学習院女子中等科の受験予定者必見!学校の特色、受験情報、入試問題の傾向と対策

学習院女子中等科

歴史も古く皇族が通う学校としても知られる学習院。今回はその中でも学習院女子中等科について、どんな学校なのか学校の特色、偏差値や倍率などの受験情報、そして入試問題の傾向と対策についてご紹介します。

学習院女子中等科の特色

設立当初からの教えである、良き友を得て互いに切磋琢磨し学習に励むことを指針として、その時代に生きる女性にふさわしい品性と知性を身につけるよう、生徒を育てています。

また、道徳の時間には作法を学び、礼節や美しい言葉遣いや立ち居振る舞いも身につけます。

学校の沿革

1847(弘化4)年、孝明天皇が京都御所日御門前に学習所が開講。1885年に女子の学校として華族女学校を創設。1947年に現在の学習院女子中等科(新制・旧制)、女子高等科(旧制)となりました。

施設

全教室に冷暖房を完備するのはもちろん、音楽室や情報教室、被服実習室、西洋画・日本画の専用教室、調理実習室、工芸教室といった多彩な実習室を備え、それぞれの授業にとって理想的な学習環境を整えています。また図書館には、11万冊もの蔵書があります。

さらに運動施設としても、4面のテニスコート、バレーコート、広々としたグラウンドや温水プール、2つの体育館を備えています

1964年(昭和39年)の東京オリンピックの際に選手たちの練習場にもなった由緒ある第一体育館は、現在、プールとアリーナを併設した総合体育館に改築工事中で、竣工は平成29年秋頃の予定となっています。

進学先

女子中等科を卒業した生徒は、ほとんどすべてが学習院女子高等科へ進学しています。平成29年は、女子高等科を卒業した約5割の生徒が学習院大学へ進学しています。

他大学へは、国公立大学に4名が現役で合格。慶應義塾大学へは23名、早稲田大学12名、上智大学8名が合格しています。

学校周辺の環境とアクセス

都心にありながら、四季折々の草花がみられる緑あふれる広々とした教育環境で、正門と北門に守衛所を設けています。

  • 地下鉄副都心線「西早稲田」駅下車 徒歩約3分
  • JR山手線「高田馬場」駅下車 徒歩約20分
  • 地下鉄東西線「早稲田」駅下車 徒歩約10分
  • 私鉄西武新宿線「高田馬場」駅下車 徒歩約20分

学校生活とカリキュラム

基礎、基本を徹底させ、主要3教科で一部少人数制授業を行っています。

なかでも英語は、小学校での海外在留歴や英語学習歴に基づいて、帰国生・既習者・初心者(未習者)の3つにクラス分けし、少人数できめ細やかな指導をしています。

数学においては、週4時間のうち2時間は代数(計算や関数など)を学習します。問題演習を繰り返し、解き方をていねいに確認することにより、勉強のしかたを身につけるとともに定着を図っています。

また、大学進学においては、新たな可能性を求めて挑戦する生徒を応援する意味で、学校が設けた期日(12月中旬)までに合否が決する入試に関しては、学習院大学、学習院女子大学への被推薦権を保持したまま他大学受験ができる仕組みも整っています。

行事と部活動

約30のクラブ・同好会があります。運動部では、水泳部や、ダンス部、陸上競技部、テニス部などが活発。文化部では、書道部、ブロックフレーテ・アンサンブル部、E.S.S.部、アニメ・まんが研究部などがあります。

行事は、球技会、遠足、運動会、八重桜祭(文化祭)、中1お茶会(道徳)、百人一首大会などがあります。

高等科になると、学習院の男女高等科と筑波大学附属高校との運動部を中心とした伝統ある附属戦が行われ、たくさんの中等科の生徒も応援に参加しています。

学習院女子中等科の受験情報

2017年の試験日

A入試 2月1日
B入試 2月3日。

※A・Bの併願は同時出願のみ可。

募集人数

2月1日90名
2月3日40名。

※面接試験は保護者1名同伴で約6分、なお、A・B同時出願の場合は初回のみ。

試験科目と配点

科目 試験時間 配点
国語 50分 100点
算数 50分 100点
社会 30分 60点
理科 30分 60点

偏差値

学習院女子中等科の偏差値はA入試60、B入試61です。

倍率

2017年の入試

受験者数

A入試210名 / B入試175名

合格者数

A入試104名(補欠0)/ B入試41名(補欠は30名)

実質倍率

A入試2.0倍 / B入試4.2倍

学習院女子中等科の学費

入学金 300,000円
授業料 658,000円
維持費 272,000円
父母会費 13,000円

※入学金は、理由によらず返還されません。
※金額は2017年度の額です。(参考)
※在学中に授業料その他納付金について変更があった場合には、新たに定められた金額を納める必要があります。

学習院女子中等科の入試問題と対策

算数

大問1〜大問2が計算問題、大問3〜大問6が応用問題という構成の大問が6題という出題形式です。

解答形式は、解答欄に考え方や計算過程を記述するという独自の形式となっているので、過去問の演習を繰り返し、記述力をつけておくことが重要です。

応用問題は、「作業系」の問題が頻出です。なかでも図形分野が頻出で、求積、展開図、切断、回転、点の移動、面積変化などあらゆる内容が問われるため、幅広く対策をしておくことが大切です。

国語

物語文が1題、漢字の読み書きが1題という問題構成の大門2題になっています。

学習院女子中等科の解答形式は、ほとんどが記述式です。字数制限がなく、自分の言葉で表現するという難易度の高い問題となっていますので、記述対策をしっかりと講じておくことが重要です。

漢字の読み書きは、難易度はあまり高くないのですが問題数が20問とボリュームがあります。この漢字の問題のケアレスミスが合否に大きく影響してくるので、日頃から漢字練習をしっかりやっておきましょう。

社会

大問3~4題という出題形式です。地理・歴史・公民からバランスよく出題されています。

解答形式は、記号選択、適語補充が中心ですが、一行記述形式の問題も数問出題されます。

記述問題は、知識だけではなく思考力が問われるような問題が多いので、日頃から「日本や世界では今、何が起こっているのか」といった関心を持って、新聞やニュースなどをチェックする習慣をつけ、自分の意見・考えをしっかりと論述できる力をつけるようしておきましょう。

理科

大問が4題程度という出題形式です。生物、化学、地学、物理の4つの分野から大問各1題ずつ出題されます。

解答形式は記号選択が中心ですが、年度によっては記述問題が半分程度出題される年度もあります。

すべての問題が、実験や観察・観測をテーマに出題されているため、知識だけで解くのは難しく、実験結果から物事を考察する科学的思考力が問われます。単語をただ暗記したり、計算を行うだけではなく、基礎の部分を確実に理解し、多くの問題をしっかりと自分の頭で考えながら解くように学習していくことが非常に重要です。

学習院女子中等科の過去問

学習院女子中等科合格のために必要なこと

学習院女子中等科の入試は比較的難易度が高く、ほとんどの科目で記述問題が多いため、思考過程を記述する力や、自分の言葉で物事を説明する力が合格のカギとなるでしょう。

日頃から、身近なことがらや社会のことに関心を持ち、それに対して「なぜ?」と疑問に思うくせをつけ、考える力とそれを表現できる力を身につけておくことが大切です。

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