同志社女子中学の偏差値や学費や入試問題、合格のために必要な事

同志社女子中学

同志社女子中学校の特色

同志社の創立者である新島襄の建学の精神を継承し、キリスト教主義・自由主義・国際主義に基づいた女性の育成を目指す教育が特徴として挙げられます。

2003年度より「リベラル・アーツコース」(LA)と医・薬・理工学の分野に特化した「ワイルド・ローヴァーコース」(WR)の2コース制を実施しています。

WRコースについては他大学への進学のサポートも行われています。

学校の沿革

1875年に新島襄が同志社英学校を開校。

その2年後1877年に同志社分校女紅場を開校しました。

女紅場は現在の同志社女子大学として現在に至っています。

1945年に同志社高等女学校が開校。

同志社高等女学校は1948年に同志社女子高等学校に名前を変更。

1947年に同志社女子中学校が開校。2003年よりコース制を導入して現在に至っています。

施設

学校の施設として普通教室・音楽教室や理科教室などの特別教室・図書館があります。

運動関係では体育館やトレーニング室があります。

進学先

同志社女子中学校のほとんどの生徒が同志社女子高等学校に進学します。

高校から同志社大学または同志社女子大学に進学します。

学校の周辺の環境

  • 地下鉄烏丸線今出川駅から徒歩7分
  • 京阪出町柳駅から徒歩10分

京都御苑の北側・相国寺の南側にあり、観光名所に囲まれた環境の良い場所にあります。

同志社女子中学の受験情報

試験日

  • 自己推薦入試:2024年1月13日(土)
  • 前期日程:2024年1月13日(土)
  • 後期日程:2024年1月14日(日)

出願時に①LAコースのみ志望、②WRコースのみ志望、③第1志望WRコース、第2志望LAコースのいずれかを選択します。

募集人数

  • 自己推薦入試:約55名
  • 前期日程:約160名
  • 後期日程:約25名

試験科目と配点

試験科目の時間と得点は次の通りです。試験科目と内容は同じですが、コースによって得点が変わります。

(1)LAコース

前期・後期日程共通です。4教科型(国語・算数・理科・社会)または3教科型(国語・算数・理科)のいずれかを出願時に選択します。

  • 国語;45分で、100点
  • 算数;45分で、100点
  • 理科;45分で、100点
  • 社会;45分で、100点

判定方法について、3教科型の場合、合計点の3分の4倍(400点換算)したものを総合点とします。4教科型の場合、国語・算数・理科・社会の合計点か国語・算数・理科の3分の4倍にしたもので高い得点を採用します。

(2)WRコース

前期・後期日程共通で、4教科型か3教科型を出願時に選択するのはLAコースと同じです。配点と試験時間は次の通りです。

  • 国語;45分で、150点
  • 算数;45分で、150点
  • 理科;45分で、100点
  • 社会;45分で、100点

判定方法は次の通りです。3教科型の場合、合計点の4分の5倍(500点換算)を総合点とします。

4教科型の場合、国語・算数・理科・社会の合計点か国語・算数・理科の4分の5倍にしたもので高い得点を採用します。

同志社女子中学の偏差値と倍率

偏差値

LAコース 57
WRコース 61

倍率

2023年度の倍率は次の通りです。

前期 受験者数 合格者数 倍率
LAコース 251名 135名 1.9倍
WRコース 103名 27名 3.8倍
後期 受験者数 合格者数 倍率
LAコース 349名 120名 2.9倍
WRコース 181名 37名 4.9倍

同志社女子中学の学費

入学金 100,000円
授業料 670,000円
教育充実費 130,000円
生徒会入会金 150円
生徒会費 3,600円
父母の会入会金 2,000円
父母の会費 8,000円
教育援護費 15,000円
予納金(教材・遠足等) 184,000円
修学旅行積立金 18,000円
指定体操服・運動靴・白衣 24,460円
特別授業年間費用(休暇中の講習を含む)*WRコースのみ 60,000円
WRコース予納金 30,000円
*これらの費用は2023年度のものです

同志社女子中学の入試問題と対策

算数

計算問題が多いことと文章題・図形問題が標準的なレベルであることが特徴として挙げられます。

解答時間が45分ということで、問題数が多いことからケアレスミスで点数を落とすことなく、正確に解くことが求められます。

日頃から計算問題を素早く解く練習をする必要があります。

国語

物語文と説明文が各1題出題されています。文章量と設問数が多いことが特徴として挙げられています。

設問については選択式・抜き出しが多く、文章記述が短めになっています。

漢字の書き取りもあります。45分以内に解答するには文章を読みながら解く練習する必要があります。

社会

全体的に標準的な問題で、難問は見られません。問題数が多いことから時間内に解くには正確に素早く解く必要があります。

選択式だけでなく、語句・人名・地名を書き取る問題があるので、漢字で正しく書けるように知識を正確に覚える必要があります。

理科

全体的に考えて答えを導き出す問題が多いことが特徴として挙げられます。

語句などの知識を覚えるだけでなく、日頃から考えて答えを出す習慣をつける必要があります。

対策として塾のテキストや過去問を繰り返し解くことが挙げられます。

過去問

同志社女子中学合格のために必要なこと

前期・後期日程ともに平均点が高いことが特徴として挙げられます。WRコースについては社会の合格者平均点が70点台ですが、残りの3教科の合格者平均点が8割台です。

ケアレスミスで点数を落とさないことが求められます。

LAコースについて、社会の合格者平均点が7割、残りの3教科が6割という高得点で、WRコースと同様にケアレスミスで点数を落とせない状況です。