青山学院中等部を受験するなら知っておきたい受験情報、合格のために必要なこと

青山学院中等部青山学院中等部は、東京都渋谷区にある男女共学の私立中高一貫校です。

ここでは、青山学院中等部の特色、偏差値や倍率、学費などの受験情報、そして合格のために必要なことについてご紹介していきます。

青山学院中等部の特色

青山学院中等部は、キリスト教信仰に基づく人格教育を重視し、「人を大切にする心」「自主性」「知性・感性・体力」「思いやり」が教育目標として掲げられています。また、高中部の教育理念は、「ひとりひとりの生徒の人格を育み、その自己実現を支える。

また、与えられた自分の力を他者のためにも用い、隣人と共に生きることを喜び、平和な社会に貢献する人間の育成を目指す」とされています。

文化祭なども、学友会(生徒会)や実行委員会の生徒が中心に企画・運営を行なうなど、主体性を重視した校風に特徴があります。

学校の沿革

1947年、新しい男女共学の中学校として青山学院中等部が開設されました。

戦前の中学部・高等女学部は新制高等学校として高等部・女子高等部となり、1950年に合併、共学の青山学院高等部となっています。

そして1986年、中等部と高等部が中高一貫として一本化し、現在の青山学院高中部となりました。

学校生活とカリキュラム

3学期制、週5日制、31時間授業となっています。

(特別な行事やクラブ活動などは土曜日でも行われます。)

授業は45分×6時限(木は7時限)です。

各学年で1時間ずつの聖書の時間があるほか、毎日2時限と3時限の間に礼拝の時間が設けられています。

また、中学3年生では週2時間の選択授業があるほか、科目によっては習熟度別クラスも編成されています。

行事と部活動

クラブ・同好会は運動部、芸術部、文化部、同好会などがあり、多方面で活躍しています。全校生徒の76%が運動系クラブ、28%が文化系クラブ、18%が同好会に所属し、クラブ活動は1人2つまで入部することができます。

行事も充実しており、オリエンテーションキャンプや文化祭などのほか、イースターやクリスマスの礼拝など、キリスト教の行事にも特徴があります。

施設

各校舎・各通常教室のほか、アリーナ、メディアスペース、プレイルーム、屋内プール、コンピュータ室、保健室、カウンセリング室など、充実した施設環境が見られます。

メディアスペースは書籍やグループ学習用のテーブルなどがあり、隣接の教室と合わせ、「教室+メディアスペース」という学習環境が整備されています。

また、プレイルームは壁一面に鏡が設置され、ダンス、卓球、武道系のクラブなど、様々な活動で使用されます。

進学先

中等部では95%以上の生徒が高等部に内部進学しています。

高等部においては、約85%の生徒が青山学院大学に進学、約15%の生徒が他大学を受験しています。

2020年の他大学への合格実績は、国公立大学4名のほか、早慶上智が20名となりました。

学校周辺の環境

  • 渋谷駅宮益坂方面出口から徒歩約12分
  • 渋谷駅59番乗り場より都バス(新橋駅前行)で約13分、「青山学院中等部前」下車徒歩約2分
  • 表参道駅B1出口から徒歩10分

周辺には国連大学や美術館などがあり、都心でありながら静かで落ち着いた環境にあります。

青山学院中等部の受験情報

試験日

2021年2月2日(火)

募集人数

男女合わせて約140名

受験科目と配点

科目試験時間配点
国語50分100点
算数50分100点
社会25分50点
理科25分50点

*面接はありません

青山学院中等部の偏差値と倍率

偏差値

青山学院中等部の偏差値は80偏差値で見ると男子が57、女子が64です。

倍率

2020年度の実質倍率は以下の通りです。

受験者数合格者数倍率
男子396名119名3.3倍
女子489名90名5.4倍

例年、女子の方が受験者が多く合格者が少ないので、倍率が高くなっています。

青山学院中等部の学費

1年2年3年
入学金320,000円
授業料570,000円570,000円570,000円
施設設備費362,000円296,000円230,000円
その他145,000円145,000円190,000円
合計1,397,000円1,011,000円990,000円

その他には、冷暖房費、保健料、後援会費、学友会費、旅行積立金、教材費、卒業積立金当等があります。

また、上記の費用のほか、初年度は制服や指定用品などの費用がかかります。

青山学院中等部の入試問題と対策

算数

試験時間は50分、配点は100点満点です。大問は14問で、大問1から3が計算問題、大問4以降が応用問題という構成になっています。

大問の数は多いですが、全体の問題数そのものはそこまで多くありません。最後の大問数問を除くと、小問のない大問がほとんどです。

ただし、大問ごとに単元が変わり、その大問の数も多いので、幅広い分野から出題される傾向が強いです。ほぼ全ての単元から基本的な問題が出題されるので、まず基礎固めを徹底し、苦手分野を克服しておく必要があります。

また、問題の中には時間のかかる問題も混ざっているため、場合によっては問題の取捨選択も必要になるでしょう。決して時間的な余裕があるわけではないので、過去問演習などから時間配分の感覚もしっかりつかんでおきましょう。

計算問題から手早く解いていき、文章題は解きやすい問題からどんどん解いていく、など、各々の得意分野に合った工夫も大切です。

国語

算数同様、試験時間は50分、配点は100点満点となっています。大問は5問で、漢字が1問、詩が1問、そして説明文や小説文などの読解問題が3問出題されます。

全体的に難易度はそこまで高くありませんが、文章量が多い傾向があるので、十分注意しなくてはなりません。早い段階から長めの読解問題に慣れておき、文章量が多くても根気よく読解する練習を重ねましょう。

論理展開や心情・場面の変化を正確に追っていき、スピーディーかつ正確な読解を心がけることが大切です。

設問形式は選択肢問題が多いほか、書き抜き問題や記述問題の出題もあります。書き抜きや記述ももちろん対策しておく必要がありますが、まずは選択肢問題の練習を徹底し、選択肢を正確に正誤判断する力を鍛えておきましょう。

また、詩の問題が出ることも大きな特徴です。詩はある程度慣れておかないと対応が難しく、決して油断はできません。

過去問演習はもちろん、似た傾向の詩の問題を多く解き、詩的な表現や設問の傾向など、しっかり慣れておく必要があります。

社会

試験時間は25分、配点は50点満点となります。大問は9問で、地理・歴史・公民(時事問題含む)分野から幅広く出題されています。

設問は選択肢問題と適語記入問題が中心で、基本レベルの問題が多い傾向があります。そのため、まず基礎知識をしっかり定着させ、過去問をはじめ問題演習を繰り返し、実力を磨いておくことが大切です。

特に選択肢問題では、知識の正確さが何よりも求められます。日頃から知識の精度を高め、ケアレスミスは絶対に避けるようにしましょう。

また、試験時間は25分で短いため、時間配分にも注意しなくてはなりません。資料などの読み取りも多いので、与えられた情報を速く正確に把握する力が必要になります。

基礎知識の定着に加え、情報の処理能力を鍛えることも意識しておいてください。

理科

社会と同じく、試験時間は25分、配点は50点満点です。4分野からまんべんなく出題され、大問は5問となっています。

こちらも試験時間が短いため、とにかく速く正確に解き進めなくてはなりません。基本レベルの問題が中心となっていますが、決して油断はせず、速さと正確さを両立できるよう、日頃から問題演習を重ねておきましょう。

設問形式は選択肢問題と適語記入問題が中心で、基礎知識をいかに正確に理解しているかが重要になります。特に選択肢問題などでケアレスミスをしないよう、知識の正確さをしっかり磨いておいてください。

そのほか、計算問題や時事に関する問題などの出題もあります。過去問から傾向を把握し、似た形式の問題に多く触れ、実戦力を鍛えておきましょう。

過去問

青山学院中等部合格のために必要なこと

青山学院中等部の試験問題は各科目の特徴が比較的はっきりしているので、まず科目ごとの傾向をしっかり把握したうえで、それぞれに合った力を磨いていく必要があります。

例えば算数であれば、様々な単元の大問に対応できるよう、幅広い分野を学習しておくこと、国語は長めの文章に慣れておくこと、そして詩の問題に注意すること、社会と理科はとにかく時間配分に注意したうえで、選択肢問題などで正確な知識を引き出せるようにしておくこと、など、それぞれの特徴に合わせて対策を進めることが大切です。

全体的に難易度が高いわけではありませんが、その分正確な知識の習得が求められます。

ケアレスミスが大きな差につながるおそれもあるので、基礎知識をいかに正確に定着させるかがカギとなります。

こうした点に注意し、それぞれの科目に合わせた対策を行い、実力をアップしていきましょう。

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