広尾学園中学の受験情報!入試問題と対策のアレコレ

広尾学園中学の校舎

広尾学園中学校は、東京都港区にある男女共学の私立中高一貫校です。併設型の中高一貫校となり、中学受験のほか、高校での募集も行われています。

広尾学園中学の特色

広尾学園は、帰国子女の受け入れに長い歴史があります。充実した英語学習・英語環境が見られ、生徒一人ひとりの進度に合わせた英単語テスト「V-P.L.T」など、特色のある教育内容が見られます。医学部・理系学部を目指す「医進・サイエンスコース」、英語で授業が行われる「インターナショナルコース」など、多様なコースがあることも特徴です。

また、勉強と部活動の両立も、積極的に奨励されています。

学校の沿革

広尾学園中学校・高等学校は、1918年に順心女学校が設立されたことが始まりとなります。1924年には順心高等女学校が設立されました。1947年に順心女子学園中学校、1948年に順心女子学園高等学校が設置されました。

2007年には広尾学園中学校・高等学校に改称し、共学化しています。

施設

主な施設は、各教室や校舎のほか、サイエンスラボ、カフェレストラン、図書館、カウンセリングルームなどがあり、充実した施設・環境が整っています。

進学先

2017年の主な合格先としては、国立大学53名、公立大学14名、医学部医学科37名、早稲田大学・慶應義塾大学・上智大学・東京理科大学・国際基督教大学で合計212名といった合格実績が見られます。

学校周辺の環境

広尾学園中学校は、東京メトロ日比谷線の広尾駅が最寄り駅となるほか、新宿駅・品川駅・目黒駅・千駄ヶ谷駅から都営バスでアクセスすることもでき、多方面からの通学が可能です。

広尾学園中学の受験情報

試験日・募集人数

募集コース 試験日 募集人数
第1回(本科) 2018年2月1日(木)午前 50名
第2回(本科/インターナショナルSG) 2018年2月1日(木)午後 70名
医進・サイエンス回 2018年2月2日(金) 35名
インターAG回 2018年2月2日(金) 10名
第3回(本科/インターナショナルSG) 2018年2月5日(月) 35名

試験の特徴

第1回、第2回、第3回、医進・サイエンス回の試験科目は、国語・算数・理科・社会の4科目になります。

試験時間と配点を見ると、第1回・第2回・第3回では、国語と算数がそれぞれ50分で100点満点ずつ、理科と社会がそれぞれ30分で50点満点ずつとなります。

一方で、医進・サイエンス回では、理科と算数がそれぞれ50分で100点満点ずつ、国語と社会がそれぞれ30分で50点満点ずつとなっています。

医進・サイエンス回の場合、理科と算数の配点が高く、試験時間も多めに設定されていることが特徴です。

また、インターAG回の場合は4科目ではなく、English(英語での出題)が50分で100点満点、Japanese(日本語での出題)が30分で50点満点、Mathematics(英語での出題)が50分で50点満点、Interview(英語・日本語)が10分、とされています。

広尾学園中学の偏差値

四谷大塚によると、広尾学園中学校の偏差値は、受験日程と男女で違いが見られます。

80偏差値で見ると、以下の様になります。

男子の偏差値

募集コース(試験日) 偏差値
第一回(2月1日) 56
第二回(2月1日) 60
医進・サイエンス回(2月2日) 61
第3回(2月5日) 58
ISG1回(2月1日) 61
ISG2回(2月5日) 60

女子の偏差値

募集コース(試験日) 偏差値
第一回(2月1日) 58
第二回(2月1日) 62
医進・サイエンス回(2月2日) 63
第3回(2月5日) 60
ISG1回(2月1日) 63
ISG2回(2月5日) 62

いずれの日程も女子の偏差値の方が高くなります。また、男女ともに60前後で推移しており、女子は第1回を除いて全て60以上になっています。

広尾学園中学の倍率

2018年度の一般入試日程ごとの実質倍率は以下の様になります。

募集コース(試験日) 倍率
第一回(2月1日) 5.8倍
第二回(2月1日) 3.7倍
医進・サイエンス回(2月2日) 4.7倍
第3回(2月5日) 7.0倍
インターAG(2月2日) 7.9倍

また、昨年の12月に行われた国際生入試のインターナショナルAG(12月19日)と、本科/インターナショナルSG/医学・サイエンス(12月20日)の実質倍率は、それぞれ4.3倍、5.0倍となります。

第1回、第2回、第3回、医進・サイエンス回で倍率を比較すると、第3回の倍率が7倍で最も高くなっています。

広尾学園中学の入学後の学費

本科コース 医進・サイエンスコース/インターナショナルコースSG インターナショナルコースAG
入学金 388,000円 388,000円 388,000円
学費(月額) 49,350円 61,350円 71,350円
積立金(月額) 14,000円 14,000円 14,000円
入学金含めた合計(学費、積立金年額) 1,148,200円 1,292,200円 1,412,200円

初年度にかかる費用の目安として上記金額が考えられます。また、このほか、指定用品などの費用もかかります。

広尾学園中学の入試問題と対策

算数

試験時間は50分、配点は100点満点で、大問数は5~6問程度出題されます。前半は計算問題や小問集合となり、基本的レベルの問題が比較的多く見られます。

出題範囲は年度ごとに違いが見られ、設問形式も本科と医進・サイエンスで違いが見られます。本科では解答のみを書かせる形式が基本ですが、医進・サイエンスでは計算式などの考え方を記入する問題も見られます。

そのため、出題範囲や設問形式は、それぞれの日程ごとに過去問できちんと確認しておきましょう。

また、いずれの日程でも計算問題と小問集合はきちんと得点源することが重要です。日ごろから計算問題などを数多く解き、演習を重ねてケアレスミスをなくすようにしておきましょう。

国語

試験時間は50分、配点は100点満点(医進・サイエンスは試験時間30分で配点50点満点)となります。

大問数は3~4問程度で、漢字、知識問題、読解問題(小説文・説明文)という構成が基本です。設問形式は選択肢問題が多く見られますが、長めの記述問題の出題も見られます。心情・場面の変化や論理展開をきちんとおさえ、それぞれの設問に対応するようにしましょう。

また、医進・サイエンスの場合は試験時間が30分です。過去問をはじめ、時間配分には十分に注意しましょう。

社会

試験時間は30分、配点は50点満点です。地理・歴史・公民からまんべんなく出題され、大問数は4問程度です。

試験時間の短さを考えると、全体の問題数は多い傾向があります。そのため、特に時間配分には注意しておきましょう。

また、資料やグラフを扱う問題が多く、時間内に情報を正確に処理する力も求められます。このような出題形式に慣れるため、同じような傾向の問題にはなるべく多く触れておきましょう。

理科

試験時間は30分で、配点は50点満点(医進・サイエンスは試験時間50分で配点100点満点)です。大問数は4~5問程度で、各分野からまんべんなく出題されます。特に、生物と環境、物質とエネルギー、天体などの出題が目立ちます。

設問形式は、適語記入問題や選択肢問題のほか、作図問題や記述問題も見られます。計算も含め、多くの設問に対応する力が求められます。問題演習を重ね、出題される設問形式に慣れておきましょう。

また、医進・サイエンスでは試験時間が50分ですが、他の日程は30分です。時間的な余裕は少ないので、過去問をはじめ時間配分の練習をきちんと重ねておきましょう。

過去問

受験者平均点の特徴

受験者平均点

点数(300点満点) 割合
第1回(本科) 168.7点 約56.2%
第2回(本科) 186.4点 約62.1%
第2回(インターナショナルSG) 193.9点 約64.6%
第3回(本科) 166.4点 約55.5%
第3回(インターナショナルSG) 172.9点 約57.6%
医進・サイエンス回 157.5点 52.5%

2018年度の入試結果より、第2回は、本科・インターナショナルSGともに受験者平均点が6割を超えているという特徴があります。一方で、医進・サイエンス回の受験者平均点は最も低く、5割を少し超えた割合となっています。

合格者平均点

点数(300点満点) 割合
第1回(本科) 207.8点 約69.3%
第2回(本科) 220.4点 約73.5%
第2回(インターナショナルSG) 225.2点 約75.1%
第3回(本科) 204.8点 約68.3%
第3回(インターナショナルSG) 220.0点 約73.3%
医進・サイエンス回 189.9点 63.3%

2018年度の入試結果より、いずれの日程も、合格者平均点と受験者平均点との差が目立ちます。特に第2回と第3回(インターナショナルSG)の合格者平均点は、7割を超える得点となっています。

合格者最低点

点数(300点満点) 割合
第1回(本科) 200点 約66.7%
第2回(本科) 212点 約70.7%
第2回(インターナショナルSG) 215点(212点) 約71.7%(約70.7%)
第3回(本科) 197点 約65.7%
第3回(インターナショナルSG) 216点(197点) 72%(65.7%)
医進・サイエンス回 178点 59.3%

()内の点数は、本科で合格した合格者の最低点です。

2018年度の入試結果より、合格者平均点より若干低い割合で推移しています。いずれの日程も受験生平均点より高く、差が目立ちます。

広尾学園中学合格のために必要なこと

広尾学園中学校の試験問題は、試験日程によって国語・理科の試験時間が異なり、傾向にも違いが見られます。一方で、算数の計算問題・小問集合、社会の時間配分など、いずれの日程でも共通しておさえておくべきポイントもあります。

過去問から日程ごとの傾向を把握したうえで、得点源となるべきところはきちんと得点できるよう、演習を重ねる必要があります。

また、日程ごとに倍率にも差が見られますが、全体的に高めの倍率が特徴です。早めの対策によって、他の受験生と差をつけておくことが重要になります。

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広尾学園中学の校舎