとともに、人間関係を構築する能力も学びます。

行事と部活動

約30の部・同好会があります。運動部ではサッカー部をはじめ、水泳部、バスケット部、テニス部、卓球部、文化部では物理部、化学部、吹奏楽団部などが活発です。

行事は、海城祭、体育祭、イングリッシュキャンプ、中学カルタ会、スキー教室、プロジェクト・アドベンチャーなどがあります。

参考書籍

海城中学校の受験情報

2017(平成29)年の試験日は2月1日・3日でした。募集人数は、各日とも 男子 約140名でした。

※面接試験は行われませんでした。

試験科目と配点

科目 試験時間 配点
国語 50分 120点
算数 50分 120点
社会 45分 80点
理科 45分 80点

偏差値

海城中学校の偏差値は 2/1が62、2/3が65です。

倍率

2017(平成29)年の入試募集人数 各日140名

受験者数

  • 2/1 428名
  • 2/3 803名

合格者数

  • 2/1 170名
  • 2/3 297名

受験倍率

  • 2/1 2.5倍
  • 2/3 2.7倍

海城中学校の学費

入学金 300,000円
授業料 492,000円
その他 381,560円

※授業料は3期分納。
※高校入学時に入学金300,000円が必要。

海城中学校の入試問題と対策

算数

大問が6題、大問1が計算と一行問題、大問2以降は図形問題を中心として、小問2、3問を含む応用問題という問題構成です。

「整数」や「場合の数」などから難易度の高い問題、また「還元算」や「規則性」、「図形」の求積問題や相似問題などが頻繁に出題されています。

問題が難易度順に並んでないので、解くのに時間のかかる問題もあり、問題の取捨選択が重要です。計算問題から解いていき、文章題は解きやすい問題から解いていくというように時間配分などの対策をしておきましょう。

また、途中式を求められないため、計算ミスのないよう日頃から訓練しておくことも大切です。

国語

5000~7000時程度の文章読解が、物語文から1題、論説文から1題の 計2題が出題される構成となっています。

解答形式は、選択式の問題を中心に、適語の記入や書き抜き、自由記述となっており、特に記述については、30~100字程度の字数制限のなかで考えをまとめさせるものも出題されるので、読解力だけでなく要点をまとめる記述力が必要になってきます。

日頃から、「文章の要約」や「登場人物の心情を簡潔にまとめる」などの練習をして、記述の力も付けておくことが大切です。

社会

大問1題だけの独特な問題構成です。あるテーマを掘り下げて1,500字以上の問題文を読み、写真や統計データ、グラフなどの資料を読み取らせた上で、100~200字程度の記述をさせるという出題形式をとっています。

世界地理などからも出題されているので、歴史・地理・政治経済・時事のどの分野でも抜けが無いよう丁寧に学習し、過去問などでしっかりと対策をしておきましょう。

理科

生物・化学・物理・地学の各分野から大問1題ずつという出題構成です。

いずれも実験や観察をもとに知識の応用を問う設問が中心となっており、計算問題も非常に複雑なものが多く、計算の速さと正確性の両方が必要になります。

実験結果や観測データに基づく計量と考察を求められるような問題を数多く解くようにしておくと良いでしょう。

過去問・赤本

海城中学校合格のために必要なこと

海城中学校は、どの科目も単なる詰め込みだけでは対応できない「思考力」や「表現力」が求められる問題が出題されます。

記述問題を解くためには、高いレベルの文章力と考えをまとめる要約力が必要となるでしょう。また、国語においては、長文を正確に、なおかつスピーディに読むということを訓練しておきましょう。

また計算問題は、日頃からケアレスミスのないよう注意して取り組むことが大事です。

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